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執拗なまでに首筋を這わせる男の唇に、瑠衣は吐息が零れそうになるのを耐えていた。
「……っ」
瑠衣の腰と背中を妖しく撫で回しながらも、尚も瑠衣の白い首筋に唇を彷徨わせる男。
「っ……はぁっ……あぁっ……」
男の蕩けるような触れ方に、鼻に掛かった息遣いと艶声が漏れた瑠衣。
「お前、これだけで感じてるのか? いやらしい女だ」
背中に回っている男の手が、ファスナーのツマミに手を掛け、ゆっくりと下ろしていく。
静けさに覆われた部屋の中に響くファスナーを下げる音に、瑠衣は羞恥心に襲われた。
節くれだった指先がドレスの胸元をくつろげ、華奢な両肩を撫でるように触れると、瑠衣の纏っていたドレスが呆気なく滑り落ち、ダークブラウンのレースのブラとショーツが露わになった。
猛禽類のような鋭い顔立ちと、圧の掛かった言葉遣いとは裏腹に、丁寧な手つきで瑠衣に触れる男を、彼女は意外に感じていた。
それまで、男に対して怖いと思っていたが、繊細な触れ方をしてくる男に、瑠衣の身体から力が抜けていきそうになる。
男は再び瑠衣の腰を引き寄せると、反対の手が背中のブラホックに手を掛け、容易く外しながら色白の首筋を舐め上げた。
「んあぁっ……うぅっ…………んんっ」
瑠衣の首筋に顔を埋めながら、ブラのストラップを指先で摘み、焦らすように外していく。
パサリとブラが床に落ちると、男は唇を首筋からデコルテへと伝わせていき、ツンと勃ち上がった尖端を舌で転がし始めた。
「あんっ…………はうっ……」
「愛音。お前の身体…………相当感度がいいようだな」
器用にブラを取り去った手が背中から脇腹へと辿り、瑠衣の乳房を包み、揉み上げた。