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注意
読切かと…
ちょい(?)
紫×赫
水×桃
黄×翠
猫天使様のコンテストに出す作品です。
赫視点
許せる方のみどうぞ⤵︎
君達は『魔法』があると信じる?
俺は信じていない。
所詮は人間の理想を詰めもんだもの。
信じてたまるか…
「赫ー」
そう言われて俺は起きる。
「おはよ、」
「はよ、」
こいつは紫。
正直言ってクッソイケメンだと思う。
俺の好きなやつでもあるからかな…?
あ、そうそう、今週は翠の家でお泊まり会。
翠の家はでかいと思い知らされた。
「下行こうぜ」
彼は言う。
「あぁ、」
そう言って部屋を出て、下の階は向かう。
とん、とん、
階段の音が響く。
気まずい空気だ…
ドアを開けるとソファーに黄が座っていた。
「あ!赫ちゃんに紫!」
「おはよ!」
「はよ、」
黄の挨拶の返事に俺と紫の声が被った。
「w、仲良いね!」
黄はそう言ってテレビに目を向ける。
テレビには今日のニュースが流れていた。
《昨日は全国平均的に魔力が消費されました。》
《今日は魔力を抑えて過ごしてください。》
耳を疑う。
何を言ってるんだ。
魔力?
魔法でもあるのか?
そんな事を思っていたら
水と桃が降りてきた
「おはよ〜」
水がそう言って、桃も、
「おはよう。」
そう言った。
桃はいつもよりビシッとしてる。
凄い違和感…
すると桃が水にバックハグをしながら
「翠は今ご飯でも作ってんの?」
と聞いた。
「そうだよ!」
黄が嬉しそうに答える。
言われてみれば台所からいい匂いがしてくる。
「ご飯できたよ〜」
「黄ちゃん、皆んなを…」
「って、みんないるじゃん!」
この台所から出てきたのは翠。
この家主である。
「頂きます。」
みんなの声が揃う。
なんか嬉しい。
(もぐもぐ…
やっぱ翠の料理はうまいな…
「そうそう、」
話を切り出したのは水。
「最近できた魔法具屋に行かない?」
魔法…
さっきから魔力とか魔法って…
この世界には魔法なんて存在しないはず…
もう、何の話なのか…
「そういや新しい魔具が売ってるって噂だったよな…」
紫はそう言って手を合わせ
「ご馳走様。」
と言った。続けて俺も
「ご馳走様。」
そう言う。
みんながご飯を食べ終わって、
出かける準備が終わると玄関に集まって
「テレポート」
翠がそう言って俺の見覚えのあるような場所に来た。
お店に入ってみると、
見たことのない物が浮いていた。
「わー!魔具いっぱい!」
黄がはしゃいでる
「…」
紫はなんか同じのをじっと眺めてる…
てかここめっちゃ面白い!もっと見たい!
そう思って俺は
「もっと奥の方見てくる」
そう言って奥へと進んでいく。
奥へ、奥へ…
もっと…
もっと…
ぱぁぁぁぁっ
「綺麗…」
俺は目を奪われた。
あまりにも美しかったから。
「珍しい。」
見惚れていると何処からともなく人の様な声が聞こえた。
「え?…」
振り返っても誰もいない。
「だ、誰…?」
俺は聞くとやはり何処からともなく声が聞こえ、
「怪しい物ではない、」
「ここの魔具屋の店主だ。」
と、だけ言われた。
だからだろうか、俺は直ぐに
「これは何?」
綺麗な魔具を手で包むようにして聞いた。
「それは惚れ薬のような物だ、」
惚れ薬のような物…?
「惚れ薬じゃないのか…」
そう呟くと
「あぁ、」
「実際に思い人に使うとそいつは惚れるが、な…」
「へぇ…」
…
紫にも…
効くのかな…
「毎度〜」
「…」
俺は気付けばその綺麗な魔具を買っていた。
使い方も聞いたし、
あとはー
「あ、赫ちゃーん!」
「ん?」
「ん?じゃないよぉ!」
「わりぃw」
翠が俺に気付き声を掛けてくれた。
「帰るよ、」
「みんな待ってるし〜」
「帰りは歩きなんだな、」
「俺も魔力の使いすぎで怒られるのは勘弁だし〜」
「そっ…」
家に着いて俺は早速部屋に篭り、
綺麗な魔具を取り出す。
「紫。」
俺はそう言って目を閉じたー。
ぱちっ
目を開ける。
「赫!」
起きると目の前に紫がいた
「はよ、」
俺がそうゆうと
紫は顔を赤くして
「はよ…////」
と言った。
何故顔を赤くしてるのか…
俺はもう
知れないかも知れない。
俺は今昨日来た“はず”の魔具屋に着いた。
しかし
そこは魔具屋ではなく、“綺麗”なお花畑だった。
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取り扱い説明書。
種類
・犠牲魔具
・恋愛魔具
使い方
誰もいない部屋でこの魔具を置いて思い人の名前を言い目を閉じる。
注意
あなたの思い人への気持ちは消える。
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END
解説は次回。