コメント
4件
孤高の....、中身は愛情に飢えた子供🤔 アカリンだけではなく ミコティもだよね~🥺 本当は寂しがりやで 愛されたい者同士💓 上位互換の上書きを思い切り楽しんで、いっぱい愛し合ってね‼️👩❤️👨💝✨
ミコアカワールドは天下一品だよね(σ•̀ᴗ•́)σ💕 あ、🍜ラーメンじゃないよ?朱里ちゃん。。。(笑)😅
ミコアカーっダー ィ ス キ ッ ♡ いいよねー♡いいねー♡ミコアカワールド💖勃っちゃって〜🤩
私は胸の奥に秘めている〝あの時〟の尊さんの姿を思い出し――、コクンと頷いた。
この人が解き放たれるなら、もっと自由に生きられるなら、側できちんと見届けよう。
「じゃあ、兄貴、三ノ宮さんに『話がしたい』って連絡してくれ。日付は一月六日土曜日、時間は……そうだな、十四時にパークウェルティーズ東京のラウンジカフェで」
「……やけに具体的ですね?」
私が尋ねると、尊さんはニヤリと笑った。
「時限爆弾なんだ」
「……相当な威力があるのは、何となく想像します」
「見届けるためにお前にも来てもらうけど、被弾はさせないよ」
「ありがとうございます。盾にします」
「……お前、塩対応になるにはまだ早いぞ。エミリを見習うな」
尊さんは私の顎をキュッと掴み、不満げに目を細める。
その様子を、風磨さんがニコニコして見ていた。
「尊に好きな人ができて本当に良かったよ。朱里さんはいい人っぽいし、これからお付き合いしていけるのが楽しみだな」
風磨さんの言葉を聞いて、尊さんが「は?」という顔をしたからか、彼は慌てて言い直す。
「いや、家族ぐるみというか、グループデート?」
「学生じゃないんだから、勘弁してくれ」
意外と可愛い兄弟のやり取りを見て、私とエミリさんはクスクス笑った。
**
それから問題の一月六日になるまでは、師走という事でめちゃくちゃ忙しく過ごした。
けど、週末にあるクリスマスには尊さんとデートできた。
彼が前に言っていたように、昭人とした事を〝上位互換の上書き〟をする内容だ。
昭人はお洒落なレストランや、ちょっといいホテルに連れて行ってくれた。
でも尊さんが選んだ場所はどこもワンランク上で、ほっぺが落ちるような美味しい料理を食べ、美味しいワインを遠慮なく飲ませてもらった。
……いや、前みたいに潰れたらアレなので、ほどほどにだけど……。
「美味いか?」
「美味しいです。尊さん最高。いい男!」
赤ワインを飲みながら浮かれて言うと、彼は呆れた顔をした。
「お前、飯や酒を驕ってくれる男に、ホイホイついていくなよ」
「何ですかそれ。飴ちゃんもらう子供じゃないんですから」
「お前は自分がかなり単純にできてるって、ちょっと自覚しておいたほうがいいぞ」
「単純って酷い」
「シンプル」
「英語に変えても駄目」
「可愛い」
「へっ?」
いきなり可愛いと言われ、私は目を丸くする。
「お前はな、ちょっとエサでおびき寄せられたらついていく、仔犬みたいなもんなんだよ。つらい事があって孤高ぶってるけど、中身は愛情に飢えた子供だ。だから危なっかしくて、目を離せないんだよ」
「そんなの……」
子供と言われてムッとしたけれど、彼の庇護欲を感じ、ジワッと頬を染める。
「元気なのはいい事だ。いつまでもそうやって俺に文句を言ってくれ。……ただし、俺の掌の上でな」
微笑まれ、この上なく恥ずかしくなった私は、誤魔化すようにワインを飲んだ。
レストランでの食事が終わったあと、私たちはスイートルームに向かった。
一番いい部屋らしくて、私はアホみたいな広さの部屋に入って途方に暮れる。
「どうだ? 気に入ったか?」
「…………アホですか」
私の言葉を聞き、尊さんはガックリ項垂れる。
「……お前、そういうところだぞ。素直なのはいいけど、肝心なところで男を立たせないと」
「別のところを勃たせてあげますから、いじけないでくださいよ」
そう言うと、尊さんは目をまん丸に見開いてドン引きした。
「……割とオヤジだったんだな……。うわぁ……、俺、恐くてそんな事言えねぇわ。今どき、すぐセクハラとか言われるし……」
「ちょっと! 今の喜ぶところでしょ!? せっかく勇気出して言ったのに!」
真っ赤になった私がポカポカと尊さんに殴りかかると、彼は声を上げて笑った。
そしてグイッと私を抱き寄せ、チュッとキスをしてくる。
「期待してるよ」