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優子を後ろから抱きしめたまま、長い指先が、着崩れた浴衣の胸元を更にくつろげ、上半身を露わにさせる。
衣擦れの音が静かに漂い、滑らかな背中が小さく泡立ち始めた。
拓人に全てを埋め込まれた女が、腕の中で、もどかしそうに身じろぎさせ、辿々しく振り返ると、彼は、態とらしく微笑み掛ける。
「…………どうした?」
扇情的な面差しで女に見つめられた拓人は、腰を引いて肉塊を突き上げる。
「ぁあああぁっ……」
双丘を揉み上げながら、指先で果肉を撫で回し、白磁の首筋に顔を埋めて唇を這わせた。
オスの欲望に忠実だった拓人が、情熱的な抱き方をするのは、優子が初めてかもしれない。
一応、恋人と呼ぶ存在の女は過去にもいたが、それでも彼は、自分の欲が満たされる事を優先していたように思う。
女を商売道具として見ていた拓人が、優子と一緒にいる事で、彼の性に対する考えが、いつしか覆されていた。
(俺も……少しは女に対して……気持ちで抱けるようになったって事……なのか……)
拓人は、首筋に彷徨わせていた唇を這い上がらせ、女の頬に押し当てた。
──この女の身体、抱けば抱くほど、愛おしさすら感じてしまう。
色付いた優子の吐息が、撫でるように拓人の鼓膜を揺らすと、彼は、優子の顔をこちらに向かせ、唇を奪った。
「んうっ…………うっ……んんっ」
長く、深い口付けを交わしながら、拓人はゆるゆると腰を振り上げ、色白の膨らみを揉みしだいた。
女の肉波が拓人の剛刀を、なおも締め上げると、彼はゆっくりと唇を離した。
「ヤバい…………今なら……すぐにイきそっ……う……」
鼻先が触れ合う距離で、互いの眼差しを交差させ、優子は、うっすらと唇を開いたまま、快楽に顔を歪ませている。
「なぁ……。俺……言ったよな……?」
「なっ……なに…………を……?」
声にならない声色で、女が拓人を哀願するように瞳を揺らしている。
「今さら……この身体を手放せねぇって……」
拓人は唇を強引に塞ぐと、腰を大きく引き、優子の中を激しく突き上げた。