めめと俺の恋愛日記。

🖤side

今まで人のこと好きになるとかよく分かってなかった。

SnowManに入るまで自分のことで精一杯だったし。

ある日

🩷「めめ、相談があるんだけど今日飲み行かない？」

佐久間くんが相談なんて珍しいな。

どうしたんだろ。

🖤「ん、全然いいよ」

そうして2人で飲みに行った。

🩷「俺、阿部ちゃんのことが好きなんだけど康二と付き合ってるんじゃないかと思うんだ。」

相談に乗って康二に見られた日。

あの時は普通だと思ってたけど何故か胸の痛みを感じた日。

俺はちょっと前から仕事に追われて

精神的にも体力的にもきつい日々が続いていた。

メンバーに相談するのは嫌だった。

心配を掛けたくなかったから。

でもこの感情をどこに発散していいか分からなかった。

でも、どこかに吐き出さないと今にも死んでしまいそうだった。

康二はいつも

🧡「めめ、ちゃんと寝れてないやろ！！」

🧡「いつも仕事の量多くて大変やもんな。。なんかあったら言うてよ！！」

すごく救われてた。

康二は自分の辛さは隠すくせに他人の辛さにはすぐ気づく。

俺はいつもそれが心配で康二を探してるから泣いている康二を見つけられる。

康二にこの気持ちを伝えたら

どんな反応をするだろう。

🧡「そんなに辛くなるまで俺は気づいてあげられんかったんか。。。」

と言って泣き出してしまうかもしれない。

容易に想像出来てしまう。

何より、ドラマ出演を目指している康二に失礼だ。

🖤「大丈夫だよ。」

腑に落ちてないような反応をしてたけど何とか説得できた。

このままこの感情を持ったままだったら

またすぐ誰かに気づかれるだろう。

そんな時に見つけたのがノートだった。

元々はドラマの役の職業を学ぶために図書館へ来て勉強をするつもりだった。

そしてふと思った。

ここに自分の気持ちをぶつけてしまおうと。

スマホのメモでも良くないか？と思ったが

スマホを開く度に思い出してしまいそうでやめた。

そして

最近毎日が辛い。

仕事で周りに期待されているのを感じる。

ありがたい、だけどプレッシャーとしなきゃいけない事が多すぎてどうしていいか分からない。

仲間はみんな優しくていい人。分かってるけど優しいからこそ言えない。

常に笑っていないと。優しいからみんな気づいちゃう。

大丈夫、演技は得意だから。

と書いた。

返事なんて期待してなかった。

ただ自分の気の済むままに感情をぶつけた。

そして、本と本の間に隠した。

人が全然こない図書館だから大丈夫だろうと思った。

数日後、また自分の気持ちをぶつけようとノートを開くと、そこには

こんにちは！！勝手に見てすまん！

でもな、

書かずにはいられんかった！

みんなに言えんのやったら

これで俺に

言えばいいやんか！！

お互い顔も分からんのやしさ^^

俺も最近辛いことあってん。。。

そういうの共有してかない？^^

と書かれていた。

正直最初は何勝手なことしてんだよ。と思ったが

文をゆっくり読むとその人の人柄の良さが伝わってきた。

この人関西人なのか。

関西の人ってみんなこんな優しいの？笑

と心の中で呟いた。

頭に浮かんでいたのは康二だった。

それからoffがあると図書館を訪れて交換日記を繰り返していた。

kくんは恋愛で失恋したようだった。

佐久間くんもだけど恋愛するってどんな感じなんだろうなあ。

人を好きになるってどんな感じなんだろ。

少し興味が湧いた。

kくんは相手を本当に大事にしているのが伝わったし、

辛いはずなのに文でしかやり取りしてない俺にまで気をつかって大したことないかのようにしている。

そういえばもうすぐ冒険少年の撮影だ。

久しぶりの康二との撮影

楽しみ。

だったのに

なぜか康二は最近元気ない。

撮影当日。

今日も元気がない。

なのに俺が声掛けても

🖤「康二」

🧡「んー？どしたん？^ ^」

また作ってる。

いつもは俺に相談してくれてたのに。

無理してるのなんて俺にはすぐ分かるのに。

どんだけ見てきたと思ってんだよ。

そこで休憩中思い切って聞いてみた。

🖤「ねえ、康二」

🖤「最近どうしたの？」

教えてくれると思った。

俺と康二は誰よりも絆が強いと思ってたから。

でも康二は何も教えてくれなかった。

結局あんなに楽しみにしてた冒険少年の撮影は

めめこじの絡みなんて全くないほどつまらないものだった。

そして俺は図書館にまた足を運び

どうすればよかったんだろうと書き込んだ。

kくんの優しさに触れたかった。

心の拠り所だった康二からの拒絶に

耐えれそうになかったからだ。

するとkくんから返事がきた。

mくんどうしたのよ！?

