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北朝鮮と韓国︎︎♀のNL小説



⚠️流血表現。旧国注意。CP1個増えます






























































「かん、こ….く……!」


「………….きた、ちょうせん?」



逢えた、逢えた、逢えた!!!!


やっと逢えた!!!


喜びと興奮で胸がいっぱいになる。あぁそんなに驚くなよ、もう大丈夫だからな。

今度こそ絶対に、離さないから。



「今助け、」




「逃げてっ!!!!!」



ダァン!!!と背後から銃声が響いた、と思った直後お腹に激痛が走った。



「あ” ッ……!?」


「ヤレヤレ、ここまで来ちまったアルか」



此処で聞こえるはずのない声が、すぐ後ろから聞こえた。

いやまさか、そんな…何で……?


ズキズキと痛む腹を抑えながら、辛うじて振り返った。



「中国……!?」


「よっ北朝鮮。ちょっくら三途の川渡る覚悟はできたアルか?」




黒幕、降臨。






































ロシアside:




別室にて、二つの影がパソコンと睨めっこしていた。


画面に映っているのは血飛沫の雨を浴びながら進む京都府達。基本的に温厚な日本国の一部とは思えない程の冷酷な表情で、長い刀を振り回している。

キューバは見ているだけで半泣き状態だ。



「おいおい、あの部隊かなりの精鋭だったはずなのに!?

ロシアコレ無理だよ….俺ら普通に○されるよ(泣)」


「喚くなキューバ。それに真っ向から中国を裏切るにしても今はタイミングが悪い」


「いやしれっと裏切るつもりか!?!?俺ら一応社会主義の仲間だったよな!?」



今は社会主義どうこう言ってる場合じゃない。

そっと決断したロシアは、キューバの腕を掴んで椅子から立ち上がった。



「ろっロシア!?」



「行くぞキューバ。目指すは……


─────────────EU本部だ。」


































北朝鮮side:




「ちゅう、ごくぅ……!!」



お腹からボタボタと血を滴らせながら、精一杯に中国を睨みつける。今はこれくらいしかできないのが○ぬ程憎たらしい。

だがそんな視線も何処吹く風で、中国は韓国を姫抱きした状態で北朝鮮の前に立った。



「ひっ……!!」


「ッ….離せ!!!!」


「騒ぐな、駄犬が。」



もう一発撃たれる。今度は右肩か、クッソ痛ぇえ….!!


ついに体が前のめりに倒れ込む。韓国の悲鳴が鼓膜を破る勢いで叩いた。そんな顔させたい訳じゃないのに、泣き声を聞きたい訳じゃないというのに……!!!!



「なん、で………..」



鋭い目つきで目の前の男を見据える。


……信じてたのに。困ったことがあったら助けるって言ってくれたじゃないか。あれは嘘だったのか?何で裏切りなんか………..ッ!

後頭部に硬く冷たいモノが押し付けられた。恐らく拳銃で頭をブチ抜く気だろう。


韓国の前でそんな事をしたら、トラウマになるのが分かっているだろうに。



「嫌、いや………..!」


「韓国、お前が抵抗しなければ北朝鮮は生かしておいてやるネ。

………..分かったアルな?」


「……!!ま、て….それだ、け、は………..」



言葉の意味を理解した瞬間、焦りからくる冷や汗がぶわっと背中を伝っていった。

恐らく、此奴は韓国を連れて別の場所で雲隠れするつもりだろう。そんなことになれば静岡達が見つけてくれた希望を無下にすることになる。

そんなの、絶対に……!!


しかし、現実は更に残酷だった。



「安心するアル北朝鮮。もう雲隠れは終わりネ」


「……?」


「だって、我らはもう………..」



” 結婚、するからな♥ “



………..は、?結婚……?


此奴は何を言っているんだ?そもそも韓国の恋人兼婚約者は俺のはずで…



「あれ?まだ分かってねぇアルか。

……ほら、見せてやるヨロシ」



囁かれた韓国は僅かに肩を跳ねさせ、恐る恐る服をはだけさせた。そこにあったのは…



「…………….ッッッ!!!!!」


「〜〜〜っ….(泣)」



簡単に折れそうな程に華奢な首筋に、見覚えのない傷跡がくっきりと浮かんでいた。それも一つや二つじゃなく、無数に。

目の前が真っ暗になりそうだ。認めたくない、韓国がこんな奴に、こんな奴に……!!!!


…………….こんな、奴に。



目の前の視界が真っ赤に塗りつぶされた。その中で唯一ハッキリ浮かぶのは憎き男。

これまで無いくらいの殺意が、北朝鮮の中を駆け巡った。



「あ” あ” ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”!!!!!中国ぅぅうううううううぅぅぅぅっっっ!!!!!!!!!」



怒りに任せて中国に襲いかかる。しかしその拳が届くことは無かった。



「うるせぇ奴アルなぁ」



頭に、衝撃が走った。


撃たれたのか……?脳天を、撃たれ………..



