コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
???「お兄ちゃん!」???「おぉ、紅緒!久しぶりだな!」
???「こんちは」
ここは、紅色喫茶店。「紅緒」は「紅蓮」に呼ばれて、「光回茜」を連れてきた。
何故かと言うと……
紅蓮「茜さん!あなたはギャルなんだよな?」
茜「え?まぁそうだけど……」
紅蓮「次、描く漫画にギャルの女の子を入れようと想ってるんだ。だから俺にギャルが何たるかを教えて欲しいだ!」
茜「はぁ……まぁ良いけど」
紅緒「あのさ、お兄ちゃん?何度も言うけど茜さんがたまたまギャルってだけで茜さんの言うことがギャルに全部当てはまってるとは限らないからね?」
紅蓮「分かってるって!じゃあ早速レッツゴー!」
茜「紅っちのお兄さん、面白いね」
紅緒「まぁどっちかと言うとギャグ漫画のキャラって感じの人ですから」
三人は、紅緒たちの建物に入っていった。
◾︎◽︎◾︎◽︎◾︎◽︎◾︎◽︎◾︎◽︎◾︎◽︎◾︎◽︎◾︎◽︎◾︎◽︎◾︎◽︎◾︎◽︎◾︎◽︎◾︎◽︎◾︎◽︎◾︎◽︎◾︎◽︎◾︎
紅緒「店内でやるの?」
紅蓮「もちろん!ここならうるさい女もいねぇし!」
紅緒「うるさい女って……お姉ちゃんのこと?ちゃんとお店営業して方が良いんじゃない?今日営業日でしょ?お姉ちゃんに怒鳴られるよ」
紅蓮「大丈夫だ。ちゃんとドアに「close」って書いてある看板立てかけてあるし」
紅緒「それが大丈夫じゃないんだよ!!」
紅蓮「さぁ茜さん!教えてくれ!」
茜「良いよ〜じゃあ質問して〜」
紅蓮「じゃあまずは……」
紅緒「本当に大丈夫なのかな……」
◾︎◽︎◾︎◽︎◾︎◽︎◾︎◽︎◾︎◽︎◾︎◽︎◾︎◽︎◾︎◽︎◾︎◽︎◾︎◽︎◾︎◽︎◾︎◽︎◾︎◽︎◾︎◽︎◾︎◽︎◾︎◽︎◾︎
紅蓮「うーん……どうすっかな……」
紅緒「どうしたの?行き詰まってるの?」
紅蓮「これがギャルなのか……勝手にもっとおバカな感じかなって思ってたんだが……茜さん、ちゃんと人の目みて話せるし、仕事もできるんだろ?俺の求めるギャルと違うんだよな……」
紅緒「ちょっとそんな勝手な偏見持たないでよ……茜さんにせっかく協力してもらってるのに……」
茜「ワタシは全然大丈夫だよ」
紅緒「すみません……」
紅蓮「もう描くの諦めようかな……」
紅緒「ちょっとお兄ちゃん!」
茜「……これさ。ワタシの知り合いの閻魔ちゃんが言ってたセリフなんだけど」
紅蓮「な、何だ?」
茜「よく諦めるのだけはダメだ〜って言う人いるじゃん?アニメとかでもよく聞くし。でもさ……」
「「諦めても良いんじゃね?」」
紅緒「え?」
茜「だってさ。諦めたら少なからず一旦は安心できるじゃん?その安心を味わって、楽になれて……それで良いじゃん。その後もし、諦めたことを後悔したなら、また少しずつ探していけば良い。諦めた分時間はかかるかもしれないけど、それでも、諦めたからこそ自分の大切なもの探し出せることもあるんじゃないのかなって想うよ。……ってワタシは言われた。」
✦・┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ ・✦
茜「諦めて良い?マジで言ってんの?」
「「雨っち」」
雨花「そうだよ。諦めたからこそ諦めるまで追い詰められた経験があるからこそ、誰かに少しでも寄り添えたり、一時的かもしれないけど助けられることもある。「諦める」ことはそこまで失敗したってことにはならないと想うよ。諦めないと気づけない気持ちや分からない景色だってあるんだよ。その時得たものは絶望かもしれないけど、絶望した経験は今は程遠いけれど、優しさや温もりに繋がっていくと想うよ」
「だからさ!」
雨花「茜ちゃんが「生きることを諦めたこと」は今、冥府や自分のいる場所に一緒にいる人の力に繋がっていく……いや、繋がってたら良いなって想うよ」
茜はしばらく黙ると、
茜「別に後悔した訳じゃない。そこまで大袈裟な話じゃなくて、ただもっと単純に、正しかったのか間違ってたのか知りたかった……だけ。でも、ワタシのこの経験が誰かのために繋がっていくなら……」
「「間違ってはないんじゃね?きゃはは!」」
雨花「うん!」
✦・┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ ・✦
紅緒「雨花さん……」
紅蓮「今ので想い付いた……」
紅緒・茜「え?」
紅蓮はバンと叩いて立ち上がった。
紅蓮「ある日異世界に転生した勇者がギャルで少しずつ仲間を集めていくけれどその見た目は勇者に程遠く誰からも信頼されなかったがギャルの行動や言動に少しずつ突き動かされて魔王を討伐していくパーティーメンバーが結成され魔王に立ち向かう冒険譚(ノンブレス)」
紅緒「うわぁ、お兄ちゃんオタクモードになっちゃった」
茜「よっぽど雨花の言葉に感動したんだね」
紅蓮「よし!じゃあ早速描いていk」
???「ちょっとこのクソ兄貴……?」
紅蓮「げっ」
茜「だぁれ?紅っち」
紅緒「……先程少し話に出てきた私の姉です」
紅蓮「も、紅葉!ちょっと待ってくれ!今いい感じの構想がやっと出てきたところで!」
紅葉「店をサボってくっだらないことしてんじゃねぇわよ!」
紅蓮「くだらなくないぞ!お前だって昨日は男装バーで酔い潰れるまで飲んでたくせに!」
紅葉「それは明日つまり今日が、私の休日だからよ!だから飲めたの!全く……父さんと母さんが旅行に行ってる時に……」
紅緒「お父さんもお母さんもこの問題兄妹を放っておいてよく旅行行けるなぁ……」
茜「ワンチャン逃げてる説あるくね?」
紅緒「あぁあり得そう……」
紅葉「さっさと開店準備しろ!!」
その後は、茜と一緒に紅緒は喫茶店でパンケーキと紅茶を食べて二人仲良く帰って行ったそうな。