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第2章書きました!!
他とは違う描写をたくさん取り入れてどんどん完成させて行きます!!
それでは第2章お楽しみください。
2章 オキザリ
私はあれから、特にできることもなくここから出る方法を考えながら旧校舎を散歩する日々を過ごしていた。
いつも通り旧校舎の3階をほっつき歩いていると…
ーーー♪♪♩♩♫ーーーー
「…ん?」
綺麗なピアノの音。でも旧校舎は滅多に人が入らないはず…一体誰が?
「ここは…音楽室か。」
気になった私は入ってみることにした。
…未だに旧校舎のくせに霊力か何かで自動ドアなのは慣れないな…
そんな独り言を心の中で呟きながら音楽室に入ると、そこには走り回りたくなるような後ろに下げられた楽器以外何も無いまっさらな部屋だった。
(じゃあこのピアノの音は一体…)
後ろに下げられた楽器をよく見つめてみると、
そこには、薄く、白く光っている女性がピアノを弾いていた。
緑色のワンピース、雪のように白いビブカラー、簡単に言うと、お花畑にでもいるような美しい人だ。
「あら、こんな所に…どちら様?」
ここにいるのがバレたようだ、とにかくなにか挨拶しないと。
「あ、ごめんなさい!お邪魔しちゃって!私は…」
「確か貴方って、月守さんが言ってた新しい子…確か、シグレちゃん…だったかしら?」
遮るように彼女は私の名前(?)を言う。
「そうです!多分本名は違うんですけど、ここではそう呼ばれるらしいんです」
「本名…ってことは、貴方も元々人間だったのかしら?」
「そうですけど、貴方もってことはもしかして…」
「そう、私も元々人間で、ここの生徒だったの。」
「そういえば言い忘れてたけど、まずはお名前からね。私の名前はノエル。噂では、『零時のピアニスト』って言われているわ。」
ピアニスト、だから旧校舎音楽室に…
「色々分からないことがあるから、教えてもらうこともあるかもしれないけど、よろしく。」
「お役に立てるかは分からないけど、頼ってちょうだいね。」
そう言ってノエルは私の頭を優しく撫でた。
仲良くしてくれそうだ。いい人でよかった。
「早速1つ聞かせてもらいたいんだけど、ここからどうやって出るの?」
「ここから出る方法?そうね、それなら…」
「ぅおーっと!これ以上はダメ〜!」
「うわ!何!?」
月守が話を思いっきり遮るように間に飛び込んで来た。一体どこから…?出てきた方向を見てみると、あれは…鏡?
「あら、月守さん。なにかまずい事でも言っちゃいましたか?」
「ここは相棒の僕が言うことなの!」
「相棒って、そんなのいつ決めたのよ!? 」
「でも、白猫と黒猫って、お似合いですよ。」
「それはいいとして!出る方法とか重要なのは僕がかっこよく言うの!」
「まぁ、重要だそうなので聞いてやりますよ…」
呆れたように言うと、月守はこのように続ける。
「我らが帰れない者たちの願いを叶えて、その子たちの大切なものをありがたく拝借する。全員分くらい揃えたら帰れるかもね?」
「願いを叶えるって?」
「いわゆる何でも屋ってことだよ。まずはその子たちと関わって、生前の未練、大切な人、叶えたい、会いたい、欲しい、そんな願いを叶えるんだ。」
「何でも屋ねぇ…出るためだし、私やるよ。」
「いいね〜その意気だよ!んじゃあまずは〜、」
私と月守、2人揃ってノエルの方を見る。
「えっ、え〜…」
私達とノエルは、音楽室でまるでカウンセリングのように向かい合って、ノエルは椅子に座って、私たち猫組は机に乗っていた。なんか背徳感…
「私の願いかぁ〜…」
「生前の未練とか、なんか残ってるものない!?」
何故かやけにワクワクした様子で月守は問いかける。
「…ずっと弾きたかったピアノがあるの。」
「弾きたかったピアノ?」
「数十年も前、私は大きな大会を控えていたの。それに使われるピアノはとても綺麗で、聴く者皆を魅了させる力があったんですって。そこには私の好きな人も来てて、大会で勝ったら花束を渡そうと思ってたの。」
「素敵だねぇ〜!」
「ノリノリね…」
「でも、私は大会当日に持病が悪化して、そのままピアノを弾くことも、好きな人に花束を渡すことも出来ずに死んでしまったの。未練と言ったらそれが一番強いかしら」
「なるほどね…月守、私たちって地縛霊でしょ?どうすれば…」
「地縛霊って言ってもそんなガチガチに出れない!とかじゃないよ、旧校舎の部屋は帰れない者達が一人一人支配できてる場所の事なんだよ。だから旧校舎から出ること自体はできるけど、旧校舎にいる時よりかは圧倒的に弱いね〜」
「まぁ出れないよりかは圧倒的にいいでしょ。」
「あと1つ、大きな弱点があって、それは『夜か雨のうちしか旧校舎から出られないこと。』旧校舎なら晴れでも朝でも活動できるけど、外に出られるのは夜か雨だけなんだよね〜、」
月守はわざとらしい困ったような仕草で伝える。
「なにかいい事を見落としたりしてない?なんか考えて!」
私が月守に頼むと、月守はなにか思いついたようだ。
「あ、そういえば!今の状況にピッタリの子が前に入ってきたんだ!」
ピッタリの子…一体どんな人なんだ…?
「ピッタリの子って?」
「『境界のキャンバス』名前の通り、美術室を受け持つ子だよ。その子の能力なんだけど、絵の中を通ることができるんだよ。ノエルちゃんの記憶を頼りに、コンクールの会場を描けば、そこに行けるかもしれないよ!」
でも、ノエルは不安そうに言った。
「ただあの子は対話が苦手なのよね、障害を持ってるみたいで、単語を少しずつ喋ることしかできないから、上手くあの子が言うことを理解できるかしら… 」
一応霊だけど、そういう子も全然いるんだ。理解しておかないと…
「まぁまぁまずは話すこと!それじゃあみんなで美術室に行こう!ノエルちゃんの願い叶えるぞ大作戦、いざ決行!」
「そのままじゃん…」
「そのままだね…」
ここで切ります!!結構かかったごめんなさい!新たにノエルちゃんが爆誕しました!でも1人ずつ行くと4章以内に行かないかもしれない…まぁテラノはそんなもんでしょうってことで!これから3章も頑張って書いていくので、気長に待っててください!
最後に!ここまで見てくれてありがとうございました!まさかの1章が200いいねも行ってめっちゃ嬉しいです!ありがとうございます!マジで!これからもたくさん見てくれると嬉しいです!それじゃあまた3章で会いましょう!