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「おぉ、やっと来たか」
「遅くなってごめんね」
「いや、構わんよ」
「じゃあ、いこっか」
「そうじゃな」
「…またね」
ごめんねふたりとも
グシャッ
「ん。ここどこ?」
「おぉ、起きたか。ここは彼岸と此岸の境じゃ」
「境?」
「お前は残念なことに、完璧には死ねなかった。
じゃから、どっちに行くか選べr」
「彼岸。」
「?」
「彼岸に行く。七不思議にしてくれるのでしょう?」
「…あぁ。ではいこうか」
「えぇ」
「こうして私は怪異になった。
でも、無理に死んだせいか完璧に怪異になれたわけではなかった。
だから、徐々に完璧な怪異となっていくの。
転校生として現れてみたのは、何も深い意味はないわ。
幼馴染の顔を近くで見たかっただけよ。」
嘘はついていない
「そっか」
「金杖代、銀杖代、氷杖代」
ぼんっ
「っ、杖代が3体も?」
「これはあの怪異が
自分の力を3体に全部注いで作られたの」
「さぁもう話すことはないわ。
私は帰るわね。サヨウナラ」
ガラガラガラガラ
すべてを聞いたあと、生徒会室には
会長と二人っきりになった
「蒼井は、どう思った?」
「いや、正直ビックリですよ
虐待されていたなんて…」
「あの子、暴走したら誰にも止められなさそうだね」
「何しろ、最強。ですからね」
「あした、またこのことについて話そう」
「そうですね」
「じゃあまた明日」
「さよなら」
…なんでつーちゃんが
ボロッボロ
っなんで涙が
本当に泣きたいのはつーちゃんなのに。
グスッグスッ
涙が止まらない。
当時の自分の能力の低さにイライラしてくる。
あの時、気づいていれば!!!
つーちゃんが死ぬこともなかったのに。
「つーちゃん。またあそびたいよぉ」
グスッグスッ
家についていた。
今日が誰もいない日で良かった。
「た、だい、ま」