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こんちくわんこそば!
こちらは「日本が病む話(仮)」の続編?まぁ同じ世界線上の話なので、先にそちらを読んでからの方がより楽しめると思います!強制じゃないですよ???
あとバチクソ下手なので気分悪くしないように!自衛大事よ☆
ではでは本編へGO!
また、悪い夢を見た。
いや、悪くないのかもしれない。良いのかもしれない。とりあえず、起きたらとてつもなく孤独感に襲われる夢。
具体的にすれば、「故人が出てくる夢」とでも言っておこうか。
その”故人”は、いつも微かに笑っていた。優しく、撫でるように笑っていた。
それを見るたび、私は虚しくなった。救えなかった、救われなかったと。
“故人”と私は、親子の関係であった。易しく言えば、”死んだ父さん”である。
今から81年前の夏、死んだ父さん、もとい大日本帝国は姿を消した。死んだのだ。死んだから、もう会えないのだ。
───そう、思っていた。
伊「ねーねー日本とドイツ~!この本見てなんね~!」
目を輝かせながら、イタリアさんが古びた本を抱えて駆け寄ってきた。
その日はイタリアさんにピザを食べてくれと言われ、家に招かれた日だった。
久しぶりに家に招かれたので、ピザの試食会以外にも用件はあるのではないかと思っていたが、予想通りであった。
日「『故人を生き返らす方法』…?」
たしかに本にはそう書いてあった。妙なくらいぼろぼろになった表紙は、相当昔のものであると思わせる。
独「ついにおかしくなったんだなイタリア…」
ドイツさんがため息まじりに言う。たしかに、私もそういう魔法じみたものを信じる気には、今のところなれないでいる。
伊「いやおかしくなってないんね!」
咄嗟に否定した声は、どうやら本気でそう思ってるらしい。いつもより心に響いて聞こえる。
故人と云うと、あの夢を思い出した。夢なんて起きたらすぐ忘れてしまいそうなものだが、あの夢は心の片隅に残っていた。
本当は思い出したくなかった。思い出すとまた、あの喪失感と後悔がどっと押し寄せてくる。体の中が泡立つような、興奮というか恐怖というか、複雑な感じがする。
日「…どんな内容なんです?」
さっきまでは内容なんか見ても仕方がない、という気持ちだったが、あの夢が脳裏を過ると、関心めいたものが湧き上がってきた。
これで、父さんを───。
…いやいや、まだ早まってはいけない。
伊「やっぱり気になるんね!?日本とは気が合うんね〜!」
日「はは、そうですね~…」
伊「棒読みひどいッ…!」
そう言って高揚しているイタリアさんを横目に、ドイツさんは表紙をめくった。
厚めで、ぼろぼろになっても輪郭だけははっきりとしている表紙だ。
表紙の後の見返しは、ごく普通の見返し。良くあるような、と言ったらいいのだろうか。模様が描いてあった。
そして、いよいよ本文へと手をつけた。普通はまず「まえがき」とか書いたりするものだと思うが、この本は珍しく、早速本文から書いてあった。
少し緊張しているのか、手が強張っているのを感じる。
一文目は、縦書きでこう書いてあった。
『故人を生き返らすためには、故人自身の魂と、己の魂が必要である。』
…魂。
やはり見るべきでは無かったのかもしれない。そんな非物質的なものをまるで材料であるかのようにするのは、少し違っている。
そして、次の文には、
『故人の魂を物質化するのには、己の魂の力がいる。』
と書いてあった。
独「魂の…力?」
ドイツさんも、私と同じ所で引っかかったらしい。『魂の力』とは一体どのような力なのだろうか。そもそも、自分の魂はどのようにして取り出すのだろうか。
伊「何か一行目から訳分かんなくなったから、日本たちに読んでほしいんね!」
そういう霊的で、いかにもな話は、大体よく分からない文章からスタートする。イタリアさんの気持ちもよく分かる。
その後も文章を読む目を進める。なんだか心が本に入りこんでいくような、惹かれるものがそこにはあった。
『魂を”保管”する為に、依代を使う。己の体を依代とする己の身体は、依代の質量が大きすぎて魂本来の力を発揮できない。依代は、なるべく質量の小さい、身近な物であれば河原の石などが良い。』
ますます分からなくなってきた。そこの部分を繰り返し読んでも、いまいちだ。
独「なるほどな…」
ドイツさんが本を閉じて、体をこちらに向けた。
伊「何かわかったんね…!?」
期待に満ちた目でこちらを見てくるイタリアさんは、今にもドイツさんが答えるのを待ち構えていた。
独「いや、よく解らん。大体、こんな本どこで買ってきたんだ」
古びた本を一瞥した後、イタリアさんは言った。
伊「リサイクルショップなんね…」
リサイクルショップとは、本当にいかにもな感じだな。
日「依代に石ころって、いくら何でも心細いですよね…」
独「たしかにそうだよな…」
ドイツさんからするとくだらないと言っても良いくらいの内容なのに、真剣な眼差しだった。もしかすると、ドイツさんも自分の父親を思い出しているのかもしれない。
日「その…この本、少し借りてもよろしいですか?来週、いや明後日には返しますので」
この本を読まないと。そんな気がしてならない。
独「あぁ。俺は構わない」
伊「ioも!」
日「ありがとうございます…!」
何故か惹かれる。あの本に。
【お知らせ】
明日から3日間、ちょっと用事があって投稿できません…
これは本当にすいません!
♡・コメント・フォローはやばい…嬉しすぎる…!
ではまた次回!ばいばーい!
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#中日
初のカンヒュ民
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コメント
3件
うわ、これ……すごく引き込まれました。第1話とは思えない密度ですね。「故人が出てくる夢」から始まる冒頭の孤独感の描写がもう胸に刺さる。そしてイタリアが持ってきた古びた本と、あの「魂」とか「依代」っていう不気味な設定——現実離れしてるのに妙に惹かれる。日本が「借りてもいいですか」と手を伸ばした瞬間の、あの切実さがたまらなかった。続きがめちゃくちゃ気になります!