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胡蝶「氷彗さんは柱なので十分な体力を持ち合わせているので実践はしないのですが、蝶屋敷ではこれが日課なので説明しますね。アオイ」


アオイ「はい。まずこれは「機能回復訓練」といい、怪我の治療を終えた患者を対象に行われる訓練となってます。入院生活で鈍った身体・機能の回復が目的です。主に柔軟・動作の訓練は私・アオイとすみ、きよ、なほが相手です。反射はあちらの栗落花カナヲが相手です。」


氷彗「なるほど」


炭治郎「一見、簡単そうに見えるんですけどそうともないんですよね…」


伊之助「今日こそは勝つぜ!!」


善逸「アオイちゃ〜ん手加減してよ〜?」


アオイ「しません」


そこから訓練が始まったのだが3人とも秒で負ける。

さっきの勢いはどこにいったのか。


アオイ「やれやれ…もう回復訓練が始まってから2週間は経ってるんですよ!?」


炭治郎「もう1回!!お願いします!!」


善逸「も〜疲れた〜!!」


伊之助「…」


胡蝶「では氷彗さんにお手本を見せてもらいましょうか」


氷彗「え」


胡蝶「私も氷彗さんの実力見てみたいもんで」


氷彗「わかりました」

柔軟のされ方は目で見てわかったし、動作は鬼ごっこみたいなもので神崎さんの動きには大体の法則があった。

ただ…

あのピンクの髪飾りで横に縛っている栗落花さんは全く動きがわからない。多分もう少し強くなれば柱ほどの実力はあるのではないかと思われる。

動きに法則性がなく常に動きが違う。


すみ「それではいきますよ〜?」

その掛け声ですみさん、きよさん、なほさんはそれぞれ足や腕を引っ張り体を開かせる。

…これ結構キツい。

泣くほど痛いわけではないが心が折れるのはわかる気さえする。


炭治郎「さ、さすが柱…無表情…」


きよ「それではよ〜いどん!」

アオイは素早く右に動く。(氷彗から見て右)

毎回右。私はあっという間に神崎さんを捕まえることができた。


アオイ「流石ですね氷柱様」


氷彗「ありがとうございました」


伊之助「この感じ…ただものじゃねぇ…肌で感じる…」


善逸「俺の耳もそうだ…。今まで聞いたことのない…なんていうんだろう。まるで…゛「氷柱」が落ちてくるような゛…」


炭治郎「…」


なほ「次は反射訓練です!お湯を持ち、かけられた側が負けです!」


ついに栗落花さんと対決する反射訓練が来た。

若干緊張する。


なほ「それではよーいどん!」


カナヲ「っ、!」


栗落花さんの目線は大体予想ついていた。人間は利き手の近くを持つ心理がある。ならその反対を狙う。

私は素早くお湯を持ちかけるのではなく置いた。


胡蝶「おお」


アオイ「氷柱様の勝利です」


胡蝶「流石ですね氷彗さん」


氷彗「いえ…ありがとうございました」

栗落花さんは軽めにお辞儀をして道場を出た。


胡蝶「それでは今日の機能回復訓練は終わりです。氷彗さんは残ってください」


氷彗「はい」




胡蝶「機能回復訓練…どうでしたか?」


氷彗「正直すごく難しかったです。特にあの…栗落花さんの反射訓練…。栗落花さんも柱の実力に近いと思います」


胡蝶「よくわかったわね。カナヲも…もう私と同じくらいの実力を持ち合わせている。なんなら私を超えてるかもだけど笑」


氷彗「…」


胡蝶「私はある方と鬼舞辻無惨を倒すために毒の共同研究を今しているの」


氷彗「毒…」


胡蝶「私は恵まれなかった身長のせいで鬼の首が切れなくて…でも小さい頃から薬が作れててね」


氷彗「すごいですね」


胡蝶「鬼の首が切れなくても…この刀で刺すだけで鬼を殺せる。藤の花の毒を採用しているわ」


氷彗「なぜそれを私に?」


胡蝶「これから暮らす氷彗さんには一足先に教えてあげようと思いまして」


氷彗「…?」


胡蝶「私の亡き姉のことと亡き姉を殺した鬼のことを」

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