テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
ーーー青の家ーー!
桃「ね、ねぇ」
赤「ん?」
桃「30歳の俺って……どんな人」
黄「そうですね……かっこいいです」
桃「かっこいい……」
赤「あとは自由人かなぁ」
青「気分屋でもあるよね!」
桃「自由人……?……ほんとに?」
赤「うん、好きな時に好きなことするタイプだよね」
桃「自由……自由になれるんだ」
赤「どうゆうこと?」
桃「他にないの?」
黄「あとはストイックですね」
青「リスナーの為なら頑張っちゃうし、自分に厳しいからねあなた」
桃「りすなー?」
黄「それは内緒です」
桃「ケチ……」
赤「ねぇ桃くん、桃くんは今幸せ?」
桃「…………今の俺は?幸せにしてるの?」
黄「してますよ。とても」
桃「……ならいいや」
赤「桃くんは?今の君の気持ち」
もしかしたら桃くん……
桃「っ……………………」
青「桃くん……?」
桃「っ……し、幸せだよ」
赤「本当に?何かあるんじゃないの?」
桃「何もないっ!普通の家庭だし!」
青「桃くん……もしかしてお母さんに酷いことされてるの?」
桃「さ、されてない!何言ってるの?」
黄「桃くん、今辛いですか?」
赤「辛かったよね?だって今の俺は幸せそう?って聞いて幸せって答えたら安心した表情したってことは今は辛いんだよね?」
1人で抱え込んでたんだよね
桃「っ……違う」
青「桃くんいいんだよ、お母さんいないんだから、言っても誰も怒らないよ」
桃「………………」
黄「桃くん……」
桃「……言ったら……助けてくれるの……?」
赤「それは……」
桃「どうせ、あんたらも助けてくれないん
でしょ……」
黄「………助けを求めたことがあるんですか」
桃「……先生にばれたんだ。虐待されてること」
青「虐待……!?」
桃くんそんな事、1度も言ってなかった……
桃「最初は虐められてるのか疑われた、洋服の下から痣が見えたって……でもいじめはなかった。ないけど虐待されてるって言った」
赤「先生は?」
桃「……家庭の問題は家庭で解決しなさいって」
青「なっ……」
桃「だから……大人の人に行っても無駄なんだって……思った。あんたらもそうでしょ?言ったって何もしない……ただ同情するだけ」
赤「俺たちは今の君は救えない。だって薬で小さくなってるから、戻ったら大人の桃くんになる。でも大人の君は助けるよ。何がなんでも」
青「僕達がやれるのは、小さな桃くんと楽しいこといっぱいすること!今まで頑張ってきたぶん今ここで楽しもうよ!怖い人なんていないんだよ?」
桃「……なんでそこまでするの他人なのに」
黄「他人じゃないです、家族ですよ。」
桃「………………」
赤「大人の桃くんもそう思ってると思うよ。」
桃「嘘だ……」
青「嘘じゃいんだよなぁ、これが!だって大人の桃くんはすっごい声を上げて笑うんだよ?それにつられて僕達も笑っちゃうし、僕たちの我儘をいやいや嬉しそうにきいてくれるし、たまにだけど僕たちに甘えてくれる」
桃「……そんなの……俺じゃない」
黄「桃くんですよ」
赤「だから桃くん、未来楽しみにしてて!僕達が絶対に桃くんの未来を楽しくさせるから!」
桃「……信じていいの…?」
黄「もちろんです!」
青「だってほら見て、こんなに笑ってるんだよ桃くん」(写真を見せる)
桃「これが……俺……?」
赤「そう、大笑いすると仰け反るんだから」
桃「……たの…しそう」
黄「でしょ?桃くんは多くの人に愛される人になります。だからこの先人生の中で1番楽しい時が来ることを信じてください、必ず来ますから」
桃「……グスッ……うん!」
青「よく頑張ったね」
コメント
3件
楽しみ(((o(*゚▽゚*)o))) 続き待ってます!
桃くんの過去、深そうだな、、🤔 続き待ってます!!