この作品はいかがでしたか?
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利久side
結界に入り、僕の目に最初に映ったのは…
青い空、白い雲
そして物凄い早さで落ちる僕
…
利久「ぎゃあああああああぁぁぁ!?!?」
空の上での抵抗は無に等しく、僕はただ落ちることしかできなかった
…というかあの女の子は!?一緒に入ったよね!?
いや、常識的に考えて目がたくさん付いた結界を出せるのはおかしい…
…ってことは僕を迎えに来た死神…?
そんな想像をしてても現実は許してくれず、ただ落ちることしかできなかった
…あ~もう死ぬな。これ…
さようなら僕の人生…
ガシッ
誰かに服を掴まれ、目を開ける…すると…
???2「あなたが利久ね。ったく…紫ったら最後まで届けなさいよ…」
黒髪に、ノースリーブの巫女服を着ている女の人が僕の服を掴んでいた
…待って?この人飛んでる?
利久「ぎゃあああああああああぁぁぁ!?!?」
僕が再び悲鳴をあげると、彼女は『落とすわよ?』と静かに言った
利久「すみませんでした」
???2「別にいいわ。あなたにとっては非現実的だものね」
彼女はそう言いながら、ゆっくり地上へ降りていった
地上に降りて最初に視界に入ったのは…
鳥居、大きくて立派な赤い鳥居が堂々と置かれていた
鳥居ということは神社なんだろうか…
???3「お!霊夢!おかえりだぜ!」
金髪にとんがり帽子を被っている女性がこちらに手を振った
???「ただいま…と…紫?どういうことよ。利久は飛べないでしょ?」
???「…ごめんなさいねこの子が飛べないの忘れてたわ☆」
さっきの金髪の少女が『あはは~』と笑う
利久「あ!!さっきの!!」
僕が声をあげるのとほぼ同時に、金髪の女性が僕を指差して言った
???3「…あ~!こいつが噂の利久って奴か!思い出したぜ!」
???2「気付いてなかったの?」
黒髪の女性は『はぁ』と溜め息をついた
利久「…確かに僕は利久ですけど…あなた達は?」
???「…確かに知ってるのは私達だけだものね。」
紫「私は紫(ゆかり)…ここ、幻想郷…あなたにとっての異世界に住んでいる住人よ」
???3「紫は隙間妖怪で…お前が出入りしてきたのは幻想郷に通じる隙間なんだぜ!」
…なるほど…妖怪がいる系の異世界か…
厨二病の血が騒ぐぜ……なんて言ってる場合じゃなかった…
霊夢「…私は霊夢、この博麗神社で巫女をしてるわ。よろしくね」
霊夢は微笑した
…美少女…美少女だ…!!
魔理沙「私は魔利沙!いたって普通な魔法使いだ!よろしくな!」
魔理沙はいたずらっ子のように笑った
…魔法使いに普通とかあるのかな
利久「…皆さんのことは分かりましたけど…」
紫「別にタメ口でもいいのよ?」
霊夢「そうよ…堅苦しいし」
…意外とフレンドリーなのかな
利久「…分かった。それで…みんなのことは分かったけど…どうして僕を?」
魔理沙「簡単に言うと…幻想郷の裏側にある白黒郷(はっこくきょう)を救ってほしいんだぜ!」
…白黒郷…どこかで聞いたことがあるような…ないような…
霊夢「簡単に言い過ぎよ…」
霊夢「…ここ、幻想郷には『白黒郷』っていう異世界があるの」
霊夢「でも数年前から白黒郷全体に黒い…泥?みたいなのが出現してね」
紫「その泥は毒性があって…過半数の村人が亡くなったわ」
霊夢「しかも被害は幻想郷にも広がってきてる…正直言うとマズいのよ」
利久「…それだけなら霊夢達が対処すればいいんじゃないの?」
利久「その…白黒郷?の人もいるんだし」
霊夢「まあそれはそうなんだけど…」
霊夢は視線を逸らした…と、その時、魔理沙が言った
…白黒郷の人が?僕を?
利久「いやいやいや…意味分からないし…そもそも会ったことないよ!?」
紫「詳しいことは私も知らないのよ…詳しいことは現地に行って聞いてちょうだい」
意味分からない……
…ん?現地に行って…?
利久「…もしかして行く系?」
霊夢「えぇ…呼ばれてるもの」
利久「いやいやいや…え!?死ぬ可能性あるのに行く人いる!?」
魔理沙「人を助けると思って行くんだぜ~!」
ダメだ…ここに僕の味方はいない…
紫「そもそもあなたに拒否権ないわよ?強制的に連れて行くし」
利久「え?」
紫はまた隙間を出し、僕を押し込んだ
利久「えちょ待っ…」
紫「いってらっしゃい!任せたわよ!!」
終わり方面白いですね(は?)
あと…ここから東方要素は無くなります。ご注意くださいませ
いや…まあ少し出てきますけどね?ほとんど出てきませんから…
…ハイ。すみませんでした。
それではまた次回お会いしましょう!おつせと!
コメント
6件
ナンカ、ミルコトデキタノデミマシタ。 あぁぁぁあ、霊夢、魔理沙、紫ダァ!!アッ急にすみません。 幻想郷とか、推ししかいないので…
あー…雰囲気好きです…((((
あああああ…良い!!!(?) 続き待ってますわ…うっ魔理沙推しの血が騒ぐぜ…!!(黙れ)