⋯⋯⋯絶対にお読み下さいm(_ _)m⋯⋯
・嘔吐などの表現あり
(他にあるかもです。)
・月島がバス酔いです。
・脱字、誤字はお許しを
・語彙力、表現力〔文才〕がないことを触れようとすると爆発します(?)
・文章が長いです(物語自体長い)
・通報禁止
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『主からちょっと一言?』
ガチで酔うのはしんどいです。
私も凄く酔いやすいので気持ちを上手く表現できるのではないかと思います!嘔吐の気持ちは分かります!山口のお優しシーン見れるかも( ̄▽ ̄)
では、長話もあまり良くないのでどうぞ!
《月島蛍》
今日の朝はいつもより早い。合宿だから、早く行かないと置いていかれる。親は朝から出勤、朝ごはんはいつも通り自分で作る。
料理をしている時も時計を何度も確認する。遅れたらもともこもない。自分で作った目玉焼きをお皿にのせ昨日の夕飯などをおかずにして食べ始めた。まだ時間はある。僕はゆっくりと音楽を聴きながら1人で黙々とご飯を食べ始めた。
数分がたった頃。そろそろ行こうと思った僕は玄関に向かい、靴を履き、着替えなどが入ってる鞄を持った。その時ふと思い出したのが、、
月島『はぁ、良かった…思い出しといて…』
酔い止め薬だ。
合宿ということはバス。
人生で1番嫌いだ。乗り物なんて、、だが、歩いていく訳にも行かない。だけど僕にとっては苦痛でしかない。酔い止めを飲んでいないと数分で気持ち悪くなってしまう。それだけは勘弁して欲しい。この事を知っているのは山口だけ。日向たちにバレたら「死んじゃう?(((汗」って焦るんだろうな…と1人でくすくすと鼻で笑いながらもう1回靴を履き玄関の扉を開ける。午後から練習試合があり、朝からバスに乗らないと間に合わないらしい。空はまだ完全に青く澄み切っていない。むしろ、オレンジとピンク色が合わさった淡い綺麗な色だ。1歩、また1歩とゆっくり歩き始める。山口とは別々に行こうって話してあるからそのまま学校まで真っ直ぐ進むだけ。僕は肩に掛けているヘッドホンを耳にあて、自分の好きな曲を流しながら烏野高校へと向かった。
月島『…おはようございます』
澤村『おう、おはよう!』
いつものように先輩に挨拶を交わし、バスが来るのを待つ。単細胞たちはまだ来ていないらしい。こんなにも静かなのだから。山口もまだ来ていないのだと言う。ちょっと早く来すぎたかとふと思ったが、遅れるよりはまだマシだ。 僕は酔い止め薬を手に持ち、口に運んだ。すぐに効く訳でも無いものを選んでしまった為今飲んだ方がいいかと思ったのだ。そして烏養監督含む、先生などはもちろん、先輩より早く来ており、バスを持ってこようと手配しているらしい。これは澤村さんに聞いたお話。来た人順番に説明して言ってるらしい。ほんとに凄いと思う。僕だったら面倒くさくて集まったあと同時に言うね…。そういう所は尊敬する。あとバレー上手いところはね?、数分後、、2年の先輩がどんどん集まってきた。来た、いつものうるさい人達。
西谷『お!月島〜!早いなぁ〜!!』
月島『はぁ、、』
田中『スガサァーン!!』
ほんとにうるさい。澤村さんに怒られるぞと思いながら僕はひたすらバスが来るのを待つ。てか、単細胞と山口いつ来んの?
