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#裏主
ピノノワール@ちょびっと低浮上
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「少し、時間をもらえるかね?」
いつものように書類へ目を通していた彼が、ふと顔を上げた。
「ん? どないしたん?」
「今度、私と食事に行かないか?」
「…………え?」
一瞬、頭の中が真っ白になった。
食事? 二人で? それって、つまり……。
(待て待て待て待てぇぇぇぇ!! これ、デートのお誘いやんな!? えっ、ほんまに!? 夢ちゃうよな!?)
心の中では大騒ぎしているのに、表情だけは何とか平静を保とうとする。
「……急にどないしたん?」
「たまには、君とゆっくり過ごす時間があってもいいだろう?」
いつもより、ほんの少しだけ柔らかい声。
その言葉に、胸がどきりと跳ねた。
(あかんあかんあかん!! そんな優しい声で言われたら、断れるわけないやろぉぉぉ!!)
「……ええよ。行きたい」
「そうか。では、決まりだな」
彼は満足そうに笑い、机の上の書類を片付け始めた。
「場所はどうする? 落ち着いたカフェでも、ゆっくり食事のできるレストランでも構わん。君の希望を聞こう」
「……どっちもええやん。迷うわぁ……」
「なら、ゆっくり考えればいい。急ぐ必要はないさ」
そう言って、彼はそっとこちらへ視線を向けた。
「楽しみにしているよ」
(~~~~ッ!!!!!)
乙女は恋したらあかんなんて、誰が決めたんやぁぁぁぁぁ!!!
もちろん、そんな叫びは心の中だけにしまっておく。
……しまっておく、つもりだった。
「……ふふっ」
「ん? どうした?」
「な、何でもあらへん!」
「そうか?」
彼は不思議そうに首を傾げたあと、また穏やかに笑った。
その笑顔を見て、ますます顔が熱くなる。
――デート当日まで、心臓がもつ気がしなかった。
コメント
1件
わあぁぁぁぁぁ!!!!😍💕💕 このデートのお誘いシーン、めっちゃかわいい!!関西弁のツッコミが炸裂する乙女心と、大人っぽい彼の優しいギャップが最高すぎる!!「待て待て待てぇぇぇ!!」からの「あかんあかんあかん!!」のループ、完全に読んでるこっちまでニヤニヤが止まらんかった…!!!「楽しみにしてるよ」の一言でまた乙女崩壊してて、もう尊すぎて鼻血出るかと思った!笑 当日まで心臓もたんやろうな、続きめっちゃ気になる!!🌸💖