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第42話 アヤメの過去1/4
前回までのあらすじ
ユメの過去を見た。以上。
※ここから下はアヤメの過去になります。美涼か迷ったけどアヤメにした。
これは、私が「固有力」と出会い、黒野と出会った経緯だ。
私の名前は(以下略)。現在高校1年生だ。
いま、私とお母さんで、「試薬会場」に来ている。実を言うと、今の私たちはお金があまりない。なので、私たちはこの場所に来ている。
「え〜まずここに苗字を書いてください」
カキカキ…
「お母さん、なんだか緊張するね。…思ったけど、ここって怪しいところじゃないよね?」
「大丈夫だよ。試薬はだいたい政府とか何とかに乗っ取ってやってるとか何とかってどっかで聞いたことがあるような気がするから」
「確証がないな!!」
そんなコントをしながら、始まるのを待っていると、会場の前の方に、白衣を着た科学者のような人達がぞろぞろとやってきた。
「え〜皆様、大変長らくお待たせしました。これから、試薬実験を始めさせて頂きます」
会場内のスピーカーから声が反響して聞こえる。
「なお、この実験では、何個でも錠剤を飲んでも良い事となっております。何個も飲む場合は、私の所まで、おいでください」
安全かどうかも知らないやつをわざわざ飲みに行くやつなんかいる訳…。
「なお、何個も飲んだ場合は、貰えるお金の数が指数関数的に増えていきます」
oh……。お母さん大丈夫かな?
「私・・・。逝くわ」
「早まるな母上よ!安全かどうかも分からないやつを何個も飲むのは危険が危ないよ!」
「大丈夫。お母さんに任せなさい。私は気絶するまで飲むから」
さ、流石に冗談…だよね。
「それでは、初めて行きます。まずは右手に見えます、佐々木さんの所に並んで、錠剤を確保してください。そしたら、入場の時に配られた紙の番号の部屋に入ってください。その状態で1週間様子を見ます。睡眠、運動、食事などは、しっかりと管理しているので、ご安心を」
そして、私は佐々木とやらの所に並んだ。
「すみません、私錠剤を何個も飲みたいんですけど」
「はい。かしこまりました。それでは、何個ほど欲しいか申し上げてください」
「うーむ。とりあえず6個位で」
「承知致しました。それでは、こちらの紙を、あちらの佐々木さんの所に持って行ってください」
「はい。分かりました」
そして、お母さんがこちらに来た。私は少し行動が遅れたから、1番最後だ。
「貰えた?」
「ううん。ここで貰うらしい」
「そうか」
そして、前の人たちがいなくなるのを待った。
にちのうcv.美涼
「美涼さん…ですね。はい。2つどうぞ」
「ありがとうございます」
よし。ようやく貰えた。カプセル型の錠剤か。これで赤、青、黄のウイルスでも消すんかな?
「えっと…6個ですね。はい。どうぞ」
「ありがとうございます」
お母さんはしっかり6個貰えたらしい。
「(´・ω・`)」
「どうしたの?そんな顔文字みたいな顔して」
「ごめんね、お母さん、あまりお金稼げそうにないや」
「ど、どうして?」
「だって、6個じゃ少ないじゃん…」
「大丈夫だよ。6個あるだけでも凄いし」
そして、お母さんを宥め(なだめ)ながら部屋に入った。