お仕事でなんかあったんか?？

俺で良ければ話してよ。。。。。。

関西弁だからか勝手に康二と重ねてしまう。

kくんとの会話なのに頭の片隅にはずっと康二がいた。

kくんの

元々仲良かったんやろ？大丈夫やって！

という言葉が康二も平気かもと思わせてくれた。

数日後

康二を家に誘った。

明らかに嘘なのに言い訳をしている康二

🖤「逃げんなよ」

圧をかけてしまった。

あんなに仲良かった康二に避けられているのが

辛くてイライラしてしょうがなかった。

結局断られてしまった。

あんなに人懐っこい康二だからこそくるものがあった。

辛い。

そしてその足取りで図書館に向かい、ノートに

話そうとしてもダメだった、笑

俺すごい仲良いと思ってたんだけど明らかに避けてるのがわかる。

そいつのお陰で辛くなってた仕事も楽しいと思えてたのに寂しいし、辛い。

そういえば、最近kくんの相談聞いてなかったよね。俺ばっか乗ってもらっちゃって。教えて？

と書いた。

毎回俺が相談に乗ってもらって、kくんの相談全然乗れてなかったからな。

反省しないと。

kくんは失恋した相手をまだ諦めきれていないようだ。

居酒屋に行ったら恋人といる所見ちゃったんだっけ。

抱きしめあって好きとか言い合ってんの見たらさすがに凹むなあ

そういえば俺と佐久間くんがみんなに付き合ってるって誤解されたのも同じ感じだったな笑

kくんほど良い人なら大丈夫だと思うんだけどなあ。

俺だったらkくんみたいな恋人欲しいし。

kくんは俺に相手にも言えないことがあるのかもと助言してくれた。

たしかに康二は意味もなく避ける人とは思えなかった。

またkくんに助けられちゃったな。

kくんと現実であったらどんな人なんだろう。

康二みたいに優しくて面白いんだろうな

その後俺は康二に避けられている辛さを

岩本くんに相談した。

こんな感情初めてで病気かもしれないと思ったからだ。

特定の人に避けられて胸が苦しくなる病気なんて聞いたことないし、体調面では岩本くんが1番だと思った。

このままじゃ仕事にも影響出そうだし。

でも岩本くんからは病気についての話ではなく

「それは病気じゃなくて、その人が好きだから

その人と話せなくて寂しいんじゃない?」

と言われた。

好き？？

元々康二のことはメンバーであり相棒だと思ってたから好き。

岩本くんの言ってる意味がわからなかった。

俺男だし。

💛「性別なんて関係ないんじゃない？」

好きって相手のことが気になって頭から離れなくて、そばに居たくて、、、

あれ。当てはまってるよな。

でも、好きって康二と手繋いだりキスしたりしたいってことだろ？？

全然嫌じゃない。

むしろ一緒に居たいと思ってしまった。

俺、康二が好きだからこんなにイライラして辛かったの？

それを自覚した瞬間

体がぶわっと熱くなるのを感じた。

結局その日康二を探したがもう帰ってしまっているようだった。

その後もkくんとは何気ない会話を繰り返していたのだがある日衝撃的な内容を見てしまった。

mくんこれから書くのは俺が相手をあきらめるためやと思ってあんま気にせんどいて^^

めめのこと俺ずっと大好きやったよ。

メンバーにこんなこと思ったらあかんと思うけど

ほんまに大好きだった。

めめにはさっくんが居るって分かってたけど諦め

られんくてごめん。

もうこんな感情捨てるから。変わらず俺を仲間と思って欲しい。図々しいよな笑

めめ？さっくん？

これって俺の事だよね、？

居酒屋で振られたと思ってて佐久間くんと俺って

絶対SnowManだよな

スノ担の妄想か？とも一瞬疑ったが

kくんに限ってそれは無い。

まさか康二？？

