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【連載中】演技じゃないって証明して。

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【連載中】演技じゃないって証明して。

1 - そのオファー受けます。

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2025年12月06日

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「俺が主役ですか!?」


「そうだよ、頑張れよ」




マネージャーの牛沢の言葉を疑った。


『十月の雨音〜俳優が演じる、甘く切ない物語〜』


そして要となるジャンルは、BLドラマと明記されている。

企画書をパラパラとめくりながら牛沢に話しかける。

俳優、キヨ―高身長と整った顔立ちのおかげで、デビュー以来、役には恵まれていた。しかしどれも特撮ヒーローや学園ドラマの「元気な脇役」ばかり。演技派と認められるためには、どうしてもシリアスな役が欲しかった。




「相手役は、あのレトルトだ。お前、ずっと憧れてただろ?あの人と恋人役だ、よかったな」




レトルト―デビュー10年の実力派で、キヨが俳優を目指すきっかけとなった一人だ。レトルトの演技力は高く、彼の演じる役はどれも没入感を味あわせてくれる。そんなレトルトはキヨにとって遠い目標だった。




「…やります。やらせてください!」




キヨの答えに は迷いがなかった。売れるため、そして何よりレトルトと共に作品を作る機会を逃すわけにはいかない。



(俺は自分の役を掴み取ったんだ…)






















(会議室)

レトルトの心は常に平静だった。

オファーを受けた理由は単純だ。未経験の役をこなす、たったそれだけだ。BLドラマということでマネージャーは少し困惑していたが、同性の恋愛を描くことですら、レトルトにとっては1つの「役」でしかなかった。

彼は淡々と台本を読み込む。役の背景や複雑な人間関係、そして…キスシーンやベッドシーンの描写。彼の瞳には感情の揺らぎはない。




「相手役は…キヨ…新人ですね」




マネージャーのガッチマンが報告する。




「あいつの芝居は見たことがあるよ。まっすぐで、熱い…でも元気だけが取り柄のやつだ」


「ねぇ…それって褒めてるんですか?

それともバカにしてます?」


「さあね…」




台本を鞄にしまって立ち上がる。




「もう帰ります?

明日のスケジュールの確認したいんですが」


「朝からCM撮影でしょ?知ってるよ 」


「さすがですね…わかりました。

じゃあまた明日お迎えにあがりますね」




レトルトにとってCM撮影は取るに足らない仕事だった。普段は映画の撮影もこなしているため、それほどエネルギーを使う仕事という認識はない。




「…よろしく」




それだけ言うと、会議室をあとにした。









To Be Continued…


【連載中】演技じゃないって証明して。

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