コメント
6件
展開がやばすぎ😭 どうなっちゃうのー💦 絶対めめは2人を助けるためにしたことだと信じて🙏 3人とも早く戻ってきて欲しいな🥺🙏 続き楽しみにしてます😊
ラウが思ってることは正しいけど、 自分も断言できないからどうしようもない…、 急にハリポタ出てきて笑ってしまったw((殴 続き楽しみピーマンでありまth! (今更ながらフォロー失礼しまth🙇🏻♀️
今回もやばい!めめの悲しそうな表情😭めめは裏切ってることに意味があると願う!続き楽しみです!
前回の続きより
ラウールSide
フリーズの拠点に着いた俺たちは、めめが俺たちを裏切っていることを知り、絶望に陥っていた。
そんな時、フリーズが不意に指を鳴らし、俺たちの隣にあったカーテンが勢いよく開いた。
そこには……
🤍「……えっ!?」
🧡「ふっかさん!!」
🩷「あべちゃん!?」
謎の機械に繋がった、大きな水槽。その中に、うなだれたふっかさんとあべちゃんが閉じ込められていた。
💙「嘘、だろ……なんで……!!」
❤️「阿部……ふっか……!!なんてことに……」
「組織として集めている『人間のカナシミ』と同時に、ワタクシたちの目当てであるお二方の『力』もいただいております」
🤍「えっ、力……?!」
2人の力は、俺たちの中でもトップクラス。めめが向こう側だと知った今、2人の力が奪われてしまったら……2人は、どうなるの?もしかしたら、俺たちもみんな……
嫌な思考が頭を巡り、気持ちがどんどん沈んでいってしまう。
🩷「そんな……!」
💙「アイツらの狙いは、この能力だったのか……!」
膝から崩れ落ちる佐久間くんとしょっぴー。他のメンバーも、衝撃と悲しみから思い詰めた表情をしている。
🧡「ふっかさん、あべちゃん……!!」
突然、涙で顔をべしょべしょにした康二くんが、水槽に向かって走っていった。
💛「ちょ、康二……!」
岩本くんが康二くんを止めようとすると、次の瞬間、
🧡「痛っ!」
康二くんが、見えない壁にぶつかった。どうやら、カーテンで区切られていたところに結界が張られているようだ。
「お二方には近づけませんよ……」
フリーズが低い声でそう言うと、康二くんはおでこを抑えながらフリーズを睨みつける。
「フフフッ!良いですね、その表情。今なら……」
今なら、というフレーズに危険を感じ、俯いていた顔をあげる。すると、フリーズの術らしき黒い何かが俺たちに向かって伸びてきているのが見えた。
🤍「まずい……!」
俺が急いで防御魔法を出そうとすると、俺より先に勘づいていた岩本くんが岩のシールドを張ってくれた。黒い何かは間一髪、シールドに当たって跳ね返っていく。
💛「あっぶねぇ……」
🤍「ありがとう、岩本くん!」
💛「おう。こういうのは任せろ」
「チッ……勘づかれてしまいましたか」
岩本くんは、声のする方向を黙って睨みつける。
「おぉ、怖。まだそんな気力が残っているのですね……」
大袈裟に怖がった声を出し、また何か企んでいる発言をするフリーズ。
「あなた方の気力を地の果てまで落とすには……物理的に落とすのが、効果的かもしれませんね」
❤️「物理的に……?」
🩷「え、まさか」
足元を見ると、うっすらと見える小さな割れ目。これは、かなりまずいかも……!
「それでは目黒様、お願いします」
フリーズの発言に驚いてめめのいるところを見ると、めめの目の前には謎のボタン。そのボタンを押せば、きっと……!
🤍「めめ、やめて……!」
🖤「……じゃあね、みんな」
めめは冷たくそう言って、謎のボタンを押した。その瞬間、俺たちの足元の床が無くなり体が宙に浮く。
☃️「うわぁぁぁぁ!!」
俺たちは真下へ落ちていく。まるで、さっきカーテンの裏側を見てしまった時の気持ちのように。俺は急いで、
🤍「ウィンガーディアム・レヴィオーサ!」
と叫び、みんなの体を宙に浮かせる。
🩷「うおっ!浮いた……!ラウありがとう〜!」
💛「良かった……ありがとう、ラウ」
🧡「おかげで助かったわ……ラウがおってくれてほんま良かったわぁ」
❤️「ふう、安心した……。ラウールがいなかったら、俺たちは今頃……ね?」
💙「ほんとにな。マジでありがとう、ラウ」
🤍「うん……!」
みんなの言葉を聞きつつも、俺は落ちる寸前に見ためめの表情が、頭から離れなかった。
一瞬見せた、めめの辛そうな表情……。
あの表情を見るに、冷たい目とか発言とかはもしかしたら、めめの能力による演技なのかもしれない。
めめは、俺たちを裏切ってないのかもしれない。
かもしれない、じゃなくてそうあってほしいけど……今はまだ、断言することが出来ない。それが本当にもどかしかった。
下まで降りたら、みんなにこのことを話してみよう。
ほんの少しの可能性を胸に、俺たちはゆっくりと落ちていった。
(続く)