俺が都合よく解釈しすぎかな。

でも期待しちゃう。

もしkくんが康二だったら

俺はずっと康二に救われてたんだな。

康二には知られたくないと思っていた仕事でのストレス。

でも、もし康二が見てくれていたなら

嬉しいとも思ってしまう。

期待を込めて康二？と書いた。

それから毎日俺は図書館に通った。

kくんを探すために。

通って2週間がたとうとした時

いつも通り座って待ってようかなあと思いながら図書館に入るとそこには康二がいた。

🖤「康二」

🧡「え？」

とてもビックリしたような顔で康二がこっちを見ている。

嬉しかった。

それがどんな表情であれ俺を見てくれたから。

でも期待してた言葉とは全く違うものが来た

🧡「気持ち悪かったやろ。俺が自分のこと好きなんて。」

🧡「ただのメンバーなのに、めめのことを恋愛として意識しながら仕事してたなんて。話したくもないよな。ほんまごめん。今は全然吹っ切れてるから安心してよ。それでも嫌なら冒険少年とかと俺だけやめれないかおつるとかに確認するし。」

違うよ。嬉しかったんだ。

康二が俺を意識してくれてたなんて。

🧡「前にめめを好きだったのは本当やけど、もうほんまに吹っ切れてんの。だからこれからもメンバーとして一緒におったらダメかな、？」

もう遅かったのかな

🖤「もう、俺の事なんとも思ってないの？」

違うと言って欲しかった。

まだ好きだと。そう言って欲しかった。

🧡「も、もちろんやん。もうただのメンバーとしか思ってない。」

嫌だ。ちゃんと男として見てほしい。

🖤「俺さ、康二との交換日記でドラマとかも頑張れてたの。いつも辛くてどうしようもなくて、でもメンバーには言いづらくて。よく考えたら交換

日記をする前から康二は俺を心配してくれてたよ

ね。」

🖤「あの時も俺はすごい救われてたのに、俺の知らないところでも助けてくれてた。kくん、、康二が居なかったら俺多分アイドルやめてる。」

🖤「俺、康二のこと好きだよ。恋愛としてちゃんと。気づくのが遅くなっちゃったけど、これから毎日康二に俺の愛感じてもらうから。」

もう康二が俺の事好きじゃなくても

この気持ちだけは伝えたかった。

それに諦めるつもりは鼻からないから。

それから俺は毎日アピールした

メンバーにどう見られようと関係ない。

俺は康二が好きだから。

思ったことを全部素直に伝えた。

可愛い。好きだよ。俺を見て。

でも康二は新しく好きな人が出来てしまったらしい。

誰なんだろう。

🧡「そ、そうやな！！だてぇありがとう！！！」

んなんか反応おかしくない？

距離も近い気がする。

へえ、康二の好きな人って舘さんなのか。

その時は康二が嫌がると思ってこれ以上言わなかった。

でも負けるつもりはない。

🖤「舘さん。」

❤️「ん？どうしたの？」

🖤「俺、負けないからね。」

そう伝えて家に向かった

❤️「え？どういうこと？」

💙「わかんねえwwwww」

舘さんに宣戦布告をした後

スマホが鳴った。

！！

康二からだ

嬉しいな。どんな内容なんだろ。

助けて。

どういうことだ。

どこにいるんだ。

いやそんなこと考えてる場合じゃない。

俺はどこにいるかも分からない康二を走って探し始めた。

どこだ

なにがあったんだよ

康二

康二

康二

🧡「なあ、ほんまにいくん？」

見つけた

🖤「康二！！！！！！！」

🧡「め、めめ？」

うるっとした瞳で俺を見つめている

こいつマジでなにしたんだ

てかなんで康二の腰触ってんだよ。

🖤「ねえ、なにしてんの？」

👤「いや、俺達仲良しでさラブホって無見あるけ

ど飯美味いしビールとかあるし普通に楽しくね?

