はい!
12話目、書いていきます!
ごめんなさい、最初の雑談みたいなの最近書かなくなるかもです
では、どうぞ!
「っ…」
見事に抜かれた。
「守れぇぇぇぇぇ!」
2年生が叫ぶ。
私は後ろを振り向く。
もう走り込んで、一人を抜かしていた。
あと川谷先輩と2年生だけだ。
ヒュオン
2年生を抜く。
「っ…!くっそ!」
あとは川谷先輩だけだ。
大河が言う。
「先輩…あなたは抜ける気がしません…でも…」
ダン!
体育館を蹴る音がする。
大河が加速する。
「少しだけ、頑張ってみます」
そう言いながら、呆然とする川谷先輩の真横を通り過ぎていった。
と思った。
抜かれたはずの川谷先輩が大河の前にいる。
「ふっ…」
2人同時に笑みを浮かべる。
そう。川谷先輩は反射速度と足の速さがえげつないのだ。
50m5.8の瞬速が大河の目の前に迫りくる。
だが大河はそれをスラリと避ける。
そのときだ。
「今だよ。エース」
寛太だ。
私達が呆然と見送る中、寛太は全速力ではしっていたのだ。
「いただき!」
ボールを奪う。
「ハっ…」
びっくりする大河。
今日一番にびっくりしていたと思う。
目をまんまるにしている大河を、嘲笑うかのように、寛太は加速する。
そして、お得意のダンクで…
バコン!
シュートを決めた。
ピーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!
GAME SET!
みんなの声が鳴り響く。
だが、その中で私は素直に喜べなかった。
流麗なボール奪い。そして2年を抜き、川谷先輩と互角にやりあえるし、しかも、喋りながらできる大河。
大河のボールを取るためにしたフェイントの川谷先輩。
そしてそれを予測し、走り込み、ボール奪い、ドリブルをし、ダンクシュートを決めた寛太。
私はどの3人にも追いつけない。
作り笑いをする。
(なんで私ってこんなに使い物にならないんだろう。どうして誰も追いつけないんだろう。せめてボールくらい守れてたらなあ)
そう思うたびに、涙があふれる。
(泣いちゃだめだ。ここで泣いたらみんなに心配かけちゃう。)
でも、抑えきれなかった。
グスン
はい!
終わりです!!
ぎり1000文字以内!!
セーフ!
では、次の話で会いましょう!!
ばいば〜い
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