テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
#読み切り
柘榴とAI

「さて、早速だけれど、車の中に積んである装備、全部外に並べて下さいな」
という事で、でっかい箱形の車の荷室に詰まったあれこれを出す。
巨大で重いバッグが4つ。でっかいトートバッグが2つ。
パドルらしきものがいっぱい。ライフジャケット6人分。
あとはクーラーボックス小型のが1つだ。
「クーラーボックスの中身をしまってきますから、ちょっと待っていて下さいね」
そう言って先生は家の方へ。
その間に僕らは荷物を観察。
「このパドルから考えると、この荷物はカヌーだよな、きっと」
そう言われると、確かにそんな感じもする。
ただ巨大なバッグに入っているので、良くわからない。
とりあえず巨大トートバッグ2つの中身を出す。
自転車用を巨大かつ簡単にしたようなポンプ4つ、袋に入ったひもというかロープ4つ。
更に、いかにもというザイルと、怪しい小型のスリッパみたいな靴と。
いかにも登攀用という感じの名称不明な、杖の短いのと。
同じく、何か拘束具みたいなもの。
ヘルメットや怪しい金具類も幾つも入っている。
「このあたりは何なのでしょうね」
「岩登りの道具だな」
川俣先輩が即答した。
「という事は、先生は岩登りとカヌーを両方してきたという事でしょうか」
「そんな感じだな」
他にも色々入っているが、こっちは完全にキャンプ用品。
テント一式とか食器とかガスとか、お馴染みのものだ。
まな板と包丁のセットまである。
「そう言えば先生、日焼けされていましたね」
「まあ年中そうだが、今回は大分赤くもなっていたな」
なんて話していると、先生本人が戻ってきた。
「それでは、まずテントを出して立てて下さいな。立てた状態でしばらく乾かしたいんです。おもりは端っこにある重量ブロックを使って下さい」
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!