テラーノベル
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しなもん ここあ たん .ᐟ
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ヤッター中国と晩酌だー――今日も今日とて、俺は日課のストーキングをしていた。
灰色のユラシーアの夜。窓の外、あの部屋の明かり。俺は影のように張り付いて、紅星――俺の中国――をガン見する。視線で貫く。吸い込むように見る。明日は休日だ。だから今日は、長く見ていられる。誰も邪魔しない。俺の世界は、あいつだけだ。
……ああ、もう本当に隣に引っ越した方がいいんじゃないか。いや、むしろ同じ部屋に住みたい。朝も昼も夜も、ずっと一緒に。あいつの寝息で目を覚ましたい。あいつの重力で眠りたい。胃が死ぬ? 知るか。俺はもうとっくにお前に溺れて死んでる。
そんなことを考えていたら、端末が震えた。着信――中国から。心臓が跳ねた。喉の奥がきゅっと冷たくなる。俺の心臓が騒ぐ。
「……もしもし」
『つまみ多く作りすぎちゃったので、一緒に飲みませんか?』
…………。
ヤッター!!!!!!!!!!!!!!!!!
心の中で花火が上がった。俺は死んだ魚みたいな目で外に立ったまま、全力で叫んだ。いや、声には出していない。出せるわけがない。でも俺の心は大絶叫だ。ああ、ああ、ついに……俺を……俺を呼んだ。俺の紅星が、俺を呼んだ。つまみを作りすぎたとか言い訳してるけど、違う、違うだろ? 本当は俺と飲みたいんだろ? 俺を求めてるんだろ? そうだよな? な?
――いや、待て。言わせたのか? 俺の重い視線で? 俺の執着で? ……細けぇことはいいんだよ!!!
中国が誘ってくれた。それだけが事実。それ以上に大事なことはない。俺の紅星が、俺と一緒に酒を飲もうと言ってくれた。それだけで世界が完成する。ユラシーアの灰色の夜が、俺のために輝く。
心臓がうるさい。手が震える。指先に氷が生まれそうになる。だめだ、落ち着け。落ち着け俺。今飛び込んだら引かれる。嫌われる。突き放される。……でも、ああ、もう、どうしようもなく嬉しい。
「、、、行く」
――今行く。すぐ行く。俺はお前の隣に行く。
心の奥で溢れる愛と執着と歓喜を抱えたまま、俺は氷の怪物のくせに、浮かれた足取りで紅星の部屋に向かった。
……ヤッター。俺の紅星と晩酌だ。
コメント
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第15話「ひゃっほーい!!」読んだわ! もうね、主人公の心の絶叫がすごくて笑ったw 「心の中で花火が上がった」とか「氷の怪物のくせに浮かれた足取り」とか、狂気と愛おしさが混ざった表現が刺さる。紅星からの誘いに「……行く」って一言だけ返すのが逆に重くて最高。ストーカー視点なのに憎めない主人公が面白い。続きも楽しみにしてる🔥