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ゆんしょ
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絶対辰哉
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数日後。
今日は雑誌の撮影だった。
メンバーを何組かに分けてインタビューや撮影が行われている。
楽屋では、それぞれ好きなように時間を潰していた。
💜side
「うわ、懐かし」
スタッフから渡された昔のライブ写真。
ページをめくるたび、ジュニア時代の自分たちが映っている。
💜「これ照じゃん」
💙「ほんとだ、若っ」
💜「翔太も髪明る」
💙「お前も大概だけどな」
笑いながらページをめくる。
そのまま自然と昔話が始まった。
💜「この頃さ、毎日レッスンだったよね」
💙「帰りコンビニ寄って」
💜「照が毎回プロテイン飲んでてさ」
💙「ふっかが毎回アイス買って怒られて」
二人で笑う。
「その時さ」
そう話そうとした時だった。
💛「……」
楽屋に照が入ってきた。
💜「照!」
手を振る。
照も軽く手を上げた。
でも。
💛「お疲れ」
それだけ。
そのまま阿部の隣へ座ってしまった。
💚「照、これ見た?」
💛「なに」
会話が始まる。
(……あれ?)
照なら絶対こっちへ来ると思っていた。
いつもなら「何見てんの」って隣に座るのに。
今日は違う。
気のせいかもしれない。
でも。
少しだけ寂しかった。
────────
💛side
近付かない。
そう決めた。
このままいつも通り隣にいたら、絶対に隠せなくなる。
だから少しだけ距離を置く。
そう決めた。
……決めたはずだった。
視界の端には深澤がいる。
翔太と笑っている。
写真を見ながら楽しそうに話している。
その笑顔を見るたび、足が勝手に向きそうになる。
(行くな)
心の中で自分を止める。
今までみたいに隣へ座ったら。
また勘違いしてしまう。
「照?」
💚「聞いてる?」
💛「あ、ごめん」
阿部の声で我に返る。
こんなこと初めてだった。
人の話を聞き逃すなんて。
それくらい、深澤しか見えていなかった。
────────
撮影は順調に進んでいた。
最後は二人ずつのペア撮影。
スタッフが組み合わせを読み上げる。
「岩本さんとラウール」
「深澤さんと渡辺さん」
💜「了解でーす」
💙「はいはい」
撮影ブースは隣同士。
カメラマンの指示で距離を近付けたり、肩を組んだり。
💙「近くね?」
💜「仕事仕事」
笑いながら撮影をこなしていく。
その様子は隣のブースからも見えていた。
────────
💛side
「岩本さん、もう少し笑顔で!」
スタッフの声が聞こえる。
💛「はい」
笑う。
笑えているか分からない。
視線だけは何度も隣へ向いてしまう。
深澤が笑っている。
翔太も笑っている。
肩を組んで。
距離が近くて。
分かってる。
仕事だ。
分かってるのに。
胸が締め付けられる。
🤍「照くん」
💛「ん?」
🤍「珍しいね」
💛「何が?」
🤍「さっきから全然こっち見てない」
その一言に、照は思わず苦笑した。
💛「そんな分かる?」
🤍「うん」
少しの沈黙。
そしてラウールは照の耳元で小さく言う。
🤍「……深澤くん?」
一瞬、心臓が止まった。
照は何も言えない。
否定も。
肯定も。
その沈黙だけで、ラウールは全部察してしまった。
コメント
1件
うわっ、第2話……もう胸がギュッてなったよ😢 照くん、自分の気持ち隠すために距離置こうとしてるのに、目が勝手に深澤くんを追っちゃうんだね……「行くな」って自分に言い聞かせるところ、切なすぎる。 ラウールの「深澤くん?」って耳元で言われたシーン、心臓止まるかと思った。察しの良さ怖いけど、見つかっちゃった感がたまらない……続きが気になるよ💔