「っ~~~~」
妖艶に笑われ、お酒の力を借りて大胆にいこうと思ったのに、もう後悔していた。
……でもやられっぱなしは嫌だ。
私はキッと尊さんを睨むと、彼の腕を振りほどき、数歩離れる。
「クリスマスだから、高い下着つけてきたんです」
「それは素晴らしい。……まぁ、ここじゃなんだし、向こう行こうぜ」
尊さんは私の手をとり、ダンスのようにクルリと回してから、ソファのほうへ歩いていった。
そしてソファに座り、ジャケットのボタンを外してから脚を組む。
「どうぞ?」
小首を傾げて微笑まれ、一気にハードルが上がった。
(やっぱり自分から誘惑するとか、向いてなかった……! でも、今さら引き下がれない)
私は覚悟を決め、バッグをテーブルの上に置く。
キャメルカラーのコートのボタンに手を添えると、尊さんがスマホを出して操作し始める。
「これから脱ぐのに……」と思っていたら、いきなり部屋にあるスピーカーから、ムードのあるジャズが掛かってボボッと赤面した。
さらにハードル高くなった!
「恋人たちのクリスマスには、色気のある音楽がなきゃな」
「な、何ですかこれ!」
「あれ? ジョン・コルトレーン知らない?」
「し、知らないです。そ、そうじゃなくて……」
私たちがいるのはこの上なくお洒落な部屋だ。
雰囲気に負けそうだったからわざと茶化したのに、気がついたらこうやって尊さんのペースに乗せられている。
ずるい……!
絶望的な羞恥に襲われた私は、真っ赤になって両手で口元を覆った。
「お、照れた。可愛いな……」
座ったままの尊さんは、私の顔を覗き込んでニヤニヤする。
「バカ!」
私は涙目になって声を上げると、彼の膝の上にドカッと座った。
そして尊さんをジロッと睨んでから、両手で頬を包んでキスをした。
「……は……」
彼の唇を堪能したあと、私はチュ……と濡れた音を立てて唇を離す。
そのあと照れくさくてもう一度尊さんを睨んでから、また唇を重ねた。
尊さんはキスをしたまま、私のコートのボタンを外し、脱がせる。
それに合わせて私も袖から腕を抜き、ボウタイブラウスのリボンをシュル……と引いた。
何回も唇をついばみ合いながら、尊さんはさらに私のツイードジャケットを脱がし、マーメイドスカートのお尻をねっとりと撫でてくる。
彼はある程度お尻を撫でて満足したあと、スカートのホックとファスナーを外してしまった。
唇を離し、尊さんが微笑む。
「途中まで手伝ったから、あとはストリップの続きを頼む」
煽るように言われ、私は頬を染めて立ち上がると、首元に掛かったままのリボンを外し、尊さんの首に掛ける。
そして上目遣いに彼を見つめたまま、途中まで外していたブラウスのボタンを最後まで外した。
ブラウスの下からは、下着とお揃いの赤いキャミソールが覗く。
胸元に見事な刺繍で花が施された、お高い物だ。
昭人と付き合っていた時も、ある程度下着には気を遣っていた。
けれど尊さんに抱かれるようになってから、大人な彼に似合う自分になりたいという欲を持つようになり、下着もワンランク上の物にした。
私はムードのあるジャズに合わせ、ゆっくりブラウスの袖から腕を抜き、見せつけるようにして脱いだ。
「いいね、すげぇそそる」
尊さんは脚を組んだまま満足げに笑い、「それだけ?」というように小首を傾げた。
――その余裕、なくしてやる。
悔しくなった私は、スカートのウエストベルトに手を掛け、後ろを向いた。
恥ずかしい……、けど!
上体を少し屈め、お尻を尊さんに突き出すようにして、脚をモジモジと擦り合わせる。
そのまま彼の目の前でお尻を振りながら、ゆっくりマーメイドスカートを脱いだ。
その下は、ガーターベルトとガーターストッキングだ。
恥ずかしくて顔を真っ赤にさせた私は、涙目になって「どうだ!」と心の中で叫ぶ。
と、その時――。
「きゃっ」
尊さんは両手で私のお尻を包んで、サワサワと撫でてきた。
「やっ……」
指先で触れるか触れないかのタッチで愛撫され、私はテーブルに手をついてゾクゾクと体を震わせる。
コメント
2件
もう尊さんのお色気が…ソファに座ってジャケットのボタンを外してから足を組む…🖤✨ヤバい…🫠 朱里ちゃんのガーター姿♥️うーわぁっ😍こちらもヤバいね…😍
ちょうど年末のクリスマスシーズンという....🎄✨ 何てタイムリーな時期の更新🎅🦌.+:。 ヾ(◎´∀`◎)ノ 。:+.ヤッター♪ 高級ホテルのスイートルームにて🏨🌃✨コルトレーンのBallads(....かな?)をBGMに🎷🎶愛しのミコティの前でストリップを演じるアカリン👙キャー(///ω///)イヤン💓 愛し合う セクシーな二人をゆっくり堪能させていただきたいです( *´艸`)🖤♥️