ってなってさ。な?康二」

こいつぶん殴っていいのかな

まず男同士でラブホが普通な訳ないし

普通だとしても俺以外と行って欲しくない

他の男の体液着いたベッドとかまじ最悪だし

康二はなんでなんも言わないんだ？

🧡「い、今どき男同士でラブホなんて当たり前や

ん^^」

なんで嘘つくんだよ。

助けてって言ったじゃんか。

康二がこんなことする人じゃないのは

俺が1番分かってる。

きっとこいつがなんか言ったんだろう。

🖤「俺、康二のこと信じてる。根拠は無いけど俺

勘は鋭いから。」

この言葉は康二にしか言ったことない。

勘っていうか本当は康二のことをずっと見てたから知ってるだけ。

仕事で反省して泣いてる時も

プレッシャーで不安そうな時も

ダンスが上手く覚えられなくて辛そうな時も

康二がまっすぐで誰よりも頑張ってるのを知ってるから上手くいくって確信してた。

繰り返し繰り返し康二に伝える

俺は康二のことちゃんと分かってるよ。

大好きだから。

「めめ、、、俺行きたくない。助けて。」

嬉しかった。ちゃんと俺に頼ってくれた。

当たり前だよ。康二は俺にとってかけがえない存在なんだから。

🖤「もちろんそのつもりだったよ」

俺は男の耳元で

🖤「ねえ、知名度がある康二狙ってそんな事してさ何も起きないと思ってんの？ウチの会社全然出るけど。知らないよ？」

脅しだけど半分本気。

これ以上何かしたら本当に俺自身何をするか分からない。

怯えて逃げてくれたから助かった。

最初からすんなよな。ほんとに。

康二は怖かったのかいなくなった瞬間

涙が溢れ、ほっとしたのか笑顔になった

どれほど辛かっただろう。

俺がもっと早く見つけてればこんなことにはならなかったのに。

🧡「めめなら来てくれるんじゃないかなって期待してた。そしたらほんまに来てくれて、めめのこと諦めて忘れたつもりで好きな人出来たって嘘ついたのに、ダメやな。」

康二は俺を信じて俺にだけ連絡してくれた

俺を忘れようと必死だった康二が

それがたまらなく嬉しい。

康二の中で俺の存在が大きくなってるような気がした。

え、まって。

好きな人いるって嘘だったのか、、！

俺、めっちゃ恥ずいじゃん笑

🖤「え、、あれ嘘だったの？俺だてさんなのかと思って康二から連絡来る前宣戦布告してきちゃった。」

🧡「え！なんやそれ！！！笑」

🖤「ごめん笑」

🧡「めめのことずっと前から大好きやで。まぁ、交換日記でバレてたと思うけど。。。」

紙で見るのと実際に顔みて声聞くのは

全然違うな

こんなに可愛い人を俺は悲しませてたんだな

二度と手放さない

🖤「ありがとう。俺だって誰にも負けないくらい

康二が大好き。これからはメンバーってだけの関係性じゃなくて恋人になってよ。」

🧡「もう！！しょうがないなあ！！」

🖤「交換日記してくれてたのが他の人でもこうなってた訳じゃない。康二だから良かったんだよ。

康二だからこそ俺はこんなに大好きなんだから。

kくんだから。なんだよ？笑」

🖤「康二は？？交換日記の相手俺じゃなかったら

そいつ好きになってた？」

🧡「うーーんどうやろねぇ笑なってたかも？？」

嬉しそうに話す康二の顔を見ると俺まで胸が満たされる

これからも俺の気持ち伝え続けるから。

二度と悲しい思いさせない。

俺を選んでくれてありがとう。