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和  「じゃあ今日は終わり!帰ってゆっくりしいや?」

丈  「どうせ寝不足やろ?相手の事気になりすぎて。」


げ、やっぱり年上組は鋭い。


大  「バレてもうた?笑帰ってゆっくりさせてもらうわ〜。もちろん流星とな!」


ニコニコとこっちを見る大ちゃん。ほんまに今まで喧嘩してたんかってくらい普通や。


大  「え、嫌なん?」

流  「なわけないやん?じゃあ帰ろっか。お先に失礼しまーす。」

和  「おん!お疲れ!」


皆にあったかく見送られながら大ちゃんと二人、事務所を出た。少し歩いて多くの人が待つ交差点まで来て信号は運悪く赤。最悪や。


流  「んっ….大ちゃ、」


僕はこの交差点が嫌いや。過去に1度痴漢の被害にあったからや。あれ以来、また触られるんじゃないかって怖くなる。


大  「流星どうしたん?」


そうやん。あの日の事大ちゃんは覚えとらんのや。あの時、怖くて声が出せない状況でもすぐさま気付いて助けてくれた事も。….どうにかしてこの場をしのがなあかん。


流  「…..手、繋いで欲しい。」


いつもなら、絶対しないお願い。万が一ファンにバレたら。それが怖いのもあったし、まず僕のプライドが許さない。


大  「なーにー?今日は甘えたなん?笑 可愛ええなぁ。」


万遍の笑みを浮かべながら手を繋いでくれる大ちゃん。僕は静かに手を繋ぎ返した。


大  「幸せやなぁ、俺。世界で1番大好きな人と毎日いられて。」


大ちゃんの惚気話が始まる。いっつも穏やかで、少し寂しそうな顔をしながら今自分が堪能している幸せについて語り出す。これがまた長い。


大  「そんでな…」

流  「青なったで!さっさと帰ろ!」


大ちゃんの手を引いて家に帰った。


大  「たっだいまー!って誰もおらんか笑」

流  「….おかえりなさい。」

大  「…ただいま、流星。愛してんで。」


そう言われると暖かい大ちゃんの胸に抱かれる。ここは僕の特等席。誰にも取られた無い。


流  「僕な、たとえ大ちゃんに忘れられても良いで?忘れられたら、また思い出いっぱい作れるからな!」

大  「でも、今までの思い出は全部消えんで?」

流  「それはいやや….でも、大ちゃんといれるなら、我慢する。」


上目遣いを使って可愛く大ちゃんを見つめる。大ちゃんはこの顔に弱い。


大  「ホンマにアカンわ笑 流星可愛すぎ。チュ」

流  「えへへ///」


もう少しだけでいいから。このままの幸せでいさせてくれんかな。

この願いが叶うのならば、どんなにいい人生だろうか。






はい!7話でした〜!ほんとにすみません、リアルに忙しかったです┏○

コメント良ければください!リクエストもお待ちしてます!

次回もまた見てください(❁´ω`❁)

拝啓、愛する君へ。

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