コメント
26件
あおちゃんの新連載…!!続きもとっても楽しみです!元気だとしても、体調、お大事にね…!
土曜授業から帰ってきたらキヨレトとか神じゃん(っ'ヮ'c)ウゥッヒョオアアァ
『あ、君!おはよう!』
『あ…全然大丈夫だよ!』
『これ全部やっとくよ!』
「レトさんっていっつも元気だな。」
『え?』
「いや…色んな人にさ、フレンドリーに話せてて」
「普通にすげぇな…って。」
『ありがとう!なんか昔からそうなんだよね。』
『逆に、悲しむことが出来ないというか…』
「悲しむことが出来ない…?」
『あ…。』
グイッ
『ッ…!?』
「このキズ…」
『あ、あぁ!こ、これは前転んだときの…』
ギュッ
「無理すんなよ…」
『あ、りがとぅ…グスッ』
『もう…グスッ 帰りたくないッ…』
『母さんなんて嫌だ…』
『俺はキヨくんと居たいッ…』
「わかった。じゃあさ、俺になにがあったか教えてくれないかな?」
『誰にも言わへん…?』
「うん。言わない。」
『わかった。じゃあ…言うね?』
『もともと俺は虐待を受けてたんやけど』
『泣いたら泣いたらで、泣くな!って怒鳴られるんよ。』
『だからそれで、ずっと笑顔しか出来へんかったけど』
『キヨくんには見抜かれたみたいやなw』
「レトさん辛かったんだね。」
『まぁね?でも慣れたもんよ。』
少しの沈黙が続く。でもなんで俺が、何かあったってわかったんや?
何も言ってないし、普段通りのはず…やったんだけど。
10年間一緒にいると分かるもんなんかね?逆に怖いなぁ〜…
「じゃあさ。」
『ん?』
「一緒に北海道行こうよ。」
『は?』
『いやいやいや…バカですか?北海道って…』
「俺も自分でバカだと思ってる。でもリフレッシュとかそういう感じで…」
『だとしてもお金は?』
「俺が持ってる。」
そうか。コイツ趣味が貯金だったわ。だとしてもよ?東京から北海道は流石にね、?
でも…今の生活よりかは…
『仕方ない。着いてってやる。』
「本当に!?じゃあ飛行機の予約、取っておくね!」
『仕事が早いなぁ…w』
「なんてったって俺ですから!」
ん?
キヨくんさ、リフレッシュって言ってたよね。じゃあ行ったらすぐ帰ってくんのかな?ずっとそこに居たいとか言ったりして。まぁキヨくんのお母さんに迷惑をかける訳にも行かないし。でも家にいる方がよっぽど地獄だからな…。
『なぁなぁ、キヨくん。』
「どした?」
『俺…』
「…?」
『ううん。なんでもないわ。』
「はいはい〜。」
ワガママ言って、キヨくんを困らせるわけにもいかない。
我慢しないと。