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古流斬
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チタコロ
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第二章 七つ大罪編
第十七話「最初の罪」
旧マフィア本部・地下祭壇。
黒い霧が静かに広がっていた。
古流斬、ケイト、防衛軍の隊員たちは慎重に祭壇へ足を踏み入れる。
そこには七つの玉座。
だが、座っているのは一つだけだった。
残る六つは空席。
⸻
最初に目覚めた悪魔
玉座の男がゆっくりと目を開く。
「……長い眠りだった。」
黒いローブをまとったその男は、不気味な笑みを浮かべる。
「私は七つ大罪が一柱――」
『憤怒(ラース)』
「仲間が目覚めるまで、少し遊んでやろう。」
⸻
初めての威圧
憤怒が一歩踏み出すだけで、祭壇が揺れる。
隊員の一人が思わず後ずさる。
「なんだ、この圧力……!」
古流斬はナイフを構えた。
(マフィアのボスとは違う……。)
(存在そのものが異質だ。)
⸻
ケイトの光
ケイトが前へ出る。
「ここで止める!」
光が一直線に憤怒へ放たれる。
しかし――
憤怒は拳で受け止めた。
「軽い。」
光は霧のように消えた。
ケイトは目を見開く。
「防がれた……!」
⸻
古流斬の曖昧
古流斬はすぐに能力を発動する。
「曖昧。」
姿が消え、憤怒の背後へ回る。
ナイフを振るう。
だが、刃は届かなかった。
憤怒は振り返りもせず、拳を振るう。
古流斬は間一髪でかわしたが、その衝撃だけで壁まで吹き飛ばされた。
「ぐっ!」
⸻
憤怒の笑み
「面白い能力だ。」
憤怒は古流斬を見つめる。
「だが、怒りの前では意味がない。」
その体から赤黒い炎のようなオーラが噴き出す。
「怒れば怒るほど、私は強くなる。」
⸻
一時撤退
防衛軍本部から通信が入る。
「古流斬! ケイト!」
「他の六つの反応も確認!」
「すぐに撤退しろ!」
ケイトは悔しそうに拳を握る。
「今は戦えない……!」
古流斬もうなずく。
「情報が足りない。」
二人は仲間を連れて祭壇を離れる。
⸻
七つの玉座
静かになった祭壇。
憤怒は六つの空席を見渡す。
「起きろ。」
「兄弟たち。」
一つ、また一つと玉座が赤く光り始める。
暗闇の中から、別の笑い声が響いた。
「ようやく……私たちの時代だ。」
七つの大罪が、本格的に動き始める。
――第十七話「最初の罪」 完
コメント
1件
うわ、ついに七つの大罪が動き出しましたね…!「憤怒」一柱だけでもあの圧倒的な強さと存在感、古流斬さんとケイトさんの攻撃が通じないのが怖かったです。「怒れば怒るほど強くなる」って、厄介すぎます…。最後の「仲間たちが目覚める」描写で、これからどうなるんだろうとゾクゾクしました。続きが気になる引きでした!