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「さて、早速だけれど、車の中に積んである装備、全部外に並べて下さいな」
という事で、でっかい箱形の車の荷室に詰まったあれこれを出す。
巨大で重いバッグが4つ。でっかいトートバッグが2つ。
パドルらしきものがいっぱい。ライフジャケット6人分。
あとはクーラーボックス小型のが1つだ。
「クーラーボックスの中身をしまってきますから、ちょっと待っていて下さいね」
そう言って先生は家の方へ。
その間に僕らは荷物を観察。
「このパドルから考えると、この荷物はカヌーだよな、きっと」
そう言われると、確かにそんな感じもする。
ただ巨大なバッグに入っているので、良くわからない。
とりあえず巨大トートバッグ2つの中身を出す。
自転車用を巨大かつ簡単にしたようなポンプ4つ、袋に入ったひもというかロープ4つ。
更に、いかにもというザイルと、怪しい小型のスリッパみたいな靴と。
いかにも登攀用という感じの名称不明な、杖の短いのと。
同じく、何か拘束具みたいなもの。
ヘルメットや怪しい金具類も幾つも入っている。
「このあたりは何なのでしょうね」
「岩登りの道具だな」
川俣先輩が即答した。
「という事は、先生は岩登りとカヌーを両方してきたという事でしょうか」
「そんな感じだな」
他にも色々入っているが、こっちは完全にキャンプ用品。
テント一式とか食器とかガスとか、お馴染みのものだ。
まな板と包丁のセットまである。
「そう言えば先生、日焼けされていましたね」
「まあ年中そうだが、今回は大分赤くもなっていたな」
なんて話していると、先生本人が戻ってきた。
「それでは、まずテントを出して立てて下さいな。立てた状態でしばらく乾かしたいんです。おもりは端っこにある重量ブロックを使って下さい」