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クラスメイトとも少しではあるが、会話はするようになった。
ただ会話相手は、やはり内部生以外の方が多い。
もちろん内部生でも、内部外部関係なく気さくな生徒はいるけれど。
ただ、内部生の一部に、何となく敵視されているような気もする。
これは僕と彩香さん両方だ。
敵視される程、会話なり交流なりした覚えは無いけれども。
さて野外活動部は、次の合宿予定に向けて準備中。
昼に釣りや貝、野草等を採取。夜にそれらを調理する予定だ。
合宿先は前回と同じ先生宅。
今度は1階の部屋で宿泊予定だ。
そして今日は先輩から、
「図鑑なんかで魚や野草について調べておけよ」
なんて課題も出された。
今は図書館で本を借りて、3人で理化学実験準備室へ戻るところ。
「でもちょうどいい本があったね」
「そうですね。これを機に少し色々覚えようと思っています」
そんな感じで歩いて、理化学実験準備室の扉をノック。
「ただいま帰りました」
と入ったところ、草津先生と川俣先輩の他に、もう1人、女子生徒がいた。
超ショートな団栗っぽい髪型。
常時笑っているような細い目。
この人は知っている。
同じ1年A組の生徒だ。
「入部希望だそうだ」
彼女が軽く頭を下げる。
「どうもどうも。こちらでは初めまして。松岡未亜《みあ》ですよ。面白そうだけれど1人で入ったら廃部の恐れがあったので、ちょいと様子をみていたのであります」
そうそう、松岡さんだ。
内部生だけれど、どちらかというと集団より単独行動派。
でも人当たりは良くて、誰とでも話すタイプだ。
「そんな訳で、今度の合宿もどうぞよろしくであります」
「こちらこそ」
「よろしくお願いします」
以上は僕と彩香さん。
「未亜がいると心強いです。どうぞよろしく」
というのが美洋さんだ。