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第61話 告発
ラズワルドから、ジェイドの様子に変化が見られたと思ったきっかけの話を聞いていた理世。
「……儀式を一度やめようとしていたなんて、知りませんでした」
呆然とした理世の呟きに「そうか」とラズワルドは短く返す。
「今思えば、その日からだな……小間使いのように扱っていた神官たちに礼を尽くし、教育係のアルディリアンへの態度も変わったのは」
「そう、だったんですね……」
「影魔法について挑発されても癇癪を起こさなくなったのは、周りも驚いていたな。冷たく容赦がなくても、振舞いは落ち着いていた」
ラズワルドがそう語る姿が、理世がこの世界に来たときに出会ったジェイドの姿なのだろう。
(なんか……やっぱりおかしくない?)
理世の脳裏に蘇る、夢で見たジェイドの光景。
〈時空魔法〉を持つ理世を、自分の操り人形だと言い切っていたジェイド。
(一度、儀式そのも*******
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