TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

テラーノベルの小説コンテスト 第3回テノコン 2024年7月1日〜9月30日まで
シェアするシェアする
報告する

ルルア)さぁっ!着いたわ!ようこそ、私たちの秘密基地へ!

ルルアがマントで隠していた景色を見せるとそこには大きな木があり、少し上を見上げると家があった。

ピクル)ふぅ〜っ、やっと着いたな!

私)わぁ〜!大きな木!

木を見ると大きさに驚かされるものの、見た目とは裏腹にとても静かに育っていた

ルルア)ふふんっ!立派な木でしょう?

私)あんな木、どうやって育てたら……?

ピクル)あぁ、あれは育てたんじゃなくてルルアの能力だ。

ルルア)ふふふっ!そうよっ!

そう言いルルアが私とピクルの前に歩いて来て胸を張る。

ルルア)この大きな木はこれまでの苦難を乗り越えてきたこの大魔法使い、ルルア様の能力よ!

ピクル)フンッ…(ボソッ)たいして魔力があるわけじゃねぇくせに…

ルルア)……ピクルゥ〜?聞こえてるわよぉ〜?

ピクル)ギクッ

私)わぁ、

ルルアが驚く速さで私の方に近づいてくる。

ルルア)ねぇねぇねぇ!びっくりしたっ?私の能力すごいでしょう?

私)あっ、、うん!凄い、

ルルア)でしょでしょっ!

ピクル)(ボソッ)ほぼ今言わされただろ、、、

ゴツン

ルルアがピクルに渾身の拳を振る

ピクル)いってぇぇえ、

ルルア)ささっ!入って入って!

ルルアが私の手を引っ張り家の中へ連れていく

私)わぁ、綺麗

中を見てみるとひとつの大きな部屋があった。リビングのようで中心には大きな机が置いてありマグカップが3つ置いてある

ルルア)今日はここで私の料理を振舞ってあげるわ!

私)本当に?楽しみだなぁ。

ピクルが静かに歩いてきて私に耳打ちする

ピクル)あんまり期待すんなよ?美味しいとは限らねぇからな、この間なんてこの部屋が燃えカスになりかけたんだ。俺が居なけりゃ今頃この家はないだろうな

私)そ、そっか、

ルルア)ちょっとピクル!私が魔法使いだってことを忘れたの?全部聞こえているわよっ!!

ピクル)おっとっと、そうだったな?俺が思ったより、”お姉様“は勉強をしているようで?

ルルア)ふんっ!あれはちょっとした事故よ!

私)お姉様…?2人は兄弟だったの?

2人は驚いた顔をして私の方を見る

ピクル)兄弟って、そりゃそうだろ?魔法が使えるやつはみんな兄弟が必ずいるじゃねぇか。

ルルア)…本当に記憶が消えてるのね、でもこの世界のルールも忘れてるとは思わなかったわ。

私)…..(私は一体どんな人だったんだろう。)

ちょっとした沈黙が3人の間に流れる

ルルア)まっ、きっと寝たら色々思い出すわよ!今日は色々あって疲れたでしょうから、寝てていいわよ。ピクル案内してあげて

ピクル)はいはい。ほーれ着いてこーい、寝室に行くぞ〜

私)あっ、、はい

ピクルが先導して寝室へと連れて行ってくれる

ピクル)ここが寝室だよ。壁に色んなボタンがあって欲しいもんがあったら勝手に取っていいぞ〜

壁にはたくさんのくぼみのようなものが着いており、それを押すと中に収納されているものを取り出すことができる構造になってるらしい

私)あっ、ありがとう

ピクル)……

ピクルが私をじっと見つめる

私)えっ、と、、どうかしました?

ピクル)いや、なんかお前のこと見てると何かを思い出すな〜って、懐かしい気分だよ

私)あのっ、聞いていいのか分からないんですが、私ってどんな人でした?

ピクルが質問に驚いたのか顔の筋肉が少し動いた

ピクルが下を見てしばらく考え、私の方を見て答えた

ピクル)…そうだな、、実際俺はお前のことをあんまり知らない。

私)えっ、、でも私が目を覚ました時、私のことを知ってるように見えましたが、、

ピクルの目が少し細くなり下を見下ろした。

ピクル)……すまない、今のは忘れてくれ。俺嘘つくのが下手だとよく言われるんだが、まさかおまえが信じるとは思わなくて

私)そ、そうですか、(今のが嘘、?)

ピクルはこちらを見て少し微笑み、話し出す

ピクル)そうだなぁ、お前はめっちゃ元気なやつで、俺と毎日修行してたな。どっちがルルアに褒めて貰えるか勝負をしてた。

私)私が、ですか?

ピクル)あぁ、今のお前からは考えられないかもしれないが本当に明るいヤツだった。

私)そうですか、、そういえば、お二人の親御さんは?一緒に住んでないんですか?

ピクルは少し間を置いて答える

ピクル)…俺らの親はもう居ないんだ。

私)…!?

ピクル)ある炎の能力者に殺されちまった、誰かは分からねえ。けど、絶対親の仇を打つって姉さんと約束して今調査をしてる。

私)ご、ごめんなさい。私無責任なことを、

ピクル)いや、いいんだ。いつか話そうと思ってたから。

私)…

ピクルは顔色を変えず話し続ける

ピクル)姉さんは本当によく頑張ってる。親がいなくなったのは2年ほど前のことだが、その時は姉さんが魔法学校に入学して間もない時だったんだ。お金が必要な時、姉さんは働きにいってお金を払ってた。

私)…ピクルも学校に行ったの?

ピクルの顔が少し暗くなる

ピクル)いいや、俺はたまたま親父の能力が受け継がれたんだ。この水の力をね。

私)……そうなんだ。

ピクル)親父は魔力がない母さんと出会って結婚したんだ。姉さんは母さんと似て魔法が使えない体だった。それでも姉さんは努力して魔力を発揮させた。ほんと、尊敬するよ。

私)…ピクルも、辛かったんじゃ…?

ピクルが驚いた顔をする、思っていた感情を当てられ少し動揺する

ピクル)あぁ、辛かった。姉さんは魔力がなかったけど、俺には産まれた時からあったから。よく姉さんに申し訳ない気持ちが溢れてきてた。

私)…そっか、

ピクルが立ち上がり体をこっちに向ける

ピクル)さっ、お前は疲労が溜まってるだろうし、今日はこの辺にしよう。しっかり休めよ。

私)はい

ピクルがゆっくりと扉を閉めて出ていく。そんな中、私の中で何かが、うごめいていた

私)(…ピクルとルルアの両親、どこかで見たような。なんだったかな、)

ベッドに横たわりそんなことを考えていると、いつの間にか目をつぶり眠りについていた




???)やめて),j/j」/¥,?子供達」/#.xっ

わた.n/」し)ふん、よかろう。子供は助けてやる。その代わり、お前らには死んでもらう。

???)俺なら)/b,kh/v、6だから.%」,jd!x」

わた.n/」し)お前のようなやつは今まで飽きるほど見てきた。時間をかける必要はない。死ね____

”__」d)_“ ”___!/b”_______



私)はっっ!?

ベッドから飛び起きる。大量の汗をかいており服がビシャビシャになっていた

私)…今のは、いったい____?


忘れた記憶は永遠に

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

500

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