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ぷち
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番外編65『恋愛相談乗って下さい!』後編
あらすじ
主様が何処の馬の骨かも分からない男にデートに誘われちゃった!?
『いやハナマルさん。あらすじって知ってます?何処の馬の骨かは分かってますし、あらすじとして成り立ってません。もっと分かりやすく――』
『では本編へ!』
『(╬´^ω^)』
『えっと…。どうしていきなりデートなんて…?』
『話せば長くなるのですが…。』
きょとんとする百合菜様に耳打ちする。
『え、そうなの?あの子、お姉ちゃんのこと好きなの?』
『はい。それで恋愛相談に来たのです。』
『お姉ちゃんモテモテなんだなぁ。大学でもそうだもん。』
『えぇ!そうなんすか!?』
『うん。』
(チッ。俺の主様に群がる雄共が。)
(ハナマルさん、嫌悪感を隠せてないです。)
『と、とりあえず落ち着いて、貴方名前は?』
『ユーラ・テテュです!』
『ユーラさんね。なんで私にデートのお誘いを?』
『それはその…麻里衣さんとデートがしたいからです!』
(その理由を聞いてるんだよバカガキが。)
(ハナマルさん?)
『…クスッ。』
(天然なのかしらこの子…なんか、守ってあげたくなる感があるわね…。)
『あ、やばい、お姉ちゃんの姉気質が…。』
『ダメ…ですか?』
『……。』
(主様断れ、そんな子供みたいなやつとデートなんて俺は許さない。)
『分かったわ。じゃあ、明日の昼、中央の大地の噴水前で待ち合わせしましょう。』
(そんなー!)
『いいんですか!?やったぁ!楽しみにしてますね!』
ユーラさんは嬉しそうに去っていく。
『…ベリアン、いいのかい?』
『ふふ、私は何も気にしてませんよルカスさん。』
『ベリアン、それ砂糖じゃなくて塩だよ?』
ベリアンは同様のあまりこうちゃにしおをいれていた。
『……あ、あはは今ちょうど冷静になりたかったので、塩分が欲しかったんですよ。』
『重症だ…。』
『どーすんだよ、主様があいつのこと好きになったら……。』
『そうですね、困ります。では、明日のデート、バレないように尾行しましょう。』
『おっし、決まりだ!』
こうして、執事達は尾行することに決まった。
麻里衣様担当執事9人と百合菜様様含め、合計10人。
『いや多くない?』
ナイスツッコミラムリ⭐️
次の日――
『お待たせしました。』
『いえ!今来た所です!わぁ…その服可愛いです!』
『そうかしら…ありがとう。では行きましょうか。 』
『はい!』
『主様可愛いですね…。』
『はい、何着ても似合っちゃいますね。』
『いいなぁ…主様とデート…』
『羨ましいっす…っ。』
『みんな落ち着いて…まだ始まったばかりだよ。』
美術館
『ここ、僕のお気に入りの場所なんです。』
『色んな美術品を飾ってるのね。』
『はい、こういうのを見てイメージを沢山沸かしてるんです。僕、将来アクセサリーショップを開くのが夢で…。』
『アクセサリーショップ…いいわね。その夢絶対叶えてね。』
『はい!』
『あ、あっちの絵画凄く綺麗…。』
『空の涙ですね!あれは…。』
『距離が近いね…。』
『あぁ。やはり歳が近いと話しやすいのか?』
『くそ、俺の主様に…っ。』
『貴方の主様ではありませんよ。』
『ふん…。』
『最年長組がしょんぼりしてる…。』
図書館
『あ、この本オススメですよ。』
『これかしら。私もこういう本好きよ。ミステリー系は特に。』
『僕もです!えへへ、僕たち趣味が合いますね!』
『えぇ。そうね。ユーラさんは他にはどんな本を読むの?』
『ユーラでいいですよ!僕の方が年下なので!』
『そ、そう?じゃあ…ユーラは…』
