テラーノベル
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目が合った瞬間、お互いに考えていることが分かってしまった。
彼なんて分かりやすすぎて、思わず笑いそうになる。
mob「お、今目ぇ合った」
友達が鋭く指摘する。
ak「え」
pr「え」
また同時に声が出た。
mob「息合いすぎやろ」
pr「たまたま!」
彼が慌てて否定する。
でもその反応が余計に怪しい。
友達はしばらくニヤニヤしていたけれど、結局話を戻した。
mob「で、どうするん?」
mob「土曜空いてる?」
pr「俺は空いとる」
彼が答える。
その直後、ちらっとこっちを見る。
分かりやすい。
ものすごく分かりやすい。
ak「……俺も空いてる」
そう答えると、彼は少しだけ嬉しそうな顔をした。
友達たちは予定を立て始める。
その横で、彼からメッセージが届いた。
pr『終わった』
思わず吹き出しそうになる。
ak『まだ何も始まってない』
pr『二人で出かける予定立てようと思っとったのに』
ak『声に出てる』
pr『うそやろ』
出てないけど。
数秒後。
pr『じゃあ別の日作る』
その一文に、胸が少し温かくなる。
ak『うん』
短く返す。
すると向こうからすぐに。
pr『絶対』
返信が来た。
放課後。
終礼が終わると、彼はいつものように机の横に来た。
pr「帰ろ」
ak「早い」
pr「今日は話したいことある」
真面目な顔。
少し気になりながら、一緒に教室を出る。
廊下を歩いて、昇降口を抜ける。
夕方の風が気持ちいい。
彼はしばらく黙っていたけれど、人通りが減ったところで小さく口を開いた。
pr「なぁ」
ak「ん?」
pr「今度の休み」
少しだけ照れたように笑う。
pr「二人で出かけへん?」
その言葉を聞いた瞬間。
今日一日で一番、心臓が跳ねた。
コメント
1件
うわあ、この30話、めっちゃいい……!教室で目が合って、友達に「息合いすぎ」って言われるところ、リアルすぎてニヤニヤしちゃった。彼が「絶対」って返してくるところ、心臓が跳ねたの分かるよ。「二人で出かけへん?」の一言に全部持ってかれた。この甘くてちょっと照れる感じ、大好きです。続きが待ち遠しい!
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