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「すごい、あふれてきまふよ?」
「そこで、しゃべらないでぇっ!」
じゅぼ、じゅぼと音を鳴らしながら、ゆず君が俺のを口に含んでいる。いつもは、俺が奉仕する側なのに(させられるっていったほうが正しいかもだけど)、今は逆の立場になっている。それが嫌かといわれたら、別にそういう訳じゃなくて、寧ろ、嬉しかったりする。
女装したゆず君は、本当に女の子みたいで、綺麗で可愛くて、それでいて、淫靡で妖美で、厭らしくて、最高で……
背徳感を感じずにいられなかった。
「ほら、だひてください」
「ダメ、ダメ、ダメ、ダメ、ダメッ~~~んんっ!」
と、射精する寸前で口を離された俺のものは、勢いよく白濁液を吹き出した。それは、ゆず君の顔にかかって、その顔に欲情してしまう。
顔射なんて、AVの世界だけだと思っていたのに……
女装をしたままのゆず君にしてしまった事に、罪悪感を覚えながらも、ゾクゾクと身体を震わせて、熱い息を吐き出す。
「あーあ、紡さんのせいで汚れちゃいましたぁ。いつもより、早いですね?」
「ご、ごめんゆず君……」
「良いですよぉ。その代わり、紡さんにも汚してもらいますから」
無邪気に笑うゆず君の顔は、とっても危険な香りがして、俺は無意識のうちに身体を強張らせていた。
俺の精液でベトついた顔を拭い舐ると、ドレスを突き上げていたものを俺に見せびらかしてきた。女装をしていても、女の子に見えても、それは間違いなく男の象徴で、既に立ち上がったそれを見せつけられては、期待せずにはいられない。
「紡さん、後ろ向いて下さい」
「え……」
「大丈夫ですよ。ちゃんと慣らしますから」
そういって、俺を机の上に押し倒してうつぶせにさせると、何処から取りだしたのか分からないローションを俺の尻目がけて垂らす。ぺちゃ、ぺちゃと、床にローションが零れる音がして、静かな部屋にそれが響くのがなんともいえない恥ずかしさだった。
「冷たくなかったですか?」
「う、うん。大丈夫って……何で、そんなもの持ってるの!?」
「備えあれば憂いなしですよ。あっ、あと、紡さんの替えの服とか、タオルとか持ってきてるんで、存分に汚しちゃっても良いですよ~」
「そ、そういう問題じゃないって!」
そう答えると、ゆず君は安心したように微笑んで、そして、そのまま指先を後孔に沈めた。
何度も、何度も、数えきれない程に犯されているそこは、ゆず君の指を簡単に飲み込んでいく。中が擦られる感覚に、自然と声が漏れてしまう。
「んんっ! ゆ、ゆずく」
「どうしました?」
「はやく、はや、早く挿れて」
「まだ駄目です。もう少し解さないと」
そういって、二本目の指を入れてきたゆず君は、バラバラと動かしたり、出し入れしたりを繰り返している。気持ちいいところには触ってくれないから、もどかしくて、つい腰が揺れてしまう。
そんな俺を見て、クスリと笑ったゆず君が耳元で囁いた。
「可愛い」
「んんっ……!」
「あれ? もしかして、今ので感じました?」
「ち、違う!」
図星だった。お腹の奥がキュンと疼く。欲しくてたまらない。
腰が揺れてしまうのも、欲しいって強請るように媚びてしまうのも、全部全部仕方ない。だって、俺はゆず君に開発されたんだから。
「も……もう……」
「そうですね。まあ、もう大丈夫だと思うので」
そういって、ゆず君は自分のものを取りだして俺の上にのっけた、ずっしりとした重さと、堅さ、そして熱が伝わってくる。
「今から、紡さんは女の子に犯されるわけですが」
「え、え、違うよね」
「ちゃーんと目に焼付けといて下さいね。紡さんは、女の子のかっこした僕に興奮して、ぐっちゃぐちゃにされちゃうって所♡」
そう言って、ゆず君は俺の後孔に自分のをあてがい一気に貫いてきた。
いきなりの圧迫感に、息が出来なくなって、苦しいのに、それさえも快楽に変換されてしまう身体。いつも以上に大きい気がするゆず君のもの。奥まで届いているそれに、頭がおかしくなりそうになる。
「あ~いつもより締め付けてきますね。興奮してます?」
「し、してなぃ!」
「嘘つき。じゃあ、ここはどうですかねぇ~」
ぐりっと、前立腺を押されて、ビクンッと身体を震わせる。ゆず君は、俺の身体の事なら何でも知ってるんじゃないかと思うくらい、的確に俺の弱いところを突いたりしてくる。その度に、俺の身体は正直に反応して、それを楽しんでいるかのように、ゆず君の動きが激しくなっていく。
パンッと肌と肌がぶつかる音が、誰もいない教室に響く。足をばたつかせれば、そこら辺にあったからの段ボールに当たってそれが床に落ちていく。
でも、そんな事を気にしている余裕なんてなくて、ただひたすらに、押し寄せる快感に耐えていた。
「紡さん、もっと声出して良いんですよ?」
「だ、だめぇ……んぁっ」
「ほら、ここ好きでしょ?」
「す、すきだからぁ……でも、こえ……聞かれたらっ」
「大丈夫ですって、誰も来ないですから」
その警戒心のなさはどこから来るんだ、と思ったが、今更気にしていられる余裕もなくて、俺はギュッとゆず君にしがみついた。
激しくなる律動、そして、耳にかかる熱い吐息に、俺は限界を迎えようとしていた。
女装をしたゆず君に犯されている。それだけで、イキそうだ。
俺が女役なのに、女の子の格好をしたゆず君に犯されているという事実に、余計に興奮してしまう。
「ゆ、ゆずくん、もぅ、も、ダメ……」
「はい、わかりました」
そう言うと、ゆず君は俺のものを扱いて、射精を促した。
「あああっ!」
「っく……」
俺は勢いよく白濁液を吐き出して、それと同時に中をキュウと締め付けた。すると、ゆず君は苦しそうな声で喘いで、そして俺の中に熱いものを注ぎ込んだ。
ずるりと抜かれると、後孔からはどろりとしたものが溢れてきて、太腿を伝って床に垂れた。
女装したゆず君に、中出しされた。でも、多幸感に包まれて、俺は降りてこられなくなった。
そんな、ふわふわした頭で、パシャリと何かが切られる音を拾って、俺は「え?」となりながらも、安心させるように額にキスを落とす長い髪のゆず君を見て、はうぅ……なんて、情けない声を漏らすことしか出来なかった。