「安心するアル、我らの結婚セレモニーはお前も出席するパーティー会場でやるネ。だから…」



” その日が来るまで待ってるヨロシ♥ “



北朝鮮の意識は、そこで途絶えた。










































EU本部:




EU本部、化身達専用棟のビル前にて。四つの国が街灯の下で談笑していた。



「いやぁ良かったですよ、日帝さんが来てくれて」


「英帝には迷惑を掛けたな。にゃぽんを保護してくれて助かった」


「とんでもない。お役に立てて光栄ですよ」



北朝鮮が中国の凶刃によって倒れた同時刻、日帝はにゃぽんを迎えにEU本部まで出向いていた。

日帝が来ると知ったナチスとイタ王までもがイギリスの後ろを着いてきたので、先程まで居た10を超える国々は全員帰っていったのだ。


そして今日帝と手を繋いでいるのは……



「イギリスさん、ありがとうございました」


「いえいえ。

貴女も此処ではさぞ緊張したことでしょう、夜道には気をつけて帰って下さいね」


「はぁい」



イギリスとの短いやりとりを終えたにゃぽんは、恐る恐る、といった感じで日帝の後ろに隠れた。

この子、実は内向的な一面もあるのでは?と日本家以外の三国は思案を巡らせた。



「日帝達もう帰っちゃうんね?折角だしioの家に寄っていってよ〜」


「そうだぞ。久しぶりに来るからビールも用意しておいたのに……」



ナチスとイタ王はかなり不満そうだ。

この二国は、お気に入りに関しては過剰とも言える程の執着心を見せるので、ぶっちゃけマジで面倒臭いのだ。



「お気遣い痛み入ります。

しかし日本ばかりに国事を任せる訳にも行かない故、本日はお暇させて頂きます」



日帝の丁寧な言葉に、二国は納得いかない顔をしつつも受け入れることにした。

心中はこうである。



『『(また来た時に帰らせなければいいか。)』』

















結局その後も色々雑談して、二人が帰る時間になった。……….筈だった。



「?お父さん、あそこで誰かうずくまってる」


「ん?」



道端に一人、男の人がうずくまっていた。

不審に思ってにゃぽんが駆け寄る。そして目の前に立って声をかけた。



「お兄さん、どうしたの?ここは立ち入り禁────」



その刹那。男が急に立ち上がって刃物を振り上げた。



「えっ」


「っにゃぽん!!!!!」



ガキィン!!!と、日本刀とナイフがぶつかり合い火花が散った。にゃぽんを抱えて大きく飛び退ると、周りを複数人の武装集団に囲まれる。

日帝達は、にゃぽんを守るように固まった。



「何だ此奴らは….

にゃぽん、私の後ろに隠れて目を瞑ってろ。ついでに耳も塞げ」


「気を抜くな日帝。それにしても得体の知れない奴らだなァ?」



ナチスがどこからか銃を引き抜いた。イタ王、イギリスもそれぞれ銃やら手榴弾やらを取り出して臨戦態勢に入る。



「ベッラに刃物向けるとか男として最低なんね。ぶち○される覚悟はできてるのかな?」


「お喋りばかりしてないで構えてください。

……来ますよ」



連合国と枢軸国。かつて全世界を巻き込み、血飛沫舞う異次元の戦闘を繰り広げた国々が、互いに背中を預け合って共闘する。

こんなシチュエーション、一体誰が予想しただろうか?



「──────行くぞ!!」



ナチスの一声により、四国が一斉に散らばって敵を肉塊へと変えていく。その様子はさながら、WW2時の光景と全く変わっていない。

真の歴戦の猛者とは、どんな時代でも華麗に血飛沫の雨を降らせ、自分の心に従うのだ。


にゃぽんは目をつぶっているので何が起きているか見ることは出来ないが、状況は薄々理解できているのだろう。その証拠に肩が小刻みに震えている。


しかし、大日本帝国が常ににゃぽんの間合いに居るので彼女が戦闘に巻き込まれることは無い。

何故なら敵が彼女に手を出す前に、彼の愛刀によって血と肉のみの物体に変わり果ててしまうからである。



「チッ、何なのだ此奴らは……!」


「落ち着け日帝。

お前はそのKittyを守ることに集中しろ!!」


「ナチス!!そっちに三人行きましたよ!」


「イギリス、後ろから来てるんね!!!」



戦況は日帝達サイドが圧倒的に有利。あと五分もすれば片付くだろう。

そう、考えていた。が……



「ぐっ……!これ、でも、くらえ………..!!」



イタリア王国に撃たれた敵の一人が、最期の抵抗と言わんばかりに手榴弾を手に持った。

そしてそれをにゃぽんと日帝のいる方へと放り投げ──────



「!!っっ日帝さぁああん!!!!!」



イギリスの絶叫が響く。しかし、日帝が気付いた時にはもう手榴弾が光り出していた。

そしてそのまま。



ドッカァァァァァァァァン!!!!!



手榴弾は轟音と共に爆ぜた。日帝達を巻き込んで。



「ッッッテメェ!!!!!」



ナチスが手榴弾を投げた男に銃弾を撃ち込む。何発も、何発も撃ち込んだ。

二人は国だから○ぬことは無い。だが、苦しさと痛みがあるのには変わりはない。


勤勉で、脳筋で、真面目で、頭が固くて。

少し生意気な可愛い後輩。


平和を掲げたこの新時代において、彼を傷付けることは絶対に許さない。



「日帝さん!!にゃぽんさん!!!」



ドス黒い感情に心を閉ざしたナチスを置いて、イギリスは二人の元へと走り出した。

片腕のみの姿になっていようと、その内復活するのには変わりはない。しかしそれでも走らずには居られなかった。


しかし、広がっていた光景は想像の斜め上をいく有様で……



「…………….は?何故、貴方がここに……」



二人の前に誰かが立っている。

盾を構えている上、全身防弾着で覆っているせいで顔が判別できない。


だが、この雰囲気は……



「…………….ロシア?」


「無事か日本家。……話したいことがある」

















































to be continued……

愛の追求美(🇰🇵×🇰🇷♀)

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コメント

9

ユーザー

中国?許さんよ?韓国返さんか

ユーザー

枢軸国と連合国の解説シーンカッコよすぎます!!!✨️✨️✨️

ユーザー

めちゃくちゃ好き。続きはやk((((殴

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