第59話 ラズワルドの目的
ある日のお茶の時間に、理世は〈未来視〉でソロリアにジェイドが告発される場面を見てしまう。
その直後――再び公務の話をジェイドから振られる。
なぜかジェイドは、「断ってもいい」と言うが――
「――ううん、大丈夫。やろう、公務」
理世は、そう決断を下した。
(確かに告発の場面を見たのは怖いけど……でもあれが本当に、〈時空魔法〉についてかはわからないし。それよりも――)
〈未来視〉を得た初日の夜、夢で見たジェイドの冷たい視線が、理世の脳裏に蘇る。
(……ああならないように、少しでも協力的なほうがいい気がする)
そう思う一方で、理世は今一つ自信が持てないままだった。
「……わかった。じゃあ、近々また知らせるよ」
そんな理世の心情などわかるはずもないジェイドは、そう答えると外に目を向ける。
「……」
その憂いに満ちた表情は、理世の目にはしっか********
****************
*****************
***************************
******************
*********
********************
**********************
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!