山口『はぁっはぁっ、すみません!』
菅原『大丈夫大丈夫!』
東峰『まだ遅れたわけじゃないから大丈夫だよ』
山口が寝坊、珍しくもないけど珍しい。
バスが到着。そこで、みんながまだ日向と王様が到着していないことに気づく。
縁下『まだ日向と影山来てねぇよ』
田中『遅いっすね!』
西谷『寝坊?』
菅原『あはははっ』
いや、笑うとこなの?まぁ、これで時間が押すのだけはマジで勘弁。バスなんて入った時点で勝負は始まるんだから。匂いがホントに無理だよ。車も同じ。とにかくバスでは待ちたくない…。密かに願う。だが、そんな僕の願いも、虚しく届くことなく消えていく。
澤村『とりあえず日向と影山が来るまでバスの中で待つぞ』
「「「うーっす!」」」
終わった、。もういますぐにでも帰りたい。合宿自体面倒臭いのに、、そう考えながらも僕はバスの中に足を踏み入れる。その瞬間、バスの異様な匂いに鼻がツンツンする、なんだよこの匂い…。変な匂い、これは僕が1番嫌いな匂い。そんな事を思っているうちに菅原さんが武田先生にあることを聞いていた。
菅原『これって窓とか開けていいんですか?』
武田『大丈夫ですよ!』
武田『ですけど、顔や手は出さないでください!危ないので!!』
月島『しゃっ…(((ボソッ』
僕は窓が開けれる嬉しさに思わずガッツポーズしながら小さく言葉にする。幸いにも周りには気づかれてないみたいだ。ちょっとホッとした。隣は山口。少し安心、
月島『ごめん、山口…窓側に座らせてくんない?』
山口『!いいよ!』
僕は窓側が良いので山口に意見した所、山口は僕が酔うことを知っているため、あっさり席を譲ってくれた。ガチでありがとう。そんな言葉は僕の口からは零れない。ただ思うだけ、
また数分がたった。いや、いくら何でも遅すぎでしょ?これに関しては武田先生もちょっと焦っている?感じがある。澤村さんはもうなんかどうでも良くなってしまったのか、今日の予定を見ていた。菅原さんは東峰さんと遊んでいる。西谷さんと田中さんも相変わらずお喋りタイムでうるさい。山口は寝坊を理由にもう眠っていた。スヤスヤだ…。他の人たちも携帯で調べ物をしたり、遊んだり、喋ったり。僕に関してはもう匂いが嫌すぎて今にも吐きそう。これでバスに揺られるってどう?無理でしょ…。どうこう考えていると武田先生が急にバスから降りた。それを皆が気づいた。窓から外を見てみると走ってきたと思われる日向と影山が居た。ハァハァと息をきらしているのが分かる。武田先生から今にも怒りだしそうなオーラーが放たれていた。怖っ…。
そうこうしているうちに日向と影山がバスに乗ってきた。そして、前に立つと…
影/日『遅れてすみません!!』
と、頭を下げ謝ってきた。
それに先輩たちは_
澤村『また寝坊か?』
日向『うっ、はい…』
菅原『夜更かしすんなよ〜』
影山『ういっす、、』
東峰『日向たちの席1番後ろね』
日/影『うっす!!』
月島『……』
2年の先輩は何も言わない、てか、ずっと喋っている。日向たちの謝りを聞いた瞬間急に合宿だという思いが込み上げてきたのだろう。日向たちが席に座り、烏養さんが人数確認と忘れ物は無いかとの確認が始まった。僕はもう一度、いや、持ってきてるけど帰りの分はあるのか確かめた。
((ガサゴソ
月島『……ホッ』
あった。良かった。そして、みんなの体調を確認するため一人一人体調などを話して言った。みんな、「元気です!」や、「朝、パン5個食べてきました!」とか、「合宿楽しみすぎてテンション上がってます!!」とかね。僕は普通に「いつも通りです。」そう答えた。だってホントのことだから。バス酔いのことを伝えるのを諦めた。言えたら普通に過ごせるのにね。自分ってたまにアホなことがあるよ。どうこう考えてるうちにバスは出発した。それと同時に澤村さんが_
澤村『大体の目的地の到着時間なんだが、3時間ぐらいかかる。高速に入った時ASがあると思う、そこで用を足してからもう2時間走るからな、体調がおかしくなったりしたらすぐ言えよー』
「「「「うーっす!」」」」
げっ、マジか……絶望じゃん、、
僕はその瞬間、、急に嫌な予感がした。なんでだろ。まぁ、酔い止め飲んでるし大丈夫でしょ…。
この時の自分の甘い考えがあんな事になるなんて誰も予想はしなかった。。。
