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「ちょっとこっち来て」
力強い手に引かれ、素直にその大きな背中についていく。
作戦通りの確かな手応えを感じ、連れて来られたのは2人きりになるには持ってこいの場所、人気のない資料室へと太一くんに導かれるまま足を踏み入れた。
背中越しのバタンとドアが閉まる。
「……こんなところまで来て、どうかした?」
「……」
返事はしてくれないくせに、視線だけがじっと私を私を射抜く。
私も色気のある大人の女であることを証明したかったはずなのに、普段なら絶対に仕事先で着ようとは思わないタイトスカートを、いつもより大胆に攻めた胸元を、見せないように隠してしまいたくなる衝動に駆られる。
どうしよう……ッ、なんか恥ずかしくなってきた!!
「た、太一くん」
お願い。何か言ってよ……。
私の願い空しく、黙ったまま距離を詰められ、ドアへと追いやられた私の顔の横に逃げ場を遮るように彼の腕が置かれる。 ***********************
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