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コメント失礼します🙇♀️ 描写が丁寧ですごく好きです!次の話も楽しみにしてます!
「今日は僕に若井さんの初めての声、全部聞かせてね」
「…………なんか泣きそう」
「え〜!?ww若井さん酔っぱらいすぎだよ〜ww」
「恥ずかしさとか、ていうか噛まれたとこも痛いし、なんか色々で………だあぁぁ酔っ払ってる時にするから感情がおかしくなってるってぇ〜!!」
ゴロンと後ろに転がりながら両手で顔を隠す若井。赤くなった耳も隠せていないし、赤い顔を隠した手も赤くなってしまっているから全く意味が無い。
「若井の声も聞きたいけど、お顔も見せて欲しいんだよなー?」
寝っ転がっている若井に馬乗りで覆いかぶさり、顔から手を剥がす。目が合うと、若井が期待の目で見てきているのがわかってクスッと笑ってしまった。
そっと顔を近づけ、若井の左の耳に舌をねじ込み、腰を撫であげた。
「ぅひゃ、あ、だっ、…………っ!んんっ!」
「…可愛いね、耳弱いの?」
「〜〜っ!んぁっ、あぁっっ!」
少しは我慢できていたはずの声が一層大きくなり、ついに涙がこぼれたのが見えた。右手の親指で拭い、耳の軟骨を甘噛みして囁く。
「泣いちゃうほど気持ちいいんだね。こんなえっちな若井見れて嬉しいなぁ」
「ひぁ、あ、りょうちゃ…」
「よかった、ここも元気になってますよ?」
そう言ってズボン越しに若井の股間を撫でて、同時に軟骨を強く噛む。
「あ゛っっ!ひ…ぃ゙い゛っ!…」
下半身の気持ちよさと耳の痛みで、さっきまでの甘い喘ぎ声じゃなくなった。
「若井さん可愛い〜、」
「っは、り゛ょ、ん!うぅっあっぁあ゛♡」
股間を触っている僕の腕を止めるように若井の手が絡みついてくる。ビクつくだけで全く力が入っていなかったはずの若井の手が、僕の腕に強く爪を立てた。
「だっ………だめ……馬鹿!ストップ……っ!」
腕で無理やり横に突き飛ばされた。
腰を抜かして肩で息をする若井。乱れた髪から涙がたくさん溢れ出てくるのが見える。
「っは、はぁっ……」
「ごめん、大丈夫?」
「ん、っだ、大丈夫じゃない……」
「ほんとに敏感だね、泣かせちゃってごめん」
「………亮ちゃんは噛みフェチなんだね」
そう言って自分の噛まれた方の耳を触っている。血は出ていないが跡になって残ってしまいそうなくらいには歯型が浮き出ていた。
「んもぉぉ……髪の毛のセットで隠せるかな……」
「ごめんね……調子乗っちゃいました………」
袖で顔中の涙を綺麗に拭って優しくキスをおとした。
「……………まあいいけど。加減してくれw」
「え、いいの?」
「………ちょっとだけならね」
拗ねたようなフリをしてぷいっと横を向いたその姿に、またギュンッと心臓を持っていかれた。
普段クールな若井の百面相に、嬉しさと興奮がやまない………
「へへ、嬉しいな。若井さんの色んなところ見れて」
「…………………ねえ、じゃあさ………」
「うん?」
若井は僕のベルトにそっと両手の指を引っ掛けた。
「ねえ、涼ちゃん………フェラしてあげよっか」
「えっ……え!?」
「俺の色んなところ、見たいんでしょ」
応える暇もなく、足を伸ばして座っている僕の膝上に向かい合わせで座り、カチャカチャと手早くベルトを外される。が、ズボンのチャックを下げたところで動きが止まった。
「…………でも、いいの?」
「え?」
「だから……その、男の俺でいいの?ってこと」
「………若井だから、いいの。ね、脱がして?」
「……っ、」
「脱がさせてよ。ほーら、続けて?」
若井の手を取り、自分のズボンに持っていく。小さいへのじ口をキュッと結び、観念したようにゆっくりズボンを脱がしてくれた。
「ありがとう。ここも、脱がせる?」
自分のパンツに自分で指をかけて見せる。若井の唾を飲む音が聞こえる。
「……っいいよ、」
「ありがとう」
「腰、浮かせて?」
あまり見ないようにしながら脱がそうとしていたけど、立ち上がった僕のが全てあらわになった途端に、赤かった顔がさらに真っ赤っかになったのがわかった。
足からスルリと全て脱がし終え、さっき脱がしてくれたズボンの上に重ねられる。
「……ねえ、?」
「………」
「こっち来て、ここ、座れる?」
両手で自分の膝をポンッと叩くと、無言でまた僕の膝の上によじよじ登ってくる。頭を撫でると、初めて若井からキスをしてくれた。
「ありがとう。お願いしていい?」
「…………」
無言で頷き、少し後ずさって四つん這いになる。ついに僕のものに若井の指が触れた。緊張して指が震えている。
「……初めてだから、下手かも。ごめん」
そう言って、僕の目を見ながら舌先で裏筋を舐めた。