テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
リングと僕
第3章「夢」
〜ゲーセンを出た帰り道〜
壮真「…」
友樹「壮真ー、大丈夫かー?」
健人「はぁ…。少しからかいすぎたか…。」
壮真「…(さっきの声…、2人には聞こえて無かったみたいだ…。やっぱり、幻聴だったのかな…)」
友樹「…真、おい、壮真!」
壮真「エリー!?😳…ごめん、違った…。」
友樹「俺は友樹だよ…。それと、さっきは揶揄って悪かった。」
健人「俺も悪かった。反省してる。」
壮真「…。良いよ。僕も変な事言ったって思ってるし。」
健人「…。いや、さっきは突然の事で少し驚いたが…。壮真は冗談でそんな事を言う奴では無いからな。」
壮真「うん…。”エリー”が人の名前なのか、それとも別の何かを示すのかは分からない。そもそも、知り合いにそんな名前の子は居ないしね。」
友樹「そうなのか…。じゃあ、何処の誰が壮真にそんなテレパシーの様なものを送ってるんだ?」
健人「…さぁな。ゲーセンではそんな設定のゲームは無かったし…。近くに超能力者でも居たら説明もつくんだが…。」
友樹「100歩譲ってそうだとしても、何で壮真に意味不明なテレパシーを送る必要が?」
壮真「分からない…。いや、もしかしたらテストが終わって疲れてるのかもしれない。あれは幻聴だったんだよ、きっと!」
健人・友樹「「おい、壮真…。」」
壮真「(これ以上は余計な心配をかけたく無いし…、幻聴って事にすれば、時間は掛かるけど2人共納得してくれるだろう…)じゃあ、僕こっちだから!又明日学校で!」
友樹「お、おう…。またなー!😊」
健人「…。おい、友樹…。」
友樹「何だよ、健人。」
健人「さっきの話…、どう思う?」
友樹「😠(真顔になる)…。あれは冗談でも幻聴でも無いって思ってるよ。そもそも、壮真はそんな適当な作り話する奴じゃねーしな。」
健人「だよな。上手く誤魔化したつもりではあるのだろうが、幻聴なんかで済ませられる話では無さそうだ。」
友樹「全くだ。中学入った時に知り合ったばっかりだが、昔から水くせー奴だよなぁ。最初から”こんな声が聴こえるんだけど、原因を一緒に解明して欲しい”とか頼れば良いのに…。」
健人「だな。あいつは、最初から何でも1人で解決しようとするからな。何か俺達でも出来る事を考えないと…。」
友樹「明日学校で諦めんなよ、お前!って言うか!」
健人「…何で某修造みたいになってるんだ…。絶対壮真の為にはならないだろ…。」
友樹「まぁ、それは冗談として…。まずは、似たような事例が無いか調べてみるか!」
健人「そうだな。」
友樹「そうと決まれば、ネットで調べて明日学校で報告な!」
健人「決まりだ。じゃあ、また明日学校で。」
〜2人は、壮真の為に出来る事を行うようだ。〜
〜その頃、壮真はと言うと…〜
壮真「只今ー」
恵留「お帰りなさい、お兄ちゃん。今日カレーだって!」
壮真「そっか。着替えたら食べるよ。」
恵留「お兄ちゃん…?(変だな、いつもならカレーだって聞いたら目が輝いてるのに…。もしかして、何か悪い事が…)」
〜壮真の妹・恵留。彼女の勘は良く当たる。兄の行動から、何かを感じ取ったようだ。〜
恵留「お兄ちゃん、何か悪i…」
壮真「恵留。これお土産。好きだろ?」
恵留「アスマとランナのフィギュア!ありがとう、お兄ちゃん!」
〜恵留が何かを聞こうとしたが、壮真はフィギュアを渡して遮った。〜
壮真「じゃあ、着替えてからカレー食べるよ。」
〜着替え後〜
壮真「うん、美味しい!」
恵留「でしょ?今日は私が味付けしたんだよー。」
壮真「恵留にしては、良い味だな。」
恵留「恵留にしては、は余計よ!…ところで、お兄ちゃん今日…。」
壮真「恵留、明日陸上部朝練だろ?」
恵留「あっ、そうだった…。お休み、お兄ちゃん。(また明日聞くか…)」
〜流石は兄。妹の追求を上手くかわしたようだ。〜
壮真「恵留に聞かれたら、全部正直に話さないとだからなー…。」
〜その夜〜
???「助けて…、…が…あぶ…の…。」
壮真「…誰?エリー?」
???「助けて…、エリー…、エリー…ュが…危ない…の…。」
壮真「エリー…?エリーの何が危ないの?」
〜壮真は、エリーの何かが危ないという夢を見た。〜
第3章 END
コメント
2件
はるさん、コメントありがとうございます! 友樹と健人は壮真をとても大事に思っております! そして、恵留ちゃんの勘は外れ無しという精度の良さであります! 因みに、友樹は恵留ちゃん大好きです!
うわ、第3章読んだ!「エリー」の声が夢に出てきて、しかも「危ない」って…続きがめっちゃ気になるじゃん🔥 壮真が一人で抱え込もうとしてるのが伝わってきて、友樹と健人の「何か出来ることないか」って探り合うシーンにグッときたわ。妹の恵留も鋭いし、この家族・友人の関係性がすごく丁寧に描かれてて好き。次話、楽しみにしてる!
カエイ
164
アラスター推し
63
月白
2,048