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「翔太、くちあけて」
「…ぁ」
脳が思考を放棄していて、言われた通りに体が動いてしまう
両手で顔を包まれたまま、小さく開いた口から舌をねじ込まれる
俺はずっとあべちゃんの瞳から目が逸らせない
「ふぁっ、、はぁん、、、っ、、」
見つめ合ったままキスが深くなっていく
心臓がうるさくて、息が上がるのも早い
いつもよりも丁寧に時間をかけて、ねっとりと味わうようにされるキス
否応なしに体の熱があがり、思考が溶かされていく
「ふぅんっ、、、はっ、、あんっ、、」
右手が頬を包んだままが耳をなぞりはじめた
左手が腰に回り、背中をさすられる
今度はくびれを通って脚の側面を撫で下ろされる
太ももの上側、足の付け根、体の前側、右肩と手が上がっていく
最後に右腕を撫でられて手を握られる
存在を確かめるかのようにゆっくりと指の股を擦られて力が抜ける
「……ぁ///…あべ、ちゃ…///……す、き…」
思わず気持ちが漏れた途端、あべちゃんの瞳に少しだけ光が入る
ぎゅっと再び抱きしめられたかと思うと、
腰と首の後ろに手が回された
「翔太、好きだよ、大好き」
「んっ」
「可愛い、俺の、翔太」
「…ふぁ」
「愛してる、俺だけ見て、」
「っんぅ」
「ずっと見てたい」
「んぅ〜」
「愛してる」
啄むようなキスとともに、過剰量の愛の言葉を流し込まれる
それは、熱に浮かされたようにひたすらに繰り返される
体をしっかりと抱き止められているから逃げられない
俺にできるのは、あべちゃんの背中に手をまわしてしがみつき、その愛を享受し続けることだけだ
息をすることも忘れそうになる
全身に蔦が這うように絡め取られていく
少しの恐怖心と、息苦しさとに、俺の胸はなぜか歓喜に震えてる