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ウサギ様
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第二十五話:永遠の契約と、サキュバスたちの反乱
合宿の夜が明け、俺たちは学園へと戻ってきた。
しかし、平和な日常が戻るかと思いきや——『ハーレム部』の部室の扉を開けた瞬間、俺は息を呑んだ。
そこにいたのは、制服に身を包んだ白銀美咲、黒羽朱音、そして生徒会長の三人。だが、昨日までの「サキュバス」としての妖艶な魔力や甘い香りは、跡形もなく消え去っていた。
「……え?」
「ふふ、驚いたかしら? タカシくん」
生徒会長が優雅に微笑む。その背中に、あの漆黒の翼はない。
「昨日……あなたと『精気補給』を完了させたことで、私たちはサキュバスの最高位の契約——『永遠の伴侶契約』を結んでしまったのよ」
「永遠の伴侶契約……!?」
白銀さんが眼鏡をクイと押し上げ、少し照れくさそうに補足する。
「ええ。この契約を結んだサキュバスは、生涯その男の人だけに愛を注ぐ『完全な人間』へと変化するの。もう精気を吸う必要も、魅了の力を使う必要もないわ。……ただの、一人の女の子としてタカシくんを愛し続けるだけ」
「つまりさ!」
朱音が満面の笑みで俺の腕に抱きついてくる。
「私(わたくし)たちはもう、タカシの本当の『お嫁さん候補』になっちゃったってこと!」
「ちょっと朱音、私を押し除けないでちょうだい!」
白銀さんも反対側の腕を固く抱きしめてくる。
「これからは魔力なんて関係ないわ。素顔の私たちが、あなたの心を賭けて正々堂々と争う……『第二ラウンド』のスタートよ!」
生徒会長も不敵かつ甘い笑みを浮かべ、俺の前に歩み寄ってきた。
「覚悟しなさい、タカシくん。サキュバスの魅了よりも恐ろしいのは……本気になった女の子の『愛』なんだから」
男子校が共学化して始まったサキュバスたちとのドタバタな日々。
魔力を失い、ただの「恋する女の子」になった彼女たちとの、本当のラブコメディはここから始まるのだった——。
コメント
1件
「永遠の伴侶契約」でサキュバスたちが人間になっちゃう展開、予想外で驚きました。魔力や翼が消えて「ただの女の子」として正々堂々と愛を競うって、設定の転換が巧いですね。生徒会長の「本気の女の子の愛は魅了より怖い」というセリフが、これからのラブコメの新境地を予感させてワクワクします。第二ラウンド、楽しみにしてます!