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今日も、彼らは戦争をする。
勝利を収め、時に敗北し、それでも挑み続ける。
地域の、市民の、軍の治安と権利を守るために。
自由をもたらし続けるために_
この戦乱の時代、各国での開発が後を絶たなかったのが
『戦闘兵器』
である。
人間を無理矢理改造し、戦闘専用に作り替えた、戦闘しか脳にないような機械のこと。
殺すことに、同情は要らない。感情は要らない。躊躇など以ての外。
戦争に勝つ、それだけを目的としたプロジェクトだ。
Y市は、そこの研究所と対立していた。
人を改造するな、改造された人間の気持ちになれ、と、
プロジェクトを廃止するよう強く訴え続けていた。
頻繁に争いを起こし、敗北と引き分けを重ねていた。
機械に人間が勝てる日は来そうにもなかった。
▷そんなある日、戦争で、
「た、助けて下さい!!!」
一人の兵器が声を上げた。
その兵器は、もう一人の兵器を連れて、トントンに頭を下げた。
「俺は、俺達は、!貴方達と戦う気はもうないんです!!だから!_」
トントンは驚いた。兵器は基本感情がない。
改造で失っているはずの感情を、彼は剥き出しにして訴えかけていた。
その異常事態を、彼は見過ごせなかった。
手を伸ばした。そして、腕を掴んだ。が、掴んだのは彼が連れてきたもう一人の兵器だった。
「ショ_、」
「ゾムさん、だけでも、…救わ、れ…」
彼は、別の兵器に連れ去られた。
苦しそうな表情をしていた。
恐怖に満ちた、歪んだ表情でもあった。
トントンは、彼の幸福を願うしかできなかった。
▷戦争が終わり、軍基地内
「えぇぇぇぇ!?!?」
戸惑ったような鬱の声が軍基地に響く。
当たり前だ。対立していた研究所から兵器を連れ帰ってきたのだから。
「そ、その子は…なんで?どういう経緯なんや?」
少し早口になりながらシャオロンが問う。
トントンは幹部全員を招集し、事の経緯を簡単に説明した
感情のある兵器がいたこと、助けを求められ、見捨てられなかったこと、名前がついていたこと、
もう一人の兵器のことも、全て。
sha「…兵器って…成功作?…まぁ、戦闘能しかない奴らだけが戦場に出るとちゃうんか」
em「普通そうです。が…彼らは失敗作をも戦場に出し、捨て駒や肉壁として扱っていると考えら_」
sha「ゴミカスやん●ね」
そう言い合っている間にも、彼…ゾムは一言も喋らず、1ミリも表情を変えなかった。
機械だからだろう。
ut「まぁ…事の経緯もわかった。で、…どうするん…?」
沈黙が流れ、四人でゾムを見つめる。
それでも、4人がいないかのように明後日の方を向いている。
連れてきた本人が決めるべきだ、と、3人はトントンに決断を仰いだ。
_
ずっと昔は、彼も人間だった。普通の子供だった。
そんなことを考えると、ますます研究所に対する憎悪が肥大化してくる。
悔しくなる。もっと俺等に勢力があったなら、力があったなら。どれだけ多くの人を失わずに済んだか。
_
tn「引き取るよ」
絞り出したかのような、苦しい決意を固めたような声だった。
sha「俺は、その判断を尊重する」
em「何でも手伝います。多分…貴重な経験になるからな」
ut「…多分、分岐点の一つやな。」
そうして、
四人の意見が重なり、ゾムは軍に引き取られた。
ゾムはこの状況を理解していなかった。
今までにないことだったからだろうか。言われるがまま、見知らぬ彼らの後についていき、ある一室に閉じ込められた。
閉じ込められることに不満はなく、不快な思いもしなかった。
それが、ゾムにとっては異例の事態で、不思議なことで、初めてのことだった。
『閉じ込められたら、嫌なことがある』
この常識を覆された瞬間。
この先の事を、ゾムは想像すらできなかった。
わこマリ。
短めに終わりましたー…すみまてん。
mzybには確か、ガイドラインが2025年の10月くらいに爆誕してましたね。
二次創作作成者の方々(同士)はガイドラインを守りながら、
うっきうきで制作しましょう。
俺もそうします。
この作品は中編になりそうだなぁという気がします。
今作こそ、ちゃんと結末まで導いてあげるつもりなので、どうか見守っていてください。
暖かい目じゃなくてもよいので。
それではまた次回。
おつマリ。