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君と僕の悪夢記

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君と僕の悪夢記

3 - さぁーもん視点

♥

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2024年11月12日

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俺はいつもどうり仕事をしていたやっぱ警官って楽じゃないただある日ニュース用の資料に目を通していた時だった。

目にしたのは恋人である「凸もり」という名前。

最近会えてなかったし普通に錯覚かと思った。けど何度観ても変わんなかった。

なんなら字が読めない振りして他の警官に読んでもらったが帰ってくるのは「凸もり」という文字だった。


嘘だ、、、、


俺が忙しすぎて会えてなかったから犯罪者犯してあいにきたとかそういうオチじゃないよね?

てか凸さんそんな馬鹿なことしないよね?

きっとなにか、、、、

何か理由があるはず。


ーーーーーーーー

そして俺と凸さんは縁があるらしい。

何も知らない署長から凸さんの担当は俺に任命された。

正直無理かもしれない。

もしかしたら手を染めた理由が俺で、それで死刑囚になってしまっていたら。

犯罪を止める側の人間なのに俺のせいでしかも恋人を犯罪者にするとかかける言葉が見当たらない


ーーーーーーー

凸さんとの会話に迷っていた。

迷った結果何も話せていない。

人目もあるというのもあるけれど。

だからするのは業務連絡だけ。

そういえば今日うたいさんが面会に来ててちょっと気まずかったな。ってか体調すごい悪そうだった、、、、あと目のクマとか凄かったし、、、、大丈夫かな、、、、?

ってかそんなことよりちゃんと面会室で怪しい話してないか確認しとかないと、、、、



「さもさんは、、、、凸さんの、、、、彼氏でも、、、、あるでしょ?それなのに、、、、」



うたいさんの声が聞こえる

怖い、、、、

聞きたくない。

なんでうたいさんが泣いているのか俺は分からない。

てっきりいつものごとく煽りに来たのかと思った。

でもなんで、、、、なんで俺が出てくるの?

今日だけ、、、、

今日だけ怖くて、、、、

仕事をするふりをした_____


ーーーーーーーー

それから2日後だった


「本日凸もり死刑執行日とする。10時に行うので8時には伝えるように。」

「はい。」


チャンスは、、、、

今日。

教誨師は体調不良でいないなら、、、、

あそこで、、、、教誨室で話そう、、、、


ーーーーーーー

「ねぇ凸さん。」


覚悟を持って話す。

そうじゃないともう話せない。

大好きな人と話せない。


「ほんとに、、、、凸さんがやったの、、、、?ほんとにあんなに残忍なこと、、、、凸さんが、、、、」


現場の写真を見たがあまりに荒れていた。


「、、、、うん。ごめん。こんな死刑囚が恋人、、、、なんて嫌だったよね。」


やっぱり一緒にいたい。


「ねぇ、、、、まだ、、、、傍に、、、、」

「警官が死刑囚にそんなこと言っちゃいかんでしょ」


少し呆れたかのように笑う凸さんが少しだけ痛々しい。


「それに、、、、さもさんには俺以外だって俺以上の恋人候補だっていんだろうよ。ななっし〜とかべるちゃんとか。」

「けど、、、、けど俺は凸さんが、、、、好き、、、、なの。」


警官だということを忘れて凸さんに泣きつく。

そっと優しく頭を撫でられる。


「さもさん。こんなダメダメな俺だけど好きでいてくれてありがとう。恋人として不甲斐なかったと思う。警官なのに死刑囚が恋人とかほんとに悪いと思ってるでも、、、、でも俺も、、、、さもさんのこと好きだよ。」


本当に人を殺したとは思えないような優しい瞳をしながら最後俺に言葉を紡ぐのだった。


ーーーーーーーーー

そして凸さんの最期。

俺は前室と処刑場の間のボタン操作の場所にいた。

3つのうちどれかが床を開くボタンである。

そしてどれが正解か。

俺だけが知っている。

そう。

今俺が押そうとしてるボタン。


大好きな凸さんを殺さないと行けない。


覚悟を決めてそのボタンを押すのだった。


ーーーーーーー

次に会えたのは

床を開いた15分後だった。

医師とともに処刑場のすぐ下の部屋へと行く。


医師が「死亡が確認されました。15分はそこで待機をお願いします」とだけ言って去っていった。


もう目隠しも外していいらしく外す。

そっと凸さんの顔を撫でる。

いつも俺と違って温かかった体は冷えきっていた。

もう俺の事を好きと言ってくれる凸さんはもう居ない。


その事実をいやでもうけいれないといけなくて


ただ無言で涙を流すことしかできなかった______




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