テラーノベル
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ボクは先を歩くクラスメイトの後を追った。そして部屋の前で立ち止まり、鍵を開けて中に入ったのを見届けて、ボクも遅れて埃臭い部屋に入った。
「ここ新聞部の部室なんや、新聞ってもデジタルだけどな、ろくに掃除してなくてごめんな、それは謝ってく」
先にクラスメイトが椅子に座り、ボクにも座るように促して来た。
(仕方ない)
「付いて来てくれたっちゅー事は気になる?他にどんな写真があるのか」
「……」
「無言っちゅー事は肯定って事でええんかな?」
そしてテーブルに写真をボクの目の前へスライドさせた。
「見て綺麗に撮れてるやろ?本格的やなくて、トイカメラなんやけど、結構綺麗に撮れとったわ」
テーブルに広がった写真は、全て昨日のボクとお姉様の写真だった。
頬、唇にキスをする瞬間が写真として、切り取られている。
「学校でこんな事して、2人はどんな関係なん?そうそう日本語ペラペラっなの、わかっとるちゅーからな、英語で誤魔化すのはなしや」
(なんだこの写真か、だったら別に好都合だよね)
「はとこの関係でもあるけど『婚約者』と言った方がいいかな?ボクの州では16歳になったら、結婚出来るんだよね。ボク来月誕生日なの、親の承諾がないとダメなんだけど、親戚同士だし幼少の頃は隣同士で住んでいたから、2つ返事で承諾してくれるんだと思うんだよね」
「そんな事ペラペラ喋ってええんか?」
「別にこの事に関しては構わないよ」
「そ、そうか」
(…男同士で結婚とは、海外って、考え方も日本の先を行ってグローバルやなスケールが違う)
「インタビュー受けてあげてもいいけど、約束して自動販売機の写真は消してね。ボクのイメージがあるから」
そして、冷たい笑みを向けた。
それから1週間後ー
オレが教室を開けると一斉にこちらを向いた。
なんか既視感があるんだけど……
「『ヤン姫様』これは、どういう事なんですか!?」
急にオレを問い詰めて来る。
そうそう『ヤン姫様』と呼ばれるようになったのは、宮舘くんとの一件でオレが姫の姿で全校生徒に向かって怒鳴った所から、こんなあだ名を付けられてしまった。
主にファンと名乗る生徒たち限定だけどね。
タブレットを目の前に差し出され、パスワードを知る人しか見る事が出来ない裏アカみたいな聖桜学園内のスクープサイトだったが、オレは興味がなかったから、存在を小耳には挟んでいたが、そんなのがあるんだ位しか思ってなかった。
見せられたのは号外スクープとして、ラウとオレのキス写真と記事で、頬と唇両方の写真がデカデカと、しかもカラーで載っていた。
週刊誌の熱愛スクープですらモノクロなのに、拡大カラーなのかよ💢
いつの間に撮られていたんだろう。
「これってヤン姫様ですよね?キスの相手は留学生で」
「ラウとのキスは挨拶だっつーの、ラウだってそう言ってるし…それにラウとは単なる親戚の関係!わかったか」
「ヤン姫様っでも、唇にもキスしてて」
「それも挨拶だ!あ・い・さ・つ」
否定してるのに、納得出来ない様子で正直ムカついた。
タブレットは返した後に(早く去れよ)と内心思いつつ、シッシッと手で振り払った。
この噂も今だけだろと思いながら、頬杖を付き窓の外をボンヤリ見つめていた。
しかし
この騒動は収まるどころか
更にヒートアップするのである。
#B L
まのん👶🏻📛
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#SnowMan
にゃーにゃ
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コメント
1件
うわ、キス写真がカラーでスクープされちゃったんですね…!主人公の「好都合だよね」って余裕の反応と、ラウとの婚約者宣言がすごく印象的でした。あの冷たい笑みも効いてる。でも結局やっぱり騒動はヒートアップしそうな予感…続きが気になります!