バスに乗って30分後。僕はふと胸の辺りの気持ち悪さに気づいた。 考える余地もなく、すぐさま理解できた。それは酔ったのだと、、。最悪だ…なんで酔い止め効いてないの?僕はちょっと焦り出す。横の方に目を向けると、隣の山口は相変わらずぐっすりと寝むっていてる。起こすにもこんなに気持ちよく寝ている山口を起こすのもなんだか悪い。それよりも、気持ち悪さがどんどん悪化していく。先生たちは運転などで忙しい。先輩たちは寝てるし、単細胞も同じだ。ここに起きているとしたら前の席にいる西谷さんだけ。なんで分かるんだろう。なんかそういう感じ、てか、さっきからウニョウニョ動いているので起きていることは知っている。横にいる田中さんが眠ってしまい暇なのだろう。そうこう考えているうちに急にバスがガタンっと振動を起こした。それが僕には大ダメージだったらしい、僕の顔が一瞬にして青染めていく。やばい、吐きそう…
月島『……ッ…ぅ』
小さく唸る。誰にも心配されたくない。僕のプライドが許せない。すると、西谷が後ろを振り向く。多分、何かの声を聞いてなんの音だとでも思ったのだろう。だけど、僕はそれを知らずただただ俯いたまま吐くのを我慢していた。
西谷『月島』
月島『!…ッ』
急に声を掛けられびっくりしながら前を見ると西谷さんがこちらを見ていた。西谷さんは僕に声を掛けてから僕の顔を見てこう言った。
西谷『大丈夫か?酔ったのか?』
月島『……ッぅ』
バレてしまった。でも、正直僕はもう限界だった。吐いてしまいたい、楽になりたい。僕は知っている。吐いてしまった方が楽なことを…。腹の中にあるものが急に口から飛び出し液体と混ざり匂いもきついことも。もう僕はプライドなんかに潰されるより先にこの酔いからいち早く覚めたかった。僕は咄嗟に頷いた。
西谷『ん、、』(((ガサゴソ
何かを漁る西谷さん。そして後ろを振り返り、渡してきたものはエチケット袋。「ありがとう…ッざいます……ッ」喋ると吐いてしまいそうで嫌だった。西谷さんにお礼を言い、袋の中身をひろげ自分の口元へと持って言った。すると隣から声が聞こえた。
山口『…ツッキー?』
山口だ。袋の音で起きてしまったようだ。申し訳ないと思いながらも山口は僕が手に持っているものを確認するとすぐに目が覚めたのか「大丈夫?」と声をかける。もちろん僕は首を横に振る。こんなので大丈夫なわけが無い。山口は「そっか、、吐きそうになったら言ってね」と優しく声をかけてくれる。ホントに良い奴。
西谷『山口』
山口『西谷さん、起きてたんですか?』
西谷『おう、月島どうだ?』
山口『まだ顔色悪いですね、、吐いてました?』
西谷『いや、まだ吐いてない。』
山口『分かりました、ありがとうございます』
西谷『おう!』
会話をする山口と西谷さん。そんな中またグラリとバスの中が揺れる。僕は背中を震わせ喉まで上がってきたものを口の外に出さぬよう必死に堪えた。それに気づいた山口が_
山口『ツッキー、我慢しなくていいよ〜』
と背中を摩ってくる。やばい…やめて……ッ吐きそうッ…
月島『うッ…ゲホッ…ッゴプッ』
西谷『吐いたか、気にしなくていいからな周りの目なんて、てか、ここの人達みんな優しいから平気だぞ』
月島『はぅ”ッ…ゲホッ』
西谷さんの言葉を聞きながら僕はひたすら吐く。山口は僕の吐き気が収まるまでずっと背中を摩ってくれた。するともっと前の席の方から澤村さんの声が聞こえてきた。
澤村『どうした?西谷』
西谷さんが喋っているのに気がついて起きたのだろう。菅原さんたちはまだ寝ている。単細胞も。 西谷さんは僕が酔ったことを伝えると澤村さんが席を立ってこちらに来てくれた。まだ走っているというのに…。
澤村『月島〜…って結構吐いたんだな、』
澤村『大丈夫か?』
月島『はッ…ぅッ…』
澤村『まだ吐きそうだな、、』
澤村『もうすぐでASに着くから、それまでもうちょっとだ。頑張れ』
月島『はッ…ぃ…ケホッ』
そして数十分後。
僕は吐いて、吐いてを繰り返し、やっとバスが止まった。澤村さんが武田先生に話をつけ、ちょっとは休憩になるそうだ。バスが止まると次々起き出す。またバスが騒がしくなる。僕はそう思った。隣の山口が「外に出る?」と聞かれ、バスに居るよりは外にいる方がマシだと思った僕はコクリと頷いた。
