この作品はいかがでしたか?
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コメント
6件
神だぁ…東方だぁ…東方良いよね!!() 瀬兎ちゃは誰推し…??
わぁ…神作の予感しか…((
どうも私です(?) うわぁぁぁぁぁ東方だぁぁぁぁ……!!(((
東方だあああ!!!
まあ東方要素は少ししかありませんが…
そして!!サムネを作ってくださった神を紹介します!
『ぁろ』という神様です!!
僕のフォロー欄から飛べるのでぜひ…!
(素晴らしいサムネ↓)
利久side
…変な夢を見た
今月で何回目だろう
…考える時間さえ苦痛だ
寝ぼけた頭を起こしながら時計を手にとる
時刻は8時過ぎをさしていた
ベットから降り、支度をしてから朝ご飯を食べる
昨日作った五目ご飯と冷凍のトンカツだ
いただきますと手を合わせゆっくり食べながらさっきの夢について考える
暗い森の中で1人の女性が僕の手をとり…
そっと口づけをした
無意識に洗面台へ向かう
水を勢いよく出してそこに手を出す
季節的にも肌が凍りそうなほど寒い
でもそれ以上に…あの夢を早く忘れたい
なぜかは分からない…でも…早く…一刻も早く…
静かなリビングに戻り、ご飯を食べ始める
…あの夢を見た日は味が時々無くなり…一瞬だけ目の前の風景が白黒になる
考えすぎてるだけかもしれない…でもあの夢は…
利久「…ごちそうさまでした」
立ち上がり、部屋に置いたショルダーバックを持ちながら『ある場所』へ向かう
そう…神社だ
昔…最初にあの夢をみた日、僕は神社へ向かった
本当に気味が悪かったんだ…大袈裟かもしれないけど…
そしたら神主さんはこう言った
神主「その夢を見た日はここに来てください」
それから、あの夢を見たら神社に向かい続けた
最初の頃よりはマシになったけど…苦痛が無くなるわけではない
誰もいない薄暗い部屋に『行ってきます』と言い、ドアを閉じた
少し空が暗く見える…気がした
多くの人が行き交う交差点を歩き、神社へ向かう
その中には自転車に乗って話している男女と小学生がいた
僕は視線を彼女らから逸らした
神社に早く着く路地裏を走る
…足元は暗いし安定しないけど…
早く神社に行きたい…という気持ちの方が強かった
そして…
利久「うわっ!?」
僕は無様に転んだ
…いや、転ぶことは分かってた…分かってたけど…
想像以上に痛い…今まで転ばなかった僕すごいな…
…とそんな冗談を言ってる場合じゃない…
早く立たなきゃ…
???「あら…大丈夫?そこのあなた」
後ろから聞こえた声に振り返る
金髪ロングに毛先をいくつか束にして結っている少女…
…そして目がたくさん付いた傘を持っている
…え?あれ目だよね?今日ハロウィンじゃないよね!?
利久「大丈夫です…!すみませんドジで…邪魔ですよね!今退きます!」
関わらないのが吉だと僕が立ち上がろうとした時…
少女はそう言いながら僕に近寄った
???「私はあなたを探しにきたのよ…利久(りく)君」
…え?
利久「なんで僕の名前…」
???「説明は後、とりあえずここに入ってちょうだい」
彼女はどこからか結界のようなものを取り出した
…そこにも目がたくさん付いている
利久「ひっ…!?」
僕が短く悲鳴をあげたのもお構いなく、彼女は僕に手招きした
…まあいいか、失うものはないし
僕は彼女に言われるがまま、結界に入った
…そして小さく、こんな声が聞こえた気がした