テラーノベル
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次の日の朝、警察と探索者協会の人達がやってきた。寝巻きで玄関のドアを開けたらスーツを着たおじさん1人に警察官が3人が居た。
スーツを着たおじさんが喋り始める。
「山田愛菜さんでしょうか?」
「はい、そうですが…」
「私探索者協会の捜査部の斎藤彼方《さいとうかなた》と言います。一昨日、福音ダンジョンでの事をお聞きしたいのですが宜しいでしょうか?良ければ中でお話しできればなと思っております。」
「はい、大丈夫ですよ。上がってください」
私はスーツおじさん1人、警察官2人を家に上げてリビングの椅子に座るよう促す。
なぜ私にたどり着いた?ヤバイか?
証拠も無いから大丈夫だと思うけど…
スーツのおじさんは私が座るなり写真を一枚懐から出して、話し始める。
「朝早く申し訳ございません。お話なのですが、この方が福音ダンジョン1層にて行方不明になっておりまして最後に見られたのが森の中に入っていく所なのです。彼が入る前に山田様が森の中に入ったのを目撃されていまして何か知ってる事などないでしょうか」
写真には昨日私が吸い殺した男が写っている
私はゴブリンを一匹倒してから、少し休憩してからダンジョンを出たので彼の事は知らないと答えた。
話した事をおじさんがノートにメモして、質問を繰り返す。そんなやり取りが2時間続く。
「ではこれで以上となります。本日は山田様、ご協力ありがとうございます」
「はい…」
疲れた…座って話すだけだが凄く疲れた。
同じ話を3回も言わされれるし、おじさんは私が喋るたびに何か怖い目で私を見てくるし。
もう来ないで欲しいと切実に私は願う。
「そろそろお暇致します。失礼しました。」
「はい。捜査頑張ってください」
彼らが帰ってすぐにソファにダイブする。
「ああぁ、つかれましたぁ」
「ご苦労様、今日はダンジョン辞めるの?」
いつの間にか横にコウモリさんが来ている。
「うーん、いや、福音ダンジョンには行きます。初日から魔石売ってないからそろそろ売りたいんですよね。あと5層に行って私がどれぐらい通用するか試したいです。あっ、今更なんだけど私って日の光は大丈夫ですか?」
「日の光は大丈夫よ。あとコレあげるわ」
「水筒?…甘い匂いがする…あっ!」
「貴女が思ってる物よ。お腹空いたら、ね」
「ありがとうございます…」
「私はお留守番ね、行ってらっしゃい」
「んっ、行ってきます」
私はコウモリさんから餞別を貰い
電車で福音ダンジョンに向かった。
福音ダンジョンに入る前に受け付け横にある買取部門に足を運ぶ。タイミング良く人が少ない時間帯らしくラッキーだ。
「すいません、魔石お願いします。」
「はい買取ですね、白い極小魔石が56個ですね。白い極小魔石1個50円で合計2800円になります」
「はい、ありがとうございます。」
何事も無く魔石の買い取りが終わり私はダンジョン前に脚を踏み入れる前に探索時カードを見ることにした。
色々あって3日も見てなかったからね。
——————
山田愛菜
レベル9 Gランク
HP38/38 MP60/60
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スキル
〇〇の吸血鬼の従者、魅力、怪力
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最後に倒したのはゴブリン一匹だけのはず…
何故4レベルも上がっているのか?
まさか、あのナンパ男の経験値か?
新しいスキル怪力、効果は単純に自分の攻撃力を2倍にするらしい。シンプルに強いね。
でもステータスって攻撃力とか守備力とか書いてないんだよね。
私は福音ダンジョン1層から整備された道を進み続けて5層に無事に到着する。5層に入るなり小さな村が正面に現れた。
いままでは観光客向けに一般公開されているエリアだったが、5層から先は探索者かつレベル5以上では無いと入ることが出来ないエリアになっている。
村には武具屋や宿屋等の施設がある。一番メリットは此処にダンジョンの入り口に繋がる転移出来るドアが有る。
最初に5層から入り口まで転移すれば次からは入り口から5層に行けるようになっている
基本どのダンジョンも5層には転移ゲートが有り5層を起点にダンジョン探索をするらしい。
またここから先は10層、20層にゲートが有る
「村と言うかちょっとした街だね。そろそろ防具も買っといた方が良いのかな…」
周りを見ていても鉄の鎧やら何かよく分からないがカッコいい防具を付けてる人ばっかりで私だけ場違いな感じがする。
私は取り敢えずこのままの格好で行く事にして、帰りにお店で武具を見ることにした。
村を抜ける際の出入り口で怪しまれたが、探索者カードを見せるとすんなり通してくれた村を出た先は草原で何人かの人たちが遠くで戦っているのが見えるのだが。
うわぁ、リス待ちしてる人も居るし此処はさっさと抜けて人が居なさそうな場所行こう。
私は草原を抜けた先の森林地帯に向かった。
「全然人が居ないね。よし」
私はリュックからドローンを出して録画を開始して準備を始める。
「どうもマガです。今日は福日ダンジョン5層で探索活動します。よろしくです」
森の中を数分歩いているとゴブリンを見つける。3匹、それぞれ弓や剣、槍で武装して革の防具も着ている。
流石5層だな…ちゃんと強そうなだね。
「レベル9だし、案外簡単に倒せるかもね…」
私は弓を持つゴブリンを先に殴りかかる。
全力で走って顔を狙って殴る。予想以上にスピードが出てビックリしたが、倒せた。
「レベルの影響かな。」
最初の攻撃で他のゴブリンは驚き慌てている。すぐさま槍を持つ方に走り、殴り倒す。
最後のゴブリンが剣を此方に上から振り上げてきた、マズイと思い一気に後ろに下がる。
「んっ、危なかった」
予想以上に私の身体はレベルか吸血鬼の影響か分からないが、身体能力が上がっている。
油断しないように足元の土を相手の顔面に投げてから最後のゴブリンの頭に右ストレートを放ち、無事全て討伐完了。
「私あんなに走れたんだなぁ…レベルが上がると身体能力も上がるって知ってたけど、今回は一気に上がったからかな?」
私は此処にいるゴブリンなら余裕で倒せると分かったので此処でレベリングを開始する。
私はスマホにアラームを付けてから手当たり次第にゴブリン倒し続けた。
—お腹空いたな…
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