西谷さんが「立てるか?」と聞かれ、正直なところ僕もあまり分からなかった。とりあえず僕は頷き立とうとした瞬間。視界がぐにゃりと曲がり歪みを見せる、と同時に体は前へ倒れる。やばいッと思った時は190cmある僕が180cmの山口が僕の事を支えてくれた。
月島『ごめッ……ケホッゲホッ』
僕はすぐさまに謝る。190ある僕が重たくないはずはない。山口はそれを聞くと「大丈夫だよ、それよりここに居るの辛いでしょ?早く外に行こ」と言われた。確かにここに居るのは辛い。早く外に行きたい。僕は山口に支えられながらバスから降りた。
日向たちは僕がなぜ降りて外でうずくまっているのか分からず急に訳の分からない話をする。僕には分からないが、バスを見るとその情景が見えてくる。日向たちがバスから降りてきた。走ってこっちに向かってくる。
日向『月島、大丈夫なのか?!』
影山『だ、大丈夫ですかゴラッ!!』
あぁ、来た。単細胞、 第1号と第2号。
月島『今は大丈夫…てか、うるさいから大声出さないでくれない?…ケホッ』
山口『大丈夫?』
月島『ん、平気…』
日向と影山は自分たちは居ない方が良いのかと察すると違う方向に行き、御手洗の場所に向かっていた。するとバスから武田先生が降りてきた。
武田『月島くん、この後2時間ぐらい走るんだけど、大丈夫、って訳はないよね』
月島『…そうですね、』
30分で限界だったのだ。2時間も無理に決まっている。
武田『酔い止めは飲んでいたんですか?』
月島『あ、はい…飲んでました。』
武田『そうですか、、』
山口『効き悪いのかな…』
武田『そうでしょうね』
あぁ、また地獄が始まると思うともう帰りたい。ここにずっと居とこうかな。いや無理だな、こんな寒い中1週間も待てるはずがない。武田先生が「もうすぐ出発するよ、行ける?」と聞いてきた。もちろん、部活の皆には申し訳ない事をするのが嫌だから「大丈夫です」と答え、バスの中に入り、席に座った。みんな僕が酔うことが分かった為、凄くこっちを見てくる。心配してくれるのは有難いが、もうちょっと抑えて欲しいな…。
バスの中はまた静かになった。 その静かさに眠さを誘おうとするが、また酔ったせいか睡魔が襲ってこない。なんでこんな時には来ないのと腹を立てる自分。隣の山口は起きてる。眠気が覚めたらしい。ふと、気づくと山口は僕の方を見ていた。
山口『ツッキー、顔色悪いよ?また酔った?』
月島『!…』
山口にそう言われ、びっくりとした。流石、山口だな。長年一緒にいるだけでまた違う。
月島『ごめん…また酔ってきたかも…ッ』
山口『ん、、』
酔ってきたことを言うと山口はエチケット袋を取り出し、袋の中身を広げ僕の口元に持ってきた。と、同時に胃の中がグルグルと絞り取られてるような感覚におかされていた。
月島『ッぅ…ケホッ』
山口『我慢しなくていいからね』
と、また優しく声をかけてくれる山口。ホント山口はどこまでも優しいやつ。これ言ったの何回目だろうか。グラリッと車内は揺れる。その振動と共に上に湧き上がってくる。そしてもう一度グラリッ…。
月島『んッ…ケホッ…うぇ”ッ』
山口『!…』
吐いてしまった。それに気づいた山口はまた背中をさすってくれる。それに加え僕の口からは胃の中にあるものが全部戻していっている。口の中が気持ち悪い。
山口『収まった?』
月島『いち…ッおぅ…ケホッ』
山口が確認したあと僕は吐いた疲労のせいか急に睡魔に襲われた。眠たい…。そう思いながら重い瞼を閉じる。それに気づいた山口はにっこり笑い、後処理をしていく。
そして、やっと合宿場に着いた時には何事もなくいけた。澤村さんも心配して水などをホイホイと渡してくる。でもこれが彼なりの優しさなのだろう。帰りのバスも心配する自分がまだここにいるが、とりあえず武田先生は『バスの事より今目の前にあるものに集中しましょう』と言ってきた。まぁ、確かにそうかもしれない。バスはまた帰る時に考えればいい。今はバレーだ。
ただの部活をやればいいだけ。
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コメント
5件
推しの体調不良大好物です。 ありがとうございます! あと、知っていたら申し訳ないんですけど、ASじゃなくてSAだと思います…勘違いだったらほんとにすみません💦
みんなやさしっ
バス酔い系大好物なんですよ〜(^q^) 次回も楽しみ〜!