僕らの台本の1ページ

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💎side

それからというもの、りうらはお昼休みに初兎さんのところに行くことが多くなると同時に、僕はないちゃんの元へ行くことが多くなった。

最初は3年生の教室怖かったけど…

💎「ないちゃんいますか〜？」

ﾓﾌﾞ「お〜ちょっと待ってね？

ないこー、ほとけくん来てるよ〜」

🍣「待って！あと2分！」

ﾓﾌﾞ「後輩あんま待たせんなよ〜w」

なんてヤジも飛ぶ。

ﾓﾌﾞ2「あ、ほとけくんじゃん！ないこほっといて俺らんとこ来なよ〜w」

💎「え〜？w ないちゃんがあと1分で来なかったら行っちゃいますね〜？w」

🍣「え、まって！！w」

ﾓﾌﾞ2「ww あいつ、ほとけくんが来るようになってから昼までには仕事終わらせる！とか言って休み時間ずっと仕事してるよw」

そうなんだ…

ちょっと嬉しいな

🍣「おいばらすな！！ww」

💎「えー、ないちゃんかわいーいww」

なんていって笑いが絶えない3年生の教室。

今では同級生より知り合いの先輩が多い。

HRが終わり、今日は委員会がある日なので委員会へと向かった。

りうらも応援団あるって言ってたし、初兎さん以外みんな委員会があるから、今日は部活が無しに。

しゅんとする初兎さんに、

🐤「今日夜電話するから、おうちで待ってて？」

なんていうりうらはほんとイケメンだな〜。

初兎さん真っ赤にして、ほんとに微笑ましいカップルだ。

…あぁ、委員会じゃなくて、部活行きたかったなぁ…

💎「あぁぁ…ないちゃんいるからまだいいけど…やっぱ部活のが楽だしなぁ〜…」

やっぱりあの時、意地でも断っておけばよかった。

💎「…はぁ…」

とため息を着くと、

🍣「ため息ついたら幸せ逃げるぞ〜？w」

💎「わっ！！びっくりした、ないちゃんか」

🍣「ごめんおどろかせてw」

って、すんごい量の書類だな…。

💎「…」

🍣「…？どうした？悩み事？」

💎「あ、いや…。すごい量の書類だね」

🍣「あぁ、これか。一応生徒会長の仕事もあるからね。それと今日使うプリントと先生に渡さす資料。それから…」

すごいな…

僕よりないちゃんのがたくさん頑張ってる。

こんな事で嘆いちゃダメだな。

がんばろう…。

そこから1時間ほど委員会があり、それぞれ帰宅となる…が。

まだ書類とにらめっこしてる…。

💎「…ないちゃん？」

🍣「おぉ、ほとけおつかれさま！気をつけて帰れよ？」

💎「ないちゃんはまだ帰らないの？」

🍣「うーん、さっき任された仕事が終わってなくてw」

といって苦笑いで指さしたのは先程の大量の書類。

今日の昼休みには書類終わったって言ってたし…その後に出されたってこと？

先生もかなり鬼畜なものだ、

💎「…僕に何か、手伝わせて？」

ここまで真剣に、何事もこなすないちゃんの努力している姿を見て、気付いたら、口がそう先走っていた。

🍣「…！…いいの？」

💎「うん、もちろん！」

よしっ、僕が手伝って少しでも早く帰れるようにするもんね！！

…とは言った数十分後＿＿。

💎「…ないちゃん…ごめん…」

🍣「ん？w 全然いいってw」

書類の漢字は読めないわ、計算ミスするわ、判子の向きを間違えるわ…。

ないちゃんの邪魔しかしてない！？！？

💎「ほんとに…ごめんなさい…」

と言った途端、ぽすっ、と頭を撫でられ、にこっと笑ってこう言った

🍣「手伝ってくれるってその気持ちがめっちゃ嬉しいんだから。

ありがとな？」

💎「…！！」

僕は、その時のないちゃんの笑顔から目が離せなかった。

夕日が差し込む教室に2人、普段ならなんとも思わない光景なのに。

今日はなんだか鼓動が早い。

…もしかして僕…

ないちゃんのこと…

💎「…///」

自覚してしまうと、顔のほてりには勝てないが、これは夕焼けの色だと、誤魔化しておこう。

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ー番外編 〜ほしいもの〜 ー

🐇「ん〜…」

🐤「？どうしたの？」

🐇「…実はね、もうそろそろ従兄弟の誕生日やねんけど…何が欲しいのかなーって…」

🐤「プレゼントか〜…。初兎ちゃんの心がこもってれば、なんでも嬉しいと思うけどなぁ…」

🐇「…心がこもってれば、りうちゃんも何貰っても嬉しい？」

🐤「うん、もちろん！…まぁ、貰えていちばん嬉しいのは…」

ちゅっ

🐇「！？///」

🐤「初兎ちゃんだけどね…♡」

🐇「え…僕もうりうちゃんの物やん、？///」

🐤「！ずる…///」

本日は1枚上手な初兎先輩でした。

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𝐍𝐞𝐱𝐭⇒♡6,000〜⤴︎