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52 - 第52話 始マル戦い、深マル謎

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2023年12月04日

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第52話 始マル戦い、深マル謎

前回までのあらすじ

黒野と戦う。以上。

「は、始め!」

そのリスの声で、戦いが始まった。

「ハンドガン 」

バンッ!

バタッ…

「「「……え?」」」

戦いはおわ…

「お、おい!ラキ、もう少し尺を考えろよ!」

「ユウってそんなキャラだっけ?」

「みんなメタい」

でも、これで終わりだよね。ユメさんには本当に申し訳ないけど…。後でいくらでも殴らせよう。

「ユメさん、ごめんね。君の彼氏を殺しちゃって」

「いや、いいんだ。私は友達を傷つけるやつを許さない性格だからね。これはこいつが悪いよ」

そう言うユメさんの目は、やっぱり寂しそうだった。「もう会えないのが悲しい」、「でも友達を殺そうとしたからしょうがない」。恐らくユメさんはこの感情の間にいるんだろう。

「よし。それじゃあ、カナ達は何処にいるの?」

「あ、あぁ。そこのパイプ椅子が入っているところだ」

そうして、リスはユメが指さしたところに向かって、開けた。

「?この中には確かに空間がある。だけどあるのは人の形をしたぬいぐるみで、それ以外は無いぞ?」

え?

「そ、そんなはずは無い。黒野は、確かにここに居ると」

ユメさんは少し焦りながらリスに近ずいた。

そして、その中を見て、ユメさんも頭の上に「?」を浮かべる。

「ど、どういうことだ!おい!黒野!」

しかし、黒野は僕が「ハンドガン」で頭を撃ち抜いたから、当然返事はできない。

「もしかして、美里さん達はこことはまた別の場所にいて、そこに監禁されてるんじゃないの?」

「そうだとしたら…」

ユウは顔を真っ青にし、膝から崩れ落ちた。

「もう…シイ達は助からない…」

「いや、ここは『時を創る』で創られた時間軸だ。時間的に毒ガスはもうでているはずだ。だが、この時間軸は消えない。黒野が『時を創る』を持っていたとしても、黒野は死んだから効果は消えているはずだ。つまり…」

「つまり美里さん達は生きていて、別の時間軸で何かをしている…ということか」

「わ、私の決め台詞を勝手にとるな!」

「いやいや、だって簡単に教えてくれるんだもん」

決め台詞を言いたくなるのは男子誰でもあると思うぞ。

「だけど、その時間軸ってどこなの?」

「私たちが寝てる間にあまり遠くには行けないだろう。だから、ここからすぐ近く…だと思う」

「思うって…そんな無責任な」

寝てる間に創れて、なおかつ最初の方に黒野が言っていた『あまり負荷をかけられない』という言葉から考えるに、

「もしかしたら、同じ時間軸で、別の場所で何かをしているのかも」

「別の場所って何処なの?」

「それは…分からない。『テレパシー』で捜索してみる」

テレパシーで探せる距離なら、すぐ近くだ。

(ザーー)

(ザーー)

(…iさん!)

「ッ!見つかった!」

「おぉ!場所は?」

「分からない」

「ダメじゃねぇか!」

「でも、すぐ近くだ。」

『テレパシー』の射程距離(言い方合ってるかわからん)は半径250m。つまり250m以内に必ずいる!

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