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#恋愛
ばたっちゅ
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重田💋(omoda)
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#孤独
一方、戦場でも波乱が起きていた。
ロストウィルム軍の陣地。
「……なんだ?」
兵士の足元から、突然砂が舞い上がる。
「うわっ!」
ザァッ!!
砂が兵士一人を包み込む。
「なんなんだ、これは……!」
「一体どこから……うわぁー!」
別の兵士にも砂が襲いかかる。
しかし、全員を一斉に攻撃しているわけではない。
一人。
また一人。
まるで狙いを定めるように、砂が兵士たちを次々と襲っていく。
「くそっ! なんだこの砂は!」
「隊列を崩すな!」
「無理だ! どこから来てるのか分からない!」
ロストウィルム軍は対応する間もなく、徐々に押し込まれていく。
そして。
それから、そう時間はかからなかった。
ロストウィルム軍は再び劣勢へと追い込まれていた。
「くっ……!」
その時。
パカラッ……パカラッ……。
戦場の奥から、馬の足音が聞こえてきた。
「……?」
兵士たちが振り返る。
砂煙の向こう。
一筋の光が見えた。
「まさか……!?」
「まだ、そんなに時間も経っていないんだぞ……!」
兵士たちの顔に驚きが浮かぶ。
そして、砂煙を突き抜けて現れた。
先頭を走るのは、一頭の馬。
その背に乗っているのは、白銀の鎧を身にまとった女。
リシア・エルフェルト。
その左後方にドラン。
右後方にセラ。
さらにその後ろには、各隊長たちとその隊員たち。
「白銀騎士団だ……!」
誰かが叫んだ。
「白銀騎士団が来たぞ!!」
一気に戦場がざわめく。
リシアは馬を止めることなく、戦況を見渡した。
「白銀騎士団、合流完了」
通信魔道具へ向けて告げる。
「これより、敵の迎撃を開始します」
『確認完了。迎撃開始、了解』
ユナからの返答。
その直後。
「……来る!」
前方から、大量の砂がリシアたちへ向かって押し寄せてきた。
ザァァァッ!!
リシアは馬上でレイピアを抜く。
「はっ!」
一閃。
ブォンッ!!
レイピアが砂を切り裂く。
迫っていた砂が左右へ弾き飛ばされ、道が開く。
「ドラン! セラ!」
リシアが叫ぶ。
「三番隊は前へ! 守りを固めて!」
「了解!」
ドランが即座に前へ出る。
「二番隊は迎撃しつつ、傷が深い兵を魔法で回復!」
「了解!」
セラもすぐに動き出す。
ドランは盾を構え、負傷兵の前へ立つ。
セラは魔法を展開し、倒れた兵士たちの傷を次々と癒していく。
そしてリシアは、再び前方を見る。
砂の向こう側。
そこには、こちらを見つめるデュラハン軍の姿があった。
あれが……砂《デザート》……」
リシアは目を細める。
「噂には聞いていたが……厄介だな」
その瞬間。
ザァッ!!
砂が再び、関係なくこちらへ向かってくる。
「くっ!」
リシアはレイピアを薙ぎ払った。
「はぁっ!」
砂を斬り裂く。
しかし。
「ぐはぁっ!」
「うわぁっ!」
背後から悲鳴が上がった。
リシアが振り返る。
そこには倒れている兵士。
いや。
「……敵兵?」
先ほどまで砂の中にいたはずの人物が、地面へ転がっている。
リシアの目が見開かれた。
「まさか……」
砂が再び舞い上がる。
その動きを見て、リシアはようやく気づいた。
「特攻か!」
砂そのものだと思っていた。
違う。
「砂の形状になって、向かってきていたのね……!」
敵兵が砂へ紛れ込み、こちらへ接近している。
ただの砂ではない。
人間そのものが、砂に変化しているのだ。
リシアは通信魔道具を握る。
「ユナ! 聞いてた?」
『はい。こちらも確認できました』
ユナの声が即座に返ってくる。
『砂の中に敵兵が紛れていることを確認。全隊に報告します』
「お願い」
リシアはレイピアを構え直す。
「これなら、対処のしようはある」
だが、その直後。
戦場のあちこちで、再び砂が舞い上がった。
一つ。
二つ。
三つ。
「……!」
リシアの表情が変わる。
「待って……」
砂は一か所だけではない。
戦場全体から、次々と立ち上る。
コメント
1件
おお…第44話、戦場の緊迫感がすごかった! 「砂の攻撃」と思ってたのがまさか敵兵そのものだったとは…リシアが気づく瞬間、ゾクッとしたわ。白銀騎士団の連携もかっこよく決まってて、めっちゃ熱い展開🔥 次どうなるか気になって仕方ない!