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42.店を開くことにしました



その巻が完成した場合は、題名の横に「改」をつけます。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


「みんな、大変なことになった。」


今日の朝、突然紅蓮の鳳凰鳥の拠点にみんなリグに呼び集められた。

何だ何だ?今までのリグとはぜんぜん違う雰囲気に圧倒されながらも皆はリグに耳を傾ける。


「先日泊まったセグラル自然渓谷村の宿〈宿荘 蒼虎帝宿〉なんだが、7人分を予約するために払った金額の量が莫大すぎて、金がありません。というわけで、みんなで金を増やす方法を考えよう!」


いや、なんかやばいことが怒ったと思ったら、なーんだ、お金の話ね ←十分ヤバい話


「なにか案、あるか?」


「はい!魔石集めで大金持ち!」


「危険だから却下!」


「魔法でお金を偽造して大金持ちになるとかは?」


「魔法条約第714条において、魔法で金を偽造すると罰が与えられるので却下!」


どんどん論議が繰り広げられていく。俺はその論議に思いついたことを言ってみた。


「店を開いたらどう?」


「おぉ、結構いいかもな!で、具体的には何を売るんだ?」


「魔石、ダンジョンで取ってきた戦利品、草原とかのモンスターの腸とか?」


「うん、最後のは聞かなかったことにして、店っていうのはいいかもな。この拠点に増設することもできるし」


「私も賛成」


「俺も」


「めっちゃいいと思う!」


良かった、採用された。このままだと一日中論議が続きそうだったがために俺は胸をなでおろした。


その翌日、拠点には新しく店が増設されたのだった(外装だけ)。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


「さて、内装はどうするかだけど…」


「私の魔法で必要なものとかを出現させようか?」


「いや、それも魔法条約第714条…」


「いえ、魔法条約第714条はお金の偽造はしてはいけない、と記してあります。なので、家具出現は関係ありません。

そして、この714条以外に物偽造などの条約は一切ありませんので、違法ではありません。」


なんかリイナが魔法朝廷内政に関わる人に見えてきた。


そんなこんなで一時間近く相談して、みんなで内装を絵に書き、それをリイナが実体化し、内装が完成した。


入口の向かい側の壁に受付、その両脇に一つずつガラスケースに覆われた商品棚(盗難防止用)。


そして店の真ん中には2つの大きめの机。これは一つの机につき4商品。合計8商品並べられる。


他にも壁際に店があったり、天井にはランタン風照明があったりと、意外とおしゃれになった。


ちなみに受付のカウンターの奥にある扉から、すぐに拠点に入れるようになっている。


その商品棚に商品を俺が並べていると…。


「リード、金額はどうするの?」


え、なぜ俺に聞く?


「だって、リードが店長だもん。みんなも賛成してたよ?」


へー、そうなんだ…って、俺が店長なの?てっきっり店長はリグかホテアデスと思ってた。まあ俺が店長でもいいけど。


「でも、金額って難しくない?」


「たしかに、相場がわからないもんね。」


うーん。仕方なく俺は3つほどに値段を決めた。すると…


※ピコーン※※値段調整※恒例スキル獲得※


何このスキル?なんか最近攻撃系じゃなくて生活に役立つ系のスキルばっかり獲得してる気がするし。


【スキル確認は、「ある魔法使いの冒険譚 ~7つの入り口はやがて世界を巡る~」リードの技の効果 詳細説明の方で確認してください。まあ、確認しなくてもなんとなくわかると思います。】


さっきの恒例スキルを獲得してから、俺はすぐに値段が決められるようになった。


店を開店する上でものすごく重要なスキルに違いない。


そして俺たちはなんとか初開店の時間までにすべての商品に金額をつけ、無事に開店を迎えることができたのだった。

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