em「よし…これくらいですかね…?あぁ速くお会いしたいなぁ…」
手に抱えた大量の資料や物語。嬉々とした表情からは彼がどれだけ楽しみにしているか覗える。
軍の一角の図書室には色とりどりの背表紙が並べられ、沢山のジャンルで満ちあふれていた
em「♪急いでコネシマさんの所に行きますか」
rb「コネシマ?あぁ、あいつ◯タバ買いに行ってるから今はいないで?」
em「は…?」
rb「あー、俺が頼んだんや。あれやろ?大蛇探しやろ?」
em「は…はい…」
rb「ここ最近の目撃情報とかまとめる代わりに行ってきてもらったんよ」
em「なるほど…」
rb「んで、これがその目撃情報。少ないおかげで直ぐにまとまったから。エミさんに預けとくな」
そう言って渡された確かに少なめな資料を受け取り、軽く目を通して深く掘られたような隈を擦るロボロにぺこりと頭を下げ、通信室を出て行った。
em「あ!シャオロンさん!」
sha「おおエミさん!資料集まったか?」
em「それはもうバッチシ!準備万端ですよ!!」
sha「あとはコネシマだけやけど…」
kn「おーい!グルッペン連れてきたでー!!」
遠くに見える金髪2人組にエーミールとシャオロンは直ぐに誰だか判断する。顔面偏差値のおかげか周りにいる人たちの反応も相まってよけいに分かりやすい
gr「よし。ではまず彼の情報を整理していこう。」
そう言って資料を机に広げていくグルッペン
kn「と言っても、危険かどうかを判断するだけやしどうせ軽い武装だけして行くんやろ?」
gr「まぁそうだな。」
sha「そもそもこんなんで本当にあいつのことが分かるんか?」
kn「そう言われればそうやな」
em「うーん…特に目立った情報も……………あれ?」
gr「ム…?」
em「この目撃情報………ついさっきのものですけど…」
gr「それがどうしたんだ?」
em「いや…2人がいなくなった時間と大体同じ時間じゃないですか?」
kn「…あ…………」
sha「…」
em「多分この時刻…予想でしかありませんがゾムさんともう出会っていたのでは…?」
kn「…正確な事は分からん。けれど………あいつとはもう会ってる。そしてそれからあいつは外に出てはないハズや。扉が開くような音もしなかったし、抜け道も見あたらなかったで。」
em「じゃあ……この目撃情報は………」
そう言ってエーミールはその資料を差し出す。しっかりと写真の貼られた目撃情報だ。
sha「…間違いない…あの人や」
kn「似てるだけか…?まるでゾムが『二人』いるような……」
em「………これは…行ってみる価値がありますよ……!!伝説上の大蛇!!速く行きましょう!!」
gr「ふむ…面白そうだな。何か秘密がありそうだ!!行かない訳がない!!コネシマ!!シャオロン!!一分以内に支度を済ませろ!出発だ!!」
sha・kn「了解!!」
?「………あれぇ?またあいつら来るのかぁ。いいなぁ『成功作』は人気者で……僕はいつだって独りぼっちなのに…」
?「あいつさえ…あいつさえいなければ僕だって友達がいたのに………」
?「…許せない………許せない許せない許せない!!あの眼鏡…!!青い眼鏡!!僕の大切な友達を殺しやがって…!!殺してやる!殺してやる!!女たらしのクズが!!」
建物の屋上から見下ろす影。まだ誰も気づけない。
これからどんな不幸が待ち受けているかを────
コメント
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女たらしの屑.....? あぁダメやあの人しか出てこん
女たらし…女たらし…ダメだあの人しか出てこないw
女たらしのクズ.......ww小説内ではあの人しかおらんw