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りょん.
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「最初は薬で抑えられていたんです」
でも、
徐々に悪化していった。
疲れやすい。
息苦しい。
眠れない。
立っているだけでしんどい日も増えていた。
「……だから最近」
「顔色悪かったのか……」
医者は静かに頷く。
思い返せば、
“疲れた”って言う日が増えていた。
ソファーで寝落ちしてたり、
息を整える時間が長かったり。
でも全部、
ただ忙しいだけだと思っていた。
「……余命を伝えた時も」
医者は少し苦しそうに言う。
「一番最初に聞いたのが、“あと何回ライブできますか”でした」
「……」
2人とも何も言えない。
「自分のことより、音楽のことばっかりだった」
若井の目から涙が落ちる。
「……ばかじゃん……」
でも、
涼ちゃんは最後まで、
“普通”でいようとしていた。
好きな音楽をして、
好きな人たちの隣で笑って。
静かに、
終わりへ向かっていた。
次回5000
コメント
3件

切なすぎます…😭 りょうちゃんの気持ちも、残された2人の気持ちも分かる気がするし… どんな真実が飛び出しても、泣けるの間違い無いですね😭😭😭
読んだ……これはキツいな。薬で抑えられてた症状が進行して、本人は「普通」を装いながら最後まで音楽を選んだって描写がもう。医者に「あと何回ライブできますか」って聞いたエピソード、本当に涼ちゃんらしいよな。自分のことよりまず音楽。若井が「ばかじゃん」って涙したのも完全に理解できるわ。静かに終わりへ向かう覚悟と優しさ、言葉少ないけどすごく伝わってきた。続きが気になる…!