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スクープの記事が掲載され、時間の経過と共に興味が薄れてゆくだろうと、思って無視を決めつけていたのだが、事実に噂が付いた状態で瞬く間に広がっていった。
もう、ウンザリする。
付き合ってるとか、身体の関係ありとかいちいち聞かれて迷惑だった。
もう月日は6月じめじめしている天候と同様に、オレも気分が悪くてじめっとした、毎度の質問になんだか憂鬱な気持ちだった。
「ヤン姫様っ、これは本当ですか!!」
あーまたもや、今日の質問コーナーの始まりかよ!!
頭をかきむしりたい気持ちを押さえつつ、机に伏せたま寝た振りをして無視を決めかねる。
「留学生と【婚約】って、留学生のロングインタビューが載ってるんですけど」
ん?(・_・)
婚約!?
Σ( ̄□ ̄;)
オレはガバッと起き上がり、記事を見せろと言う前に「貸せっ」とタブレットを奪い取った。
写真は椅子に座り足を組んだラウのショット
見出しのポップはロングインタビューで、記事の内容は親戚で隣同士に住んでいた幼少時代のオレとラウの関係から、婚約にあたる迄のエピソードを、インタビュー形式でまとめられていた。
「オレ、ラウと婚約なんかしてねぇんだけど、ラウなんでこんなデタラメの話なんかするんだ!?」
さすがにもう黙ってはいられなかった。
ラウに直接直談判するしかねぇ
バンッと机に手を付いて立ち上がった。
昼休み
1年生の教室へ赴き適当な生徒を掴まえてラウのクラスを知った後、直接赴いて思い切っきり教室のドアを開いた。
開いた後教室内に残っている生徒たちは、こちらに視線を向けた。
「ラウ、ラウールいる?」
大声で呼び、ラウの姿を探すがどうやらいないようだ。
「ヤン姫様だ」
「ほんとだヤン姫様」
「婚約者の事探しに来たのかな」
やたらと、オレの登場によってざわつき始めていた。
「ラウールくんだったら、いないです」
声が上から降ってきて、自然と視線を上へ向けると虚ろ気な表情でオレを見つめ目があった。
「目黒くん」
そうかラウは目黒くん、向井くんと一緒のクラスだったんだ。
「ラウ探してたんたけど、教室にはいないか、ありがとう」
出ようと後ろへ一歩下がった時にオレの手首を掴まれて、目黒くんが迫り、オレは押される形でドアが閉められた。
「一緒に…探します」
「目黒くんいいの?昼休みなくなっちゃうけど」
「構い…ません、さすがに今回…佐久間先輩に悪いと思う」
?
「先輩あの…記事書いたのは、康二ですよ」
「向井くんが?」
「はい…いつもスクープを探してたから」
「ラウールくんは、時々しか授業に出席してなくて、仕事…してるみたいです」
「そうなのか…オレ知らなかった」
「康二なら、多分部室かと」
オレたちはまずラウールを探したが、2人で探し回ったが、見つからなかった為、目黒くんの案内で向井くんの元を訪ねる事にした。
コメント
1件
うわあ第55話、めっちゃ展開動いたね…!! ヤン姫様がついに動いたー!!って感じで読んでてドキドキしたよ😭💕 まさかの婚約報道!しかも記事書いたの向井くんだったの!?って衝撃…。 ラウとの関係がどうなるのか気になりすぎるし、目黒くんが「一緒に探します」って手首掴んで迫るシーン、距離詰められててちょっとキュンとしちゃった…!!🙈💗 続きの56話、もう読む準備バッチリだからね!!