『はい!』
『よ、呼び捨て…!』
『親密度が増してんじゃねーか!』
『いいなぁ…。』
『俺の主様に〜!』
『名前呼び捨てにしただけなのにこの嫉妬か…お姉ちゃんも大変だな…。』
カフェ
『ここ、フルーツタルトが絶品なんですよ!』
『楽しみだわ。』
『あ、来ました!』
『頂きます。ん、ホントだわ。美味しい。』
『ですよね!』
ユーラはケーキを頬張る。
『ふふ、ユーラ。口元にクリームが。』
私はそれを手で取りペロッと舐める。
『!?』執事達
『ま、麻里衣大胆ですね……。』
『……あっ!ご、ごめんなさいね、、妹にやる癖でつい…。』
『私だってしてもらったこと、ないのにー!』
『羨ましいね…。』
『くそ、主様の姉気質が……っ。』
『私も今度口元にあんこをつけましょうか。』
『煩悩が出てるぞ。』
『最年長組落ち着いて…。』
こうして私達は尾行を続け、時間は過ぎて、夕方に。
『そろそろ帰らないと…。』
『……あ、あの!』
『ユーラ?どうしたの?』
『ま、麻里衣さんから見て、僕はまだまだ子供かもしれません。でも…僕、麻里衣さんのことが好きです!』
『……!』
(ついに言った…!)執事一同&百合菜
『私は――』
と、口を開こうとした時だった。
『ん…。』
唇に指を当てられる。
『返事は…いりません。僕の気持ちを…知って欲しかっただけです。それに……麻里衣さんにとって大切な人は……既にいるみたいですし。』
チラッとこちらを見た。
『!?』執事一同&妹
(バレてたのか…?)
『ユーラ……。』
『でも、僕諦めません!いつか必ず…。僕のこと好きにしてみせます!』
僕は麻里衣さんの手のひらにアクセサリーを握らせる。
『今日は、楽しかったです!これは今日のお礼です。では、麻里衣さん。大好き、です///』
チュッと私のほっぺにキスをして去っていく。
『っ!』
『これは宣戦布告です!執事さん達によろしくお願いします!』
『宣戦布告…。これは…ネックレス?』
『男がネックレスを送る理由は一つだけだ。独占欲の表れ、だな。』
『は、ハナマル!?それにみんなも、どうしてここに……。』
『宣戦布告って…俺の主様に大胆なことするっすね…。』
『ユーラさん、主様にとって大切な人は既にいるって……つまり、主様は私達のこと…。』
『……っ。し、知らないわ…///』
私はそっぽを向く。
『お姉ちゃんわかりやすい…』
『ゆ、百合菜…っ。』
『へぇー?』
『そうでしたか…主様は私達のことを大切な人、と…。』
『何よそのニヤケ顔ー!』
『良かったです…主様はしばらく誰のものにもならないんですね。』
『ふん、当たり前だ。我を置いてどこかに行くなど許されない。』
『主様帰ったら俺のデザート食べて下さい!店のより俺の方が美味いですよ!』
『私も、紅茶を淹れて差し上げます!』
『ふふ、では私は主様に料理を作ろうかな。』
『辛くし過ぎないでね…。』
内心安心してる執事だったが、本音はものすごく妬いている。そして、後日主様は問い詰められた。
『で、大学で主様に群がってる雄共は誰だ?』
『いや言っても分からないし…ハナマル達はこっちの世界には行けないし…。』
『大丈夫です。想像の中で制裁を加えます。』
『そっちの方が怖いわ。ユーハン。』
めでたしめでたし……なのか?
コメント
3件
投稿お疲れ様です✨ベリアンくんが砂糖と間違えて塩を入れた時の言い訳が可愛い!😇TO☆U☆TO☆I😇
読み終えました!ユーラくん、思い切った告白ですね…「返事はいらない」って潔さがかっこよかったです。でも何より、執事さん達が全員で尾行してるのには笑いました(笑)ベリアンが塩と砂糖を間違えるシーン、ツボです。最後の「主様は私達のことを大切な人」って解釈に持っていく執事ズのポジティブ変換も好き。番外編なのにキャラの魅力がぎゅっと詰まってて